2011年07月08日

エネルギー問題、東北復興、景気回復を巡る国際金融資本家たちの暗躍

東北震災・福島原発以降の、日本政治や日本経済はどうなるのか?
国際金融資本の対立(ロックフェラーvsロスチャイルド)を前提に考えてみる
●エネルギー問題を巡る国際金融資本の暗躍
福島原発事故以降、日本は原発を推進し続けるのか、脱原発に舵を切るのか大きな岐路に立っている。

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○原発を推進し続けた場合
原発を推進し続けようとする勢力が、地下式原発の議員連盟。地下式原発三木次代からあった構想ではあるが、「311原発事故以降に」事故が起こったときの安全性に注目が集まっている。地下式原発議員連盟のメンバーは、(立ち上げれ日本)平沼赳夫、(自民党)谷垣、安倍、森、(民主党)鳩山、渡部、羽田、(国民新党)亀井。
(※逆に、小沢、菅直人、前原、仙石は、メンバーに入っていない。)
地下式原発議員連盟には、おそらくロスチャイルド系がバックに付いている。よって、原発推進が続くなら、ロスチャイルド系の支配が強まることを意味している。


○脱原発に舵を切った場合
一方で、脱原発に舵を切った場合、廃炉ビジネス(市場)と、自然エネルギー市場が大きく開けることになる。
廃炉ビジネスについては、GE、WH、アレバなどが虎視眈々と狙っている。但し、炉の解体ということになると、原子炉製造メーカーが強くなるため、日本の廃炉ビジネスについてはGE、WHが優勢となるだろう。(GE、WHともロックフェラー系だと言われる)
原子力に代わる自然エネルギーについては、太陽光発電への注目度が一気に上がっている。これは、ソフトバンク孫正義の電田構想(耕作放棄地に太陽光パネルを敷設する計画)に菅政権が乗っかった形となっている。(孫正義はロックフェラー系。通信でのNTT解体、電力業界への参入をアメリカの力を使って進めようとしている様子)
しかし、このウラにもアメリカの影がある。
菅政権が太陽光発電(エネルギー特別措置法案)に必死になり始める直前に、ブライトソース社(全米6位?)という太陽光パネル製造企業の社長がアメリカの次期商務長官に内定した。
ブライトソース社の社長ブライソンは、イェール大学出身(スカル&ボーンズで有名な大学)で、ディズニーやボーイングの取締役を歴任してきた。ロックフェラー系との繋がりが強い。この動きを受けた菅直人は、5月のG8で一千万戸の太陽光パネル設置を突然表明。海江田大臣が驚くという事態も発生した。
加えて、次期総理候補との報道が増えてきた前原は、311直後は「脱原発はポピュリズム(大衆迎合)」と言ってきたにも関わらず、7月に入って突然「脱原発、自然エネルギーへ」と言い始めた。
これらから考えて、ロックフェラー系財閥が、孫正義、菅直人、前原誠司を使って、太陽光発電市場を作り上げ、介入しようとしている可能性が高い。この場合、またしてもエネルギーの根っこを、ロックフェラーに押さえられることになる。
おそらく、次の総理は前原誠司でロックフェラー(米・共和党)とは話がついており、菅直人は前原への道筋をつけるように強要されているのではないか?でないと、あそこまで総理の座に固執する意味が見えない。

☆結局、原発推進(維持)でも、脱原発⇒太陽光発電でも、国際金融資本(ロスチャイルド、ロックフェラー)の支配がより強まる可能性が高いということになる。
★日本が国際金融資本から脱するためには、太陽光発電以外の循環型エネルギーを、独自に開発する必要がある。

●東北復興利権を巡る争い

菅政権は復興担当大臣に松本龍、政務官に(自民党の)浜田和幸を置いた。浜田和幸はCSIS(戦略国際問題研究所)出身で、ロックフェラー系とのパイプを持つ。一方で、アメリカ批判も鋭い。
(※CSISに一時籍をおいたものとして、小泉進次郎がいる)
7月初めの松本復興相の宮城県知事への発言が問題になり、松本大臣は辞任に至った。九州出身の松本家は、代々同和利権を最大の基盤としている。一方の宮城県知事は、松下政経塾出身であった。
宮城復興を野村総研(バックはロスチャイルド系)に丸投げしようとしていた。それと対立したのが、日本の土着的な土木利権を持つ松本復興相だった。
つまり、東北の復興利権に、ロスチャイルドが食い込もうとしていた流れが見えてくる。それにケチをつけた松本復興相をロスチャイルド系が排除した可能性が高い。(いくら発言に問題があったとは言え、全マスコミ一斉に集中攻撃を浴びせたあの報道は、ウラに何かがないと説明できない)
つまり、東北復興利権を、ロスチャイルド系の外資が虎視眈々と狙っていることになる


●日本経済の建て直しを巡る争い

東北地方は、農業の中心地であるだけでなく、日本の製造業の中心地の一つでもあった。ゆえに、東北地方の甚大な被害は、日本の食糧自給や製造業に、直接的なダメージを与えた。
そこでTPP推進論議が再び登場することになる。しかし、「TPP問題の真実~賛成or反対?? 対立構造は目眩ましに過ぎない」にもあるように、TPPを切望しているのは、日本ではなくアメリカの方である。アメリカにとっては、金融サービスや法律サービスに関する貿易障壁が、日本との間でなくなることの意味は大きい。日本の食糧自給率や輸出促進など、口実に過ぎない。
先日、アーミテージ(元国務副長官)とマイケル・グリーン(CSIS日本部長)、アフラック会長(米商工会議所会長、郵政民営化推進派の中心人物)が来日(全てロックフェラー系か)。若手政治家や経団連、財務官僚との会合を持った。
彼らの狙いは
①TPP推進の足固め 
②中国を封じ込めるために在日米軍基地の保証を取り付けた 
③増税要請(直後に消費税10%が決定)
などが考えられる。
これらは、「ロックフェラーが日本の再占領に乗り出した」ことを意味する。

☆政治的能力がほとんど無くなってしまった日本の政治家・官僚に代わって、アメリカ(ロックフェラー系)が直接指示を出す政治に変わりつつある。
☆一方のロスチャイルドは、東北復興利権を足掛かりに、食い込もうとしている。
★いずれにせよ、国際金融資本家に食い尽くされる基盤が整ってしまったことになる。

●どうする?
実は、これらの構造には重要な分岐点がある。つまり
①日本独自で新エネルギー戦略が立てられていない
②日本発の東北復興のアイデアが結実していない
③景気を上昇させるアイデアが日本から出てきていない
特に、新エネルギー戦略に関しては、
自然の摂理に則った循環型エネルギー
国際金融資本の影響力が及ばないエネルギーシステム

を開発し、発展させる必要がある。
このためには、地域単位でエネルギーを生産し消費する仕組みが必要となるだろう。地域単位でのエネルギー生産ならば、現在のような大規模な発電所は不要だし、何より原発のようなモンスターが生み出される余地がなくなるからだ。
また、この地域単位のエネルギーシステムを、住民出資の下で行えば、銀行の融資を受けなくても、実現することが可能になる。これは、金貸し(金融資本)支配の影響から脱したエネルギーシステムを、私たちが手に入れることになる。

国際金融資本に支配され食い尽くされる構造から脱却するカギは、共同体を再生していくこと。

(ないとう) @takunaito

List    投稿者 tnaito | 2011-07-08 | Posted in 02.アメリカに食い尽される日本3 Comments » 

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コメント3件

 通りがけ | 2012.05.31 5:22

西欧と対称的な古代日本で実現された理想の哲学と経済学の一致を聖徳太子が詩で著している。
>>http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Desert/8918/iyoyuokahibun.html
「伊予湯岡碑文の考察」(kitunoの空HPさま)から抜粋転載
『釈日本紀』が引用した古書「伊予風土記」逸文
「法興六年十月 歳在丙辰 我法王大王与慧慈法師及葛城臣 道遙夷予村正観神井 歎世妙験 欲叙意 聊作碑文一首  惟夫 日月照於上而不私 神井出於下無不給 万機所以妙応 百姓所以潜扇 若乃照給無偏私 何異干(天の誤りか)寿国 随華台而開合 沐神井而?(癒)疹 ?(言巨)舛于落花池而化弱 窺望山岳之巌?(愕) 反冀子平之能往 椿樹相?(蔭)而穹窿実想五百之張蓋臨朝啼鳥而戯?(峠の山が口) 何暁乱音之聒耳 丹花巻葉而映照 玉菓弥葩以垂井 経過其下 可以優遊 豈悟洪灌霄霄庭 意与才拙実慚七歩 後之君子 幸無蚩咲也」(「法隆寺ハンドブック」より)
「?」の部分は、ワードでは変換できているのに、HPビルダーでは読みとれず、変換できない文字です。()内に現代文字または無理矢理原文に近い字を作成してみました。
その点、ご了承下さい。
この文章は、非常に難解で、専門家によって読み下しの仕方が違っているようです。
現代語訳も様々あるので、その中で梅原猛氏が著書「聖徳太子」の中の現代語訳を引用させてもらいます。
梅原氏は福永光司氏の読み下し文に従って現代語訳されています。
「法興6年10月 我が法王大王が慧慈法師及び葛城臣とともに、伊予の村に遊んで、温泉を見て、その妙験に感嘆して碑文を作った。 思うに、日月は上にあって、すべてのものを平等に照らして私事をしない。神の温泉は下から出でて、誰にも公平に恩恵を与える。全ての政事(まつりごと)は、このように自然に適応して行われ、すべての人民は、その自然に従って。ひそかに動いているのである。 かの太陽が、すべてのものを平等に照らして、偏ったところがないのは、天寿国が蓮の台に従って、開いたり閉じたりするようなものである。神の温泉に湯浴みして、病をいやすのは、ちょうど極楽浄土の蓮の花の池に落ちて、弱い人間を仏に化するようなものである。険しくそそりたった山岳を望み見て、振り返って自分もまた、五山に登って姿をくらましたかの張子平のように、登っていきたいと思う。椿の木はおおいかさなって、丸い大空のような形をしている。ちょうど『法華経』にある5百の羅漢が、5百の衣傘をさしているように思われる。朝に、鳥がしきりに戯れ鳴いているが、その声は、ただ耳にかまびすしく、一つ一つの声を聞き分けることはできない。赤い椿の花は、葉をまいて太陽の光に美しく照り映え、玉のような椿の実は、花びらをおおって、温泉の中にたれさがっている。この椿の下を通って、ゆったりと遊びたい。どうして天の川の天の庭の心を知ることができようか。私の詩才はとぼしくて、魏の曹植のように、7歩歩く間に詩をつくることができないのを恥としている。後に出た学識人よ、どうかあざわらわないでほしい」(『聖徳太子』梅原猛・著。集英社)転載終わり

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