2011年04月05日

地震も気候変動も、地球内部の熱的変動によって起こる?

2011年03月30日「プレートテクトニクス理論は、もっともらしいウソではないか?」で紹介した『心安らかなる日々』ブログ主(釈愚さん)は、地震の発生メカニズムと地球の気候変動を統合的に解明しようとされています。
まず、その課題意識を紹介します。
「東北地方太平洋沖地震の発生機構 再考(1)-地球内部の熱的変動と気温との関係において」から引用します。

とりあえず、中小地震については2~3日前ぐらいにほぼ95%近い精度で、そして大規模地震については1ヶ月前ぐらいにほぼ、70%程度の確率で予測できそうなところまでは到達した。しかし、地震予測の現実問題として、中小地震については2~3日前でも十分だが、大規模地震で1ヶ月でかつ70%というのは十分な数値ではない。世界中の気候を分析することによって70%の確率を95%近い確率で予測できることは可能になる。しかし、どうしても1ヶ月より以前に予測することは困難である。そのためには、さらなる知識が必要になってくる。その知識とは地球の内部に関する知識であり、現在のところは推測によって想像するしかないというなんとも頼りのない話である。
しかし、以前にも書いたように、これについては、地表からあるいは気象から逆問題として推定することは可能である。10年ぐらいの気温変化を地球の内部の状況と対応させて、これと矛盾することなく説明できるようになれば、5年以前には警戒警報を出すことができるようになり、3年前にはほぼどこでどの規模の地震がいつごろ生じるということを言い当てることができるようになるだろう。

確かに、地球の内部構造については正確なことは、ほとんどわかっていないのが現状です。だから、地震の発生メカニズムが解明できず、地震予測もできないのだと考えるべきでしょう。
従って、まず地球の内部構造の仮説を構築することが先決で、その叩き台として『心安らかなる日々』の釈愚さんの説を紹介します。
いつも応援ありがとうございます。

(さらに…)

  投稿者 staff | 2011-04-05 | Posted in 10.日本の時事問題2 Comments »