2011年04月16日
「日本人は何を学ぶべきか?~近代社会の騙しの構造」 第12話:騙しの破綻
地震や津波による死者・行方不明者は2万8千人。未だ続く余震に不安は消えない。福島第一原発は大量の放射性物質を漏出し、事態の収束は見えてこない。
東日本大震災から1カ月が経過した今、多くの人が感じていることにちがいない。
一つは、特権階級への失望感。いざという時に官僚や政治家は役に立たない、学者やマスコミは信用できない。もう特権階級には任せておけないということだ。
そしてもう一つは、「本気で何とかしたい」と思う人たちが集結し、総力で立ち向かえば、困難な状況も乗り越えられるということだ。
この震災は、私たちにとって歴史的な転換点になるだろう。