2011年04月25日

4/17なんでや劇場(5)マントル内部で電子レンジ状態⇒熱の通り道ができる

●次に、マントルの構造はどうなっているのか?
○資料:【図2】マントルトモグラフィ(深度レベルごとの平面図)
マントルトモグラフィの青い部分は固まっている部分、赤い部分は溶けている部分を示す。
○資料:「角田史雄『地震の癖』要点」【図6】「マントルのアリの巣状温度構造」
この図の、灰色は冷たい固体部分、白色~黄色は固体ではあるが熱が高く柔らかい部分、赤色は溶けてマグマ化している部分を示す。
厚さ3000kmのマントルは冷たく硬い所や熱く柔らかい所が複雑に入り組んで、アリの巣のような状態になっている。その大部分は固体であるが、おそらくは10%程度が溶けていると考えられる。
ここで最大の問題は、表面に近い、深さ100~200kmの所が一番熱く、溶けていることである。「マントルは内部ほど熱い」という、これまでの常識とは正反対である。
それは何故か?
ある場所が電子レンジ状態になると、溶けたマグマが電磁波を出し、熱の移送ルートの次の場所を玉突き的に温めてゆくと考えられる。こうして、熱が移送していくのが、マグマ化説(熱移送説)の仕組みである。
ind081104.gif
【電子レンジの仕組み】「電気と磁気の館」より画像をお借りしました
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  投稿者 tabtab | 2011-04-25 | Posted in 10.日本の時事問題4 Comments » 

4/17なんでや劇場(4) 地球内部は巨大な天然原子炉

●では、地震はどうして起きるのか?
 次のような段階を踏んで追求してゆく。
①まず、地球の内部にある核(内核・外核)はどうなっているのか?
②その回りのマントルがどうなっているのか?
マントルは3000kmの厚さがあるが、地表から100~200kmが一番溶けているのは何故か?そこが問題の焦点となる。
③マントルを下から上へ、さらには横へと通じる熱の道は、どのようにして出来てきたのか?
④その上で、プレートそのものや日本列島やヒマラヤはどのようにしてできたのか?
⑤最後に、地球の地表面~100kmはどうなっているのか?

      
        fig4.png
(この画像はこちらからお借りしました)
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  投稿者 hoop200 | 2011-04-25 | Posted in 10.日本の時事問題8 Comments »