2011年04月24日
4/17なんでや劇場(3) プレート説では説明できない事象②
※写真【マグマ溜まりから火口へ伸びる溶岩チューブ】はこちらからお借りしました。
4月17日の「なんでや劇場」のレポート(3)です。
「プレート説では説明できない事象②」
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4/17なんでや劇場(2) プレート説では説明できない事象①
●まず、プレート説では説明できない事象を箇条書きに挙げる。
【1】プレート説では説明できない地震
2008年に地震が起こった中国四川省は、太平洋プレートから2500kmも離れている。四川省地震をプレート説でどう説明するのか? 太平洋プレートにはるかに近い日本でなぜ地震が起きなかったのか? それ以外にも、プレート説で説明できない内陸部の地震は無数にある。
【2】日本海溝の断面形状はプレート説と違う
プレートの典型事例は、日本海溝~マリアナ海溝で見ることができるが、その断面写真は教科書のプレート解説図とは全く違う。斜め35度どころか、深さ10kmの断崖絶壁になっている。これは(後述するように)5億年前に太平洋プレートが折れて沈み込んでいった時の断面がそのまま残っているとしか考えられない。
もし、太平洋プレートが沈み込んでいるのだとしたら、5億年間に亙ってプレート同士が削られてできた岩石の堆積物が海溝に積もって海溝はなだらかになるはずであるが、実際は断崖絶壁である。これはプレートは沈み込んでいないという証であり、ということは太平洋プレートもユーラシアプレートもほとんど動いていないということに他ならない。
GPSによってプレートが動いていることが観測されているという反論がある。
(後述するように)太平洋プレートは、その下の熱く柔らかい岩石層の上に乗っている、冷たい岩盤(言わば、硬い蓋)である。言わば、温かいスポンジ状の土台に乗っている硬く冷たい蓋が太平洋プレートなのだから、ズレたり回転したり動くのは当然である。しかし、資料「■角田史雄『地震の癖』要点」「図9 古太平洋をつくったバイカル変動」にあるように、その蓋(太平洋)の両側は、冷たく重い岩塊が取り囲んでいるので、わずかしか動けないはずである。
GPSの観測データでは年5cm動いているという話だが、問題は数億年の単位で移動しているかどうかなのであって、移動を裏付けるには最低1000年間くらいの運動データがなければ話にならない
この画像は
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4/17なんでや劇場(1) プレート説とはどんな説か?
画像は ここ からお借りしました。
3・11東北地方太平洋沖地震から1ヶ月以上経ってもM7.4の余震が続いています。
少しは落ち着いてきたような感じがしますが、まだまだ予断を許さないような状況が続いています。
4/17のなんでや劇場の冒頭で、
今回の地震の特異点があげられました。
①M8クラスの地震が3連発で起こった。
②太平洋にある震源地の地盤が東に24m動き、しかも3m隆起した。
③海岸線の地盤が1m以上沈下した(平安時代の巨大地震でも地盤が沈んだ報告はない)。
②、③は初耳で今回の規模の大きさ以上に特異性を改めて認識しました。
そして、
「地震を解明するには、地球の仕組みや地盤の状態をイメージすることが生命線であり、学者にはそれが欠落している。だから、予知もできず「想定外」という話になってしまう。」と話は、続けられました。
まずは、地震の発生メカニズムとして、一般に定説とされている(教科書でも習った)プレートテクトニクス説(以降、プレート説)を改めてみていきましょう。
4/17に開催された“なんでや劇場”と次の日に臨時で開催された“るいクループの劇場会議”を元に“るいネット”に投稿されているレポートを紹介していきます。
4/17なんでや劇場(1) プレート説とはどんな説か? を紹介します。
4月17日、18日に行われたなんでや劇場および類グループ劇場会議の要約です。
1.まず、地震学の世界で常識化しているプレート説とはどんな説で、何がおかしいのか?その整理を行う。
2.その上で、地球の構造はどうなっているのか? それによって一般的地震理論が成立する。
3.その上で、今回の地震の特異性の構造を明らかにする。
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