アメリカによって戦後植えつけられた教育は、奴隷の個人主義ではないか?
7月9日の記事「アメリカと日教組の奇怪な野合の産物=ゆとり教育」には頷けるものがある。
しかし、日本の学校教育とアメリカとの関係については、戦後までさかのぼる必要がある。戦後の日本の教育制度はアメリカが作り上げたものであり、そこに日本国民の洗脳の仕掛けがあるはずである。アメリカによる世論支配において、マスコミと並ぶ柱が学校教育なのではないか。
以下、ベンジャミン・フルフォード著『暴かれた「闇の支配者」の正体』(扶桑社)からの引用。
なぜ日本人はアメリカから離れて独自の道を歩むことができないのか。その大きな原因が、まさに今、社会問題になっている”教育”にある。教育基本法をはじめとする戦後日本の教育プログラムは、アメリカが作り、日本に押しつけたものである。日本人はそれを当たり前のもののように受け止めているが、私のような外国人に言わせると”洗脳プログラム”以外の何物でもない。いや、外国人だからこそ、日本人には見えないアメリカの真の思惑がハッキリ見える。
アメリカの教育プログラムは戦後一貫した意図を持っている。日本をアメリカの”奴隷”にし続けておくことである。冷戦期は”反共の砦”として活用するため、今は個人資産1500兆という世界史上誰も手にしたことのない大金を貢がせるためだ。文句は一切言わせず、むしろ喜んで、進んで貢ぐようにする。
かつて日本の教育改革を担当したGHQの役人は、こう豪語したそうだ。
「日本の教育を変えて、今後は天才が出ないようにします」
戦後、彼らが押しつけてきた教育プログラムの要点は、次のようなものである。
第一に、白人に対する徹底的な劣等感を植え付けること。
第二に、アメリカは素晴らしい国だと信じ込ませること。
第三に、自分独自の意見を作らせないこと。
第四に、討論や議論を学ばないこと。
第五に、受身のパーソナリティを作ること。
第六に、一生懸命勤勉に仕事させること。
第七に、目立つ人の足を引っ張ること。
これらは、イギリスの植民地だったインドで実践された教育方針そのままだ。要するに、上からの命令に疑問を持たず、与えられた課題だけ勤勉にこなす”しもべ”を作る教育である。
日本人は、明治以来優れた教育システムを自前で作り上げてきた。実は、世界に通用する日本人は戦前のほうがずっと多い。北里柴三郎、志賀潔、野口英世など、天才と呼ぶにふさわしい個性的な日本人が世界中で活躍していた。戦後の日本人からそういう天才がでなくなり、カネにしか興味のない「エコノミック・アニマル」などと呼ばれるのは、自前の優れた教育システムを捨ててアメリカが押しつけた奴隷教育を採用したからにほかならない。
今日、多くの日本人がアメリカからの露骨な内政干渉をまったく疑問に思わないのも、この教育の成果だ。要するに、ずっと植民地なのである。表面上は独立したけれども、本質的にはまだ占領されているのだ。
(引用終わり)
ベンジャミン・フルフォード氏は、外国人だからこそわかる点を指摘してくれている。一方、外国人ゆえに見えない部分もあるように思う。
アメリカが戦後日本に植えつけた洗脳の最たるものは、個人主義教育なのではないか。
戦前の日本の教育思想は「集団第一」「国家第一」であった。幕末から戦前にかけて強い外圧にさらされた日本において「社会をどうする?」と真剣に考え続けたからこそ、「個性的な天才」が輩出した。ところが敗戦・占領を契機に、日本の教育は集団主義から個人主義へと転換させられる。個人主義は、あらゆる社会的圧力・集団的圧力を排除する。それでも、貧困の圧力が残っていた時代はそれなりに思考は働いていたが、1970年貧困が消滅し生存圧力が衰弱すると思考が停止してしまった。
7月11日の記事「共認支配 プロパガンダの手法」に紹介されているように、大衆をいかに洗脳するか、その研究が一番進んでいるのがアメリカである。日本の戦後の教育制度も、その大衆洗脳プログラムを適用したものなのではないか。個人主義という点において、日米の教育制度に違いはない。実際、「ゆとり教育」をはじめとする日本の教育制度はアメリカから輸入したものである。
違いがあるとしたらただ一つ。アメリカが侵略国→支配者の個人主義であるのに対して、日本が植えつけられたのは、敗戦国→奴隷の個人主義という違いなのではないだろうか。
(本郷)
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コメント2件
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