2007年07月14日

欧州憲法は骨抜きにされたのではないだろうか?

>欧州憲法(おうしゅうけんぽう)は、それまでの欧州連合 (EU) 及び欧州共同体 (EC)、欧州経済共同体 (EEC)、欧州石炭鉄鋼共同体 (ECSC) の下で締結、批准された50以上の条約、議定書、付属文書に代わり、これらの条約の理念およびその効力を憲法という形にまとめたもので、EU加盟国の統一した意思決定のための条約である。(ウィキペディア 欧州憲法より)

EU加盟国間での法体制を統一、強化する事で、国家間に於けるEUの存在をより強固な物にしようとした欧州憲法だったが、失業率の増加を引き起こす等の懸念から、2005年にフランス、オランダで否決された。全加盟国が批准するという条件の為、条約は凍結されたままであったが、憲法の内容を修正、簡素化する事で「改革条約」という名称に変更され合意に達したらしい。修正内容は、欧州の「国家」としての枠組みとなるような物を抑制するような物が多く、当初の目的からは後退したと思われる物となっている。しかし、本来の意思を反映しない形にまでして、条約を通す必要があるのだろうか?

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  投稿者 mtr919 | 2007-07-14 | Posted in 09.国際政治情勢の分析3 Comments »