2009年04月30日

ネットコミュニティの可能性④ ~ネットで協働関係は構築できるのか~

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↑写真は「備中県民局ホームページ」さんからお借りしました↑
こんにちわ
ネットコミュニティの可能性シリーズ 第④段です!
これまでの投稿①~③での論点は以下です。
①人々の意識潮流:認識(答え)が欲しいと潜在的に感じている人が増えてきている。
②コミュニティサイトの構造:そこで認識(答え)が得れない理由。
③協働関係の必要性:協働とは何か?なぜ必要なのか?
今回の④では、『協働関係の可能性: ネットで協働関係を構築していけるのか?』を視点に書いていきたいと思います!
それでは、本題に入る前に前回までの内容を振り返ってみたいと思います。
最近多くの人に認識欠乏が生起しています。そういった層のほとんどがQ&Aサイトやブログ・SNSといったコミュニティサイトを利用します。が、実は人々が日常当たり前のように利用するこれらのサイトは広告料で運営しているため、気づかぬうちに「市場原理の罠に絡み取られている」のです。サイト運営側はスポンサーの広告費が収入となります。スポンサーからより多くの広告費を得るためには、ユーザーの獲得が第一義課題となるのは必然です。
だから、「いかに入り易くするか」が目的となるため、「無料」の利用システムになるのです
実際、Q&Aサイトでは、誰でも気軽に質問できるような工夫が多々なされています。誰でもなんでもという雰囲気作りに注力し、入口を入り易くすることで多数のユーザーを獲得します。そして、質問者は中でも一番納得のいく回答を選んだらそのレスは終了するというシステムなので、一人のユーザーに時間をかけることはしません。だから、そこから先へ議論が発展することもありません。答えを与えるのが目的ではなく、たくさんの人に見てもらう事が目的なのです。
このような「市場にのっかるサイト」に共通していえることは、そこに答えを求めても構造上事実を追求する場ではないのでスッキリする認識は得れない!ということです
市場原理上のサイト(場)で答えを求めて彷徨う人々も、そろそろ一人で答え探索をすることに限界を感じているでしょう。やはり答えは、皆で作っていくもの。一緒に事実を追求できる協働関係の構築に収束していく必要があります。
いつも応援ありがとうございます!!

(さらに…)

  投稿者 kuwamura | 2009-04-30 | Posted in 11.世論形成の場、ネットの可能性4 Comments »