2009年03月05日

いま、Q&Aがのびている!

最近、人々の間ではQ&Aサイトの利用者が急増しているみたいです。
2008年3月時点
Yahoo!知恵袋の利用者数:1年前は465万人 → 現在1261万人
教えて!gooの利用者数:1年前は505万人 → 現在781万人
1年間で5割から2.7倍という伸びを示しています。
内訳は下のグラフの通りです。
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                                             (IT+PLUSから引用)
趣味・商品について・健康系などのカテゴリが人気なのがわかります。
お隣さんや地域の友達との間で情報交換できるんじゃないかなぁ、とも思いますが・・・
では、なぜこんなにも人々はQ&Aサイトに収束するのでしょう。
ちょっと考えてみました

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■知識を得るために
一昔前は村等の集団があり、地域単位でみんなが課題を共有するということが可能でした。例えば、昔は出産や子育てに関する知識は集団内にあり、一個人の課題はみんなの課題として捉えて一致団結していました。隣の奥さんなら知っているかも!と。
集団が解体された現代社会では地域単位での繋がりもどんどん希薄になってきており、きっと個人の知識だけでは賄えない課題も増えてきているのでしょう。
さらに、社会がガタガタになっている今、みんなどこに向かえばよいのかが解らない状況が続いています。いわゆる収束不全の状態ですね。
そういったこともあって、現実の世界だけでなく、もっと広いネットの世界で答えを見つけようとしているのかもしれませんね。
■モノを選ぶために
さっきのグラフから、「商品の購入」に人々の関心が集まっていると読み取れました。
それはなぜでしょうか。
要因として、「貧困が消滅」し「私権(身分・お金・地位)が衰弱」したことが大きく関係しているのではないかと思います。これはモノを買いたいという物欲も低下することにつながります。つまり、モノを購入する際に本当にこれは必要なものかどうか、を選ぶようになったのではないでしょうか。「キャッチフレーズにこう書いているけど、本当のところはどうなの?」という疑問を広い対象(ネット)に求めていると考えられるのではないでしょうか。
■しかし・・・なぜこんなにも答えたいのだろう。
答えを求める側の意識としては、「集団の解体」「私権の衰弱」が大きく起因することがわかりました。では、なぜ人々は「答える」のでしょうか。
そこで、このQ&Aサイトの「評価システム」に着目してみました。
質問に答え、その質問者がどの答えが一番かを選択します。選ばれた回答者には、ポイント(報酬)が支払われます。また、ベストアンサー賞(一部のサイト)等の名誉がもらえたりします。その蓄積が、回答者の活力を生気させていると考えられます。
つまり、「評価がある」ことが答える人のモチベーションになっているのではないでしょうか。まさに「期待=応合」の関係をシステムに取り入れ、上手く構築しているサイトだといえそうです。
(参考サイト:IT+PLUS)

List    投稿者 kuwamura | 2009-03-05 | Posted in 11.世論形成の場、ネットの可能性8 Comments » 

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コメント8件

 ハリマ | 2009.06.23 19:31

やはり生産コストだけを見れば、中国の方が有利みたいですね。しかし中国が、外貨準備高がダントツのトップであるのを見ても分かるように、元高になるのを強引に押さえている。だから何時元高になるか分からないので、もう少し長いスパンで見たほうがいいでしょうね。長いスパンで見ると中国に投資するのは最悪、ベトナムはいいと思います。
食糧、資源に関して、日本との補完はどうなんでしょう?

 せい☆ | 2009.06.25 21:11

ベトナムで民間セクター企業家が育つには何が必要ですか?

 セコグチ | 2009.06.25 21:25

中国に進出している他の国も、リスクヘッジという面では日本と同じように考えると思うのですが、どのように動いているのか気になりました。
やはり同様にベトナム、もしくは中国内に新たに拠点を…と考えるのでしょうか?それとも別の要因から違った動きをしているのでしょうか?

 ブランチュー | 2009.06.25 21:31

『日本企業の中国への進出が一段落したうえ、政治動向によって経済政策が急変する可能性のある中国へのリスク管理の一環として、他国にもう1つ工場を確保する動きのこと。顕著になってきており、その“プラスワン”の進出先として有力なのがベトナムです。』
日本企業を主体としたベトナムの見方だったんですね。
中国の属国になったのかと思いました。
同じ社会主義国ですし。
ベトナムの人柄は、誰に聞いてもいい国だとの反応が返ってきます。
また、アオザイは最高ですよね~。なんというか開放的です。

 スパルタマン | 2009.06.25 21:35

市場原理でベトナムを捉えたら、低賃金な労働力を持つ国と認識することになります。この場合、何らかの理由で賃金が高騰したら、ベトナムをマイナス視するようになるでしょう。
この記事を通じて、市場原理に立脚して捉えること自体が問題なのだと感じさせられました。元々は、国際関係面で脱米世界同盟の構築が目的であるのだから、そのために「日本とベトナムが協力して何を実現できるか?」という課題の共有が必要不可欠なのだと思います。
また、共に課題を実現するためには、「あの国となら共に活動したい」と思える親近感も必要です。ですから、センチメントな感覚を覚えるベトナムは、パートナーになる資質があるのだと思います。
この2点を解決できれば、日本とベトナムの強力な信認関係を構築できると感じました。

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