最近、人々の間ではQ&Aサイトの利用者が急増しているみたいです。
2008年3月時点
Yahoo!知恵袋の利用者数:1年前は465万人 → 現在1261万人
教えて!gooの利用者数:1年前は505万人 → 現在781万人
1年間で5割から2.7倍という伸びを示しています。
内訳は下のグラフの通りです。

(IT+PLUSから引用)
趣味・商品について・健康系などのカテゴリが人気なのがわかります。
お隣さんや地域の友達との間で情報交換できるんじゃないかなぁ、とも思いますが・・・
では、なぜこんなにも人々はQ&Aサイトに収束するのでしょう。
ちょっと考えてみました
■知識を得るために
一昔前は村等の集団があり、地域単位でみんなが課題を共有するということが可能でした。例えば、昔は出産や子育てに関する知識は集団内にあり、一個人の課題はみんなの課題として捉えて一致団結していました。隣の奥さんなら知っているかも!と。
集団が解体された現代社会では地域単位での繋がりもどんどん希薄になってきており、きっと個人の知識だけでは賄えない課題も増えてきているのでしょう。
さらに、社会がガタガタになっている今、みんなどこに向かえばよいのかが解らない状況が続いています。いわゆる収束不全の状態ですね。
そういったこともあって、現実の世界だけでなく、もっと広いネットの世界で答えを見つけようとしているのかもしれませんね。
■モノを選ぶために
さっきのグラフから、「商品の購入」に人々の関心が集まっていると読み取れました。
それはなぜでしょうか。
要因として、「貧困が消滅」し「私権(身分・お金・地位)が衰弱」したことが大きく関係しているのではないかと思います。これはモノを買いたいという物欲も低下することにつながります。つまり、モノを購入する際に本当にこれは必要なものかどうか、を選ぶようになったのではないでしょうか。「キャッチフレーズにこう書いているけど、本当のところはどうなの?」という疑問を広い対象(ネット)に求めていると考えられるのではないでしょうか。
■しかし・・・なぜこんなにも答えたいのだろう。
答えを求める側の意識としては、「集団の解体」「私権の衰弱」が大きく起因することがわかりました。では、なぜ人々は「答える」のでしょうか。
そこで、このQ&Aサイトの「評価システム」に着目してみました。
質問に答え、その質問者がどの答えが一番かを選択します。選ばれた回答者には、ポイント(報酬)が支払われます。また、ベストアンサー賞(一部のサイト)等の名誉がもらえたりします。その蓄積が、回答者の活力を生気させていると考えられます。
つまり、「評価がある」ことが答える人のモチベーションになっているのではないでしょうか。まさに「期待=応合」の関係をシステムに取り入れ、上手く構築しているサイトだといえそうです。
(参考サイト:IT+PLUS [1])