あじさい(紫陽花)革命に可能性はあるのか?(7) ~金貸し支配を覆す基盤を探る~
官邸を囲むデモは定例化し、全国各地に拡がりはじめているようですね。大マスコミはあまり採り上げませんが、いまだに継続・拡大しているようです。
一方、衆院選が近づき、政界やマスコミの動きもあわただしくなってきていますね。
最近の日中、日韓関係の騒動も、これからの政治の季節を睨んだ仕掛けとも言えそうです。
さて、あじさい革命の可能性を探るシリーズは、今回で終了します。
まとめの意味を込めて、広く世界の状況を捉え直し、これから向かうべき方向を探り、あじさい革命の可能性を検証してみたいと思います。
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それでは、「3月11日なんでや劇場」で扱われた内容を見ていきましょう。
●最近まで誰一人として民主主義をはじめとする市場社会の騙しに気づかなかった。ところがこの10年のあいだに、それ全体が騙しであることが明らかになってきた。近代の金貸し支配300年の中で画期的なことであるが、何故、騙しであることが見えてきたのか?直接の原因は、金貸しによる政治家・官僚・マスコミ支配が露骨になったからである。
’85年までは、金貸しは政治家・官僚・マスコミを支配する体制をほぼ確立していたが、100%完全に支配できていた訳ではない。ケネディーや田中角栄など思い通りにならない政治家が残っていて、金貸しに不都合なことをやれば、その都度、暗殺・失脚させてきたわけだが、’00年以降は100%完全支配する必要に迫られた。それは、市場の縮小と金貸し同士の足の引っ張り合いによって、金貸し自身が追い詰められているからである。
’70年貧困の消滅によって市場が縮小し始め、世界中でバブルを作り出して延命を図ったが、その結果が金融危機で今や金貸しはニッチもサッチもいかない所まで追い詰められている。生き延びるためには、日本の大衆からお金を搾り取るしかないのである。
そのために、統合階級を100%支配する体制をつくってきた。そして、消費税増税・TPPを力任せに進めようとしている。
それだけでなく、人工地震で東日本大震災を引き起こし、小型核爆弾で福島原発を爆発させたとまで噂されている。
金貸し同士が足の引っ張り合いをしている中で、そんなことをやればやるほど、騙しの構造が誰の目にも明らかになってゆく。その一方で、彼らは追い詰められているが故に、何を仕出かすかわからない危険性もある。
一方で、陰謀論者の間では、金貸しがNWO(ニューワールドオーダー)、つまり、世界中の大衆を100%奴隷化して支配する計画が進行中であるという話があるが、金貸しはロシアも中国もインドもイランも完全には支配できてない。こんな体たらくなのだから、金貸しによる全世界支配が進行中という話がハッタリであることは明らかだろう。
せいぜいが欧米と日本を支配するのが関の山である。
EUもロスチャイルドが世界を支配するための長大な構想に基づくものではなく、米ロックフェラーを追い詰めるための対抗戦略にすぎない。
●このようにNWO自体はインチキであるが、日本に対してだけは’85年から計画的に着々と支配に成功しているかのように見える。
’85年以降、統合階級の完全支配工作を始め、’00年には完成した。そして小泉フィーバー以降は、国民を完全支配すべく首相・官僚・学者・マスコミが全員総出で暴走を続けている。
それは、日本の統合階級が異常に強い属国体質で、支配しやすいからである。だから世界中で日本の統合階級だけは100%支配できているのである。問題は大衆支配である。
少なくとも、今や日本人にとって私権などどうでもいいのであって、お金を獲ったり獲られたりという私権闘争の世界は問題にしていない。そのことに、私権世界にドップリ浸かっている金貸したちは全く気づいていない。それで本当に日本の大衆を支配できるのか?
今までは大衆的な声は上がっていないが、それで以て大衆も支配できていると本当に言えるのか? 本当の闘いはこれからが本番ではないのか?
100%支配しようとする金貸しの露骨な動きを逆転する基盤を大衆の中に見いだし、その潮流を作りだせるかどうかに、この問題はかかっている。
●今後の世界の動向を予測する上で、注目すべきニュースが最近あった。
①ベンジャミン・フルフォードによると、財務長官ガイトナー→パパブッシュ→ビル・ゲイツが相次いで逮捕され尋問されているとのことである。(ベンジャミンによると、ディビッドは既に失脚しており、代わって、米金貸し勢力の頂点に立ったパパブッシュが逮捕されたとのことである)
逮捕した中心勢力はペンタゴン(軍)であり、これは愛国勢力が軍の主導権を握った結果であるが、1年以内にCIAの主導権も愛国勢力が握るであろうとの予測である。
②16兆ドルもの超高額紙幣が存在し、インドネシアの王族がそれを騙し取られたという詐欺事件の報告が英議会になされたとのことである。
米軍の愛国勢力が金貸し支配に対して反撃を開始することは十分ありうることである。
∵金貸し支配の果てに、福島原発災害が起こされ、今や地球全体が滅亡の危機に瀕しているからである。
また、ロスチャイルドの金主である欧州貴族は言うに及ばず、アジアの王侯貴族が莫大な資産を保有しているという噂もある。
ベンジャミン・フルフォードの話が事実であれば、これから、近代勢力(金貸し)と古代勢力(王侯貴族や軍)との闘いが始まる可能性は十分にある。
つまり、武力を持つ軍と資本力を持つ王侯貴族が結託して、金貸し支配(マスコミ支配)を無視して軍が実力行使に出るという可能性である。
その場合、米を中心に日本でも、軍事独裁政権が短期的にでも登場する可能性がある。(独裁政権と言っても、現在の金貸し支配国家よりはるかに自由度は高いだろう。)
その場合、共認運動の戦略見直しが必要になる可能性はあるが、共認勢力を拡大するという路線そのものは変わりがない。
米・ロシア・中国だけでなく、日本にも軍事政権ができる可能性があるが、その場合彼ら単独で日本を支配することはできないので、他の勢力と手を結ぶ必要がある。100%金貸しの言い成りになっている現在の統合階級は使いたくないはずなので一掃されるだろう。
では、どの勢力と手を結ぶかが問題になり、そこで登場するのが新しい共認勢力である。
そのためには、新しい共認勢力がどこまで拡大するかにかかっている。
以上が、「3/11 なんでや劇場」で展開された内容ですが、 「●今後の世界の動向を予測する上で、注目すべきニュース」の「その後」を確認した後、あじさい革命のこれからの可能性について検証してみたいと思います。
上記①の内容は2012年3月に書かれたものですが、その後の状況はどうなっているのでしょうか?
ペンタゴンのインサイダー情報を伝えているドレイクという人物によると、2012年9月末から10月にかけてアメリカの金融家や政治家の大量逮捕が予定されているとのことです。逮捕する側には米軍の他、中国軍・ロシア軍も参加するといったことが書かれてあります。
⇒(リンク)
②のその後の状況は不明ですが、欧米の支配勢力とアジア王族との関係についてまとめられた記事があります。
それによると、近世以降、欧州勢が世界に向けて市場拡大を進めて行く過程で、アジア王族から大量の金(ゴールド)を借り入れ、その証文として巨額債券を発行してきたという歴史があるようです。
⇒(リンク:今の世界情勢にまつわるアジアの金と欧米の密約の歴史)
いかがでしたか。
①の3月の予測通り、金貸し勢力は追い詰められ、日本では消費税増税や原発再稼働などに邁進し、世界の情勢も混沌とした様相を呈してきています。
それでは、最後に本シリーズのテーマ「あじさい革命の可能性」について、図解化してまとめてみます。
●焦点は、「あじさい革命」が、上記で採り上げられている「新しい共認勢力の拡大」に繋がるものと言えるのか?という点。
・類グループは、社会を変えるには、社会の原点を成す生産体を共同体に変革することこそが必要であるという認識から、共同体企業のネットワーク事業を推進中です。この運動は、社会構造の解明から新理論の構築へと向かう中で、実現を見据えた新たな運動論として見い出されたものです。
・一方、「反原発」をきっかけにして「あじさい革命」に集結した人々がこれからどのような方向に向かうのかが問われることになります。
ポイントは以下の点です。
①「学び」(事実解明・歴史構造の解明など)に向かうのか?
②その上で、「実現指向」のスタンスに立てるかどうか?
■図解を見て下さい。 (図をクリックすると拡大します)
あじさい革命から、社会構造の解明・次代の社会統合の中心となる新理論の構築へと向かうのか、そして、反原発から、より広範な活動へと拡大して行くのか、これからの展開に期待を込めてこのシリーズを終えたいと思います。
シリーズの記事を再掲し終わりとします。
それでは、また新しいシリーズでお会いしましょう。
<シリーズ「あじさい革命に可能性はあるのか?」>
(1)~貧困(飢餓)の圧力を前提に、民主主義イデオロギーに導かれた社会運動~
(2)~左翼イデオロギーに扇動された’60年安保闘争と’69年全共闘運動~
(3)~’85年以降、左翼から従米へ転向した日本のインテリ階級~
(4)~脱貧困の素朴な願いが民主主義を媒介して、自我・私権欠乏にスリ変わる~
(5)~金貸しが大衆を利用するための民主主義:大衆には名前だけの民主主義~
(6)~自我パラダイムから脱却できないから思考停止する~
(7)~金貸し支配を覆す基盤を探る~
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コメント5件
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通りがけ | 2014.01.13 23:27
大事な「追求」は歴史の追求。真実を知らねば歴史を失う。
ただし追求だけでは意味を為さない。行動につなげなくてはね。
真実を知れば次は偽者を「追及」「糾弾」すること。
真実は正しい推理によってのみ明らかになる。