2012年09月11日
人類社会の統合構造(共認原理or自我・私権原理)が自然認識を生み出している
これまで、「近代科学の成立過程」「ルネサンスの科学(魔術)」シリーズを追求してきて、改めて気づきがあったので投稿します。
近代科学は、一般に自然を虚心坦懐に眺めあるがままに記述するものとされている。
しかし現実には物理学は、複雑で多彩な自然を特定の立場から単純化・理想化し、更に特定の現象を捨象することから始まる。
例えば、近代物理学の法則とは、数学的処理になじむように人間が単純化し、理想化し、抽象化した現象の法則である。
無数の要素や力が複合的に絡み合って働いているのが現実の自然世界(宇宙の運動)であるが、近代科学者たちは、関係する要素や力をほんの数個に限定し、その他の要素を捨象した人工的な特殊限定空間で実験を繰り返してきた。そうしてできた科学法則は、現実には存在しない特殊空間(実験室)でのみ成立する限定的な法則にすぎない。
このように、近代科学は自然を支配するために都合よく作り上げられた観念体系にすぎない。
それは、どのようにして出来上がったか?
それを明らかにするために、改めて、人類の自然認識の歴史を遡る。
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