2011年05月31日
次代の社会統合の場を考える2~国家と(力の序列共認)とその統合限界~
本シリーズは、国家も市場も限界を迎え行き詰った今、今後どのような場が必要になるのか?どのような統合の仕組みが必要になってくるのか?という問題意識から、次代の社会統合のあり方について考えていくものです。
前回の記事「次代の社会統合の場を考える①~国家はどう統合されているのか?~」
では、国家(超肥大集団)とは、力の序列を背景につくられた、身分という評価指標(観念化された肩書き)を万人が共認することで、統合されてきたことが明らかになりました。
しかしながら、歴史を振り返っても、現在進行形で見ても、力の序列共認により統合されてきた国家というものは、戦乱による支配や転覆などを繰り返している(=秩序が維持されない)という現実があります。
今回は、力の序列共認による統合様式がもつ、特徴、問題点、矛盾について、るいネットの秀作投稿「超国家・超市場論8」を紹介しながら、明らかにしていきたいと思います。
応援宜しくお願いします。