自給期待と日本の近未来17 ~総集編~
こんばんは。
今回は『自給期待と日本の近未来』シリーズの総集編です。
せっかくなので、単なる『まとめ』ではなく、今回のテーマである『自給期待⇒自考型』の記事に挑戦してみたいと思います。
『人々の意識や変化をどうつかんで、どう構造化してゆくか?』
を、段階ごとに図解化することにより、試行していきます。
それでははじめましょう。
お上は国民の健康を守ってくれない(危険な医と食)~医は仁術から金貸しに支配され算術になった~
最近、医療についていろいろ調べているのですが、命を奪い、金を奪うとんでもない業種になり下がっており衝撃を受けています。
昔は、「医は仁術」と言われ尊敬される業種でしたが、なぜ現代医療「算術」と呼ばれるようなことになってしまったのでしょうか?
これは、いつから医療が堕落していったのか?を紐解いていけば見えてきます。
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十字軍以降、市場拡大と私権獲得を正当化する近代思想をデッチ上げるために、金貸しが大学を作ったのでは?
「金貸し支配の構造5~エリート支配」では、エリートとは余力という特権を与えられた、金貸しの手先であることを明らかにした。
そして、金貸しのエリート養成の場が大学である。
例えば、金貸しは、医療品を使う医師を作り出すために大学に医学部をつくり、大卒の医薬品を使う医師のみにお墨付き(免許)を与え、近代医療(薬物治療)以外の医療を排除していった。
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ビットコインとは何か?(1)~概要編~
最近テレビでもビットコインが扱われる事が多くなってきました。
しかし、まだまだ日本では使っている人も少なく、買い物に使える店も殆んどありません。
今回は、そんななじみの無いビットコインについて扱いたいと思います。
~「ビットコインとは結局何ぞや?」~
簡単にいうとインターネット上のみに存在する、ビットコインの仕組みに賛同する人たちの信任によってのみ成立する通貨であり、これが「仮想通貨」と呼ばれる所以です。
現在言われているメリットの多くは、国家の干渉を受けず、銀行を経ずにネット利用者同士でほとんど手数料がかからずに送金できる事と言われ、主に経済が不安定な(つまり、国の通貨の信用が低い)国々における利用者が多いようです。(日本人の利用者はまだ数千人と言われています)
新概念を学ぶ27~本能不全を和らげるエンドルフィン充足が、応合充足⇒共認機能の母胎となった
「新概念を学ぶ14 充足物質エンドルフィンを同一視によって相手発で分泌するようになった原猿」では、次のような共認回路(期待応合回路)の形成仮説を立てた。
【1】依存収束⇒期待収束し、互いに相手を注視し続ける内に、遂に相手も同じく依存し期待している事を発見した。この相手の課題=期待を自己のそれと重ね合わせ同一視する回路が、ミラーニューロンである。
【2】ミラーニューロンの同一視と扁桃体の情動反応が結びついて安心感や充足感を生起させ、相手+⇒仲間+共感が生まれる。その安心感・充足感を生み出す情報伝達物質がエンドルフィンである。
【3】エンドルフィンは、元々は痛覚を麻痺させる物質であり、本能機能上は、エンドルフィンは痛覚という内部感覚発で分泌される。本能機能上は痛覚情報(伝達物質)がある閾値を超えないとエンドルフィンは分泌されないが、ミラーニューロンによって相手の期待という外部情報に応合すれば恒常的にエンドルフィンが分泌されるようになったのが原猿である。これは云わば、相手の期待という外部情報を同一視によって内部感覚化(応合)するで、エンドルフィンを分泌させる機能である。
このように、内部感覚(痛覚)発で分泌される物質であったエンドルフィンを、相手発で(相手に応合することによって)分泌するようになったのが、原猿の同一視(応合)回路である。
以上が「新概念を学ぶ14 充足物質エンドルフィンを同一視によって相手発で分泌するようになった原猿」で提起された仮説である。すなわち、同一視を司るミラーニューロンによって、本能上は痛覚をはじめとする不全感覚を麻痺させるための物質であったエンドルフィンが、内部感覚(痛覚)発ではなく、相手発で分泌されるようになったという仮説である。
では、ミラーニューロンはどのようにして形成されたのか?
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お上は国民の健康を守ってくれない、自分たちで守るしかない! (危険な医と食)~プロローグ~
みなさん、こんにちは☆
本日から我々の生活に密着したテーマである『医』『食』『健康』の3大テーマについて、各テーマ毎にシリーズ記事を連載していきます。
みなさんも薄々気づかれているように、今『医療界』『食糧業界』は間違いだらけの常識が蔓延っています。
その根本原因は、これらの業界が「金貸し」に支配され、かつ金貸しと蜜月関係にある「マスコミ」が事実を報じないという構造があるからです。
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自給期待と日本の近未来16 ~金貸し支配=騙しという状況認識から事実追求・新理論の追求へ~
前回、追求力の時代→金貸し支配は崩壊過程に入っていることを扱いました。リンク
☆ これまで見てきた大きな流れを見てみたいと思います。
1970年の貧困の消滅から私権が吸引力を失い、本源回帰の大潮流から、自給期待が生起。
参照:『自給期待と日本の近未来5 ~自給期待の共認圧力が生起した~』
一方で3.11と不正選挙以降、お上の暴走と秩序崩壊の危機感から、追求力の時代へ
参照:『自給期待と日本の近未来10 秩序崩壊の危機感⇒追求力の時代へ』
☆これらの大きな潮流、特に大本の本源回帰の大潮流は、追求力の時代と相まってどこに向かうのでしょうか?何を実現させようとしているのでしょうか?日々の仕事?農や自給の地域ネットワーク?企業の共同体化?それとも社会統合?
●自給期待、追求力期待の行く先
これまで、人々は比較的自分の力で実現可能な健康や食・医療に可能性収束してきました。節約志向(もったいない)の意識や、自然食・小食・医者・薬に頼らずに病気を治す意識etcが急速に拡がりました。農業や地域ネットワーク作り、共同体化なども先端的な動きとして見られます。
具体的には次のABCという段階(経路)を経て、実現してゆくと考えられます。
A.節約/健康・食・医療の実現(態)。新情報を吸収して即実現できる。
⇒それなりの工夫・追求で可能。
B.農/地域ネットワーク/企業の共同体化
C.本源社会(社会統合)の実現(態)⇒ここにはお上支配・観念支配という強固な壁がある。その実現は、脱お上の自考期待⇒社会統合期待を土壌とする共認形成にかかっています。
ほとんどの企業が生き残るために活性化(→共同体化)や追求力育成に取り組んでいます。
一方、農業・地域ネットワークへの取り組みも始まっていますが、ほとんどの試みが現行の旧法制下では苦戦しています(ex.採算が取れない)。しかし逆に言えば、農も地域ネットワークも企業の共同体化も、新しい社会を建設し法制度を変えさえすれば急拡大してゆくでしょう。やはり本命は、社会統合課題とそれを実現するための新理論です。
●社会統合、それを実現するための新理論の必要性
☆なぜ社会統合のために新理論が必要なのでしょうか?
周りの期待に応えて現業課題を突破するためには、より鋭い切り口が求められるが、そのためには、より深い状況認識が必要になる。そして究極的には、歴史的に塗り重ねられてきた人類の意識の実現構造と社会の実現構造の認識=史的実現論が、最強の武器となる。とりわけ、社会統合課題を実現するためには、この意識と社会の実現構造の認識=史的実現論が不可欠となる。
・・・・そのためには、現実世界を動かす実現の構造を発掘できるまで、徹底して人類史を(必要ならサル社会や生物史まで)遡って、歴史事実を収集し、それを法則化=構造化する必要がある。
※近代観念(自由・平等・個人)や古代宗教は事実に基づかない架空観念でした。そしてその架空観念に導かれた過去の運動は、ことごとく架空観念(価値観念、美化観念)であるが故に、現実を変えることができず、何も実現できなかったのです。
参照:自給期待と日本の近未来3 ~否定から実現へのパラダイム転換~
今では、殆どの人は近代観念(自由・平等・個人)などは意識していませんが、「民主主義」→選挙制度などは社会を統合する観念として強固に残っています。
また、社会統合の場にいる人々(政治家・マスコミ・官僚・専門家など)は社会統合の必要から何らかの観念が必要であり、一般的に近代観念を用いています。彼らはそれがメシのタネでもあるからですが、その結果が、行き詰まった、答えのない社会です。(ex福祉や平等の観念→莫大な国家支出。個人→活力の喪失や孤独死。etc)
一方で普通の人々は、
・ 「役に立ちたい」という周りの期待=課題に応えようとする課題収束の潮流があり、
・ 一方で統合階級の暴走→どうなるか分からない、秩序崩壊の危機。切羽詰まった統合期待の中で蓄積されていく答え欠乏の蓄積と追求期待・自考期待が生起。
⇒追求力の時代、人々がこの社会期待に応える答え追求(=理論追求・社会構造追求)に向かうのは必然です。事実追求そして、その先に実現基盤を提示してくれる新理論の探索へと先端収束して行くでしょう。
●「金貸し支配=騙し」という状況認識から、事実追求・理論追求へ
理論追求には旧観念(近代観念)の壁があります、お上の暴走⇒脱お上の自給志向は旧観念(近代観念)の壁に大きな風穴を空けることになります。∵人間は観念統合の動物です。従って、その観念が無効or誤りだと自覚(ex選挙制度=民主主義の欺瞞性)すれば、新理論に収束するからです。
・ とりわけ「金貸し支配」(⇒騙し)という認識は、社会派にとって近代思想を見直す大きな契機となります。近代思想自体が、金貸しがルネッサンス以降、支配・騙しのために流布した観念にすぎないからです。
・ 原発やTPP・秘密保全法の実害が広がってゆくにつれ、近代科学や市場主義に対する根本的な疑念を生み出しています。
・大衆の脱お上の自給志向⇒追求気運が上昇してゆくこと。
・お上の暴走(とりわけ不正選挙)によって金貸し支配(騙し)の認識が広がってゆくこと。
・・・これらの潮流(大衆の意識転換)を受けて、社会派の5割は近代観念から脱却し追求(⇒新理論)に向かうでしょう。
一方、大衆(非社会派)も、原発・TPPetcの実害を契機に、あるいは健・食・医の認識を通じて、あるいは脱お上の自給志向が上昇することによって、金貸し支配(騙し)を知り、最終的には数割が社会派に脱皮してゆくでしょう。この新社会派は、旧観念に染まっていない分、ストレートに新理論(社会構造認識)に向かっていく。
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お上の暴走 →原発・TPP・秘密法による実害の拡大(反対7割)
∥ ∥ ∥ ∥
∨ ∨ ∨ ∥
脱お上の 健・食・医の 金貸し支配 ∨
自給志向⇒ 共認拡大⇒ (騙し)の共認 ⇒事実追求・社会構造の追求
∧ ∧ ∥ ↑
∥ ∥ ∨ ↓
不正選挙→民主主義(中核観念)が揺ぐ⇒近代観念の否定
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● 社会統合の共認勢力の登場
A「健・食・医」の共認は今後も広がってゆく。
B「農/地域ネットワーク/企業の共同体化」も拡がっていくだろう。
C そして、「本源社会(社会統合)の実現」への動きも、今後進んでいくはずです。
・・・それらの実現態(特にB・C)が、現在なにかしか存在しているはずです。もしくは、その前駆体である事実追求⇒社会構造・新理論追求が何か存在しているはずです。次回のシリーズで、その概況を含めて調査してみたいと思います。
(このシリーズは、今回まで16回に渡って続けてきましたが、次回最終回です。)
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徳州会事件を執拗に攻撃するマスコミの意図は?2
徳州会問題を調べていると、徳州会マネーの広がりは非常に広く、猪瀬事件は序の口との印象を受ける。
たとえば元徳州会に医師として勤務した経歴もある阿部知子議員もそのひとりだが、阿部議員は反原発派であり、先の総選挙で大敗北を喫した未来の党の代表代行を今も務める。そして阿部議員は「みどりの風」を介して亀井静香議員や山田正彦議員ともつながっている。リンク
他方で、原発推進派の石原慎太郎や、行動派右翼の代表格、一水会との関係も深く、猪瀬氏もこの筋でつながりができたようであるし、未来の党が結成される直前には石原新党結成に向けて亀井氏とも手を組んで動いたようである。 リンク
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徳洲会事件を執拗に追及するマスコミの意図は?1
都知事選挙は反原発か否か、という争点で争われたように一見思われるが、そもそも猪瀬氏の辞任は、徳洲会から金を預かったという、徳州会マネー事件を背景としている。先の選挙では猪瀬氏の当選には不正選挙まで行われたと推論されているが、それならば、何故、こんなにも急にマスコミが騒ぎ立てて失脚に追い込まれたのか。
しかも徳州会事件は猪瀬都知事の失脚にとどまらず、徳田毅衆議院議員の辞職→補選へと発展している。徳洲会事件に対してプレッシャーをかけているマスコミの意図はどこにあるのだろうか?
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【情報戦】 10.最新の情報技術は常に諜報活動と結びついて発展してきた
前回【情報戦】9.中世から近代における情報の支配者の変遷~マスコミ支配の登場~ より
☆ロスチャイルド一族は、一連の諜報活動によって金融取引を優位に進めた結果、大きな利益を手にした。利益の蓄積によって資金力も大きくなり、当時大きな力を持ち始めた通信社を支配することに成功した。この時点で、過去に郵便事業で財を成したタクシス家との資金力の差はかなり大きくなっており、情報網における優位性もロスチャイルド一族が勝っていたのである。
☆これによりロスチャイルド一族は、自前の情報ネットワークによる情報の収集のみならずマスコミによる大衆に対する情報発信が可能になり、「受信」→「受信+発信」という情報戦略上の変化を実現する。つまりは、自らは秘匿情報を優先的に入手し、大衆を情報洗脳することが出来るようになったのである。
近代に入ると、最先端の情報技術は常に諜報活動と結びつけて考えられるようになった。近代ではそれらは電信や海底ケーブルである。