中国どうなる!? 11 中国の社会福祉政策の歴史と今後の展望
中国どうなる!?シリーズ11回目の今回は、中国における社会福祉政策の歴史的な流れと今後の展望から、今後の中国がどうなっていくのか追求していきたいと想います!
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脱グローバリズムの可能性をロシアに探る⑤~ソ連を崩壊させた金貸し(ロスチャイルド)
「社会主義国家は、市場の限界を感じた金貸しの実験か?」の論旨は、次の通りである。
資本主義国家で大衆からトコトンまで収奪すれば市場は縮小し、秩序崩壊の危険性がある。大衆から私有権を剥奪した上で、収奪の極大化と秩序安定の両立を企図したのが社会主義国家である、ところが、秩序を安定化するために大衆の生存を保障した結果、生存圧力⇒私権活力は低迷し、西側の援助なしには市場の維持さえできなくなる。だからこそ、先進国において豊かさが実現し、市場が縮小し始めると、わずか20年で、金貸しは社会主義体制を放棄せざるを得なくなったのである。
今回は、金貸しが作り上げた社会主義国家ソ連の崩壊とプーチンの登場までを概観する。
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【情報戦18】冷戦の終焉と戦争を忌避する世界世論の中で自滅する諜報機関
前稿では「CIAはアメリカ国家にとっては最低の諜報機関だが、戦争マッチポンプである金貸しにとっては最高のデマ機関だった」ことを明らかにした。しかし、そのような国家意志とは無縁かつ、泥沼化することで国家を衰弱させるだけの戦争は、人々の厭戦気分を加速するだけであり、今や先進国の人々は戦争を望んではいない。さらには仮想敵国であった共産主義国家の自滅によって、世界の警察アメリカの必要性すら疑問がつくようになった。
そんな中、CIAの戦略は経済戦争を仕掛けていくという路線、及びテロとの戦いという架空な抵抗勢力との戦いをでっち上げる路線へと突入していく。
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共産主義と新自由主義の類似性(実は同じ穴のムジナ)
「社会主義国家は、市場の限界を感じた金貸しの実験か?」の論旨は、次の通りである。
資本主義国家で大衆からトコトンまで収奪すれば市場は縮小し、秩序崩壊の危険性がある。大衆から私有権を剥奪した上で、収奪の極大化と秩序安定の両立を企図したのが社会主義国家である、ところが、秩序を安定化するために大衆の生存を保障した結果、生存圧力⇒私権活力は低迷し、西側の援助なしには市場の維持さえできなくなる。だからこそ、先進国において豊かさが実現し、市場が縮小し始めると、わずか20年で、金貸しは社会主義体制を放棄せざるを得なくなったのである。
つまり、市場の限界を感じていた金貸しが打ち出したのが社会主義国家である。その理論体系(共産主義)を構築したのがマルクスであるが、市場の限界に直面して浮上した経済理論がもう一つある。
’70年頃、豊かさが実現された先進国では、市場が縮小し始めた。国家が借金をして市場に注入することで市場拡大を図ったが、その結果、際限なく国の借金が肥大化した。その導きになったのがケインズ経済学であるが、ケインズが実体経済の刺激を主張したのに対して、紙幣のばら撒きを主張したのがマネタリズムや新自由主義。彼らが現代経済学の主流となったのは、物欲限界に達した先進国で市場拡大を続けるには紙幣をばら撒くしかなくなったからに他ならない。その結果、余ったお金が金融市場の流れ込み、バブルを作り出した。彼らこそバブルの張本人である。
つまり、’70年以降の市場の縮小という事態に陥った先進国において浮上したのが新自由主義であるが、共産主義と新自由主義は類似性があると云う。
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中国どうなる!? 10 胡錦濤→習近平の時代 ~中国の都市部が豊かさ実現した時代~
前々回の記事 『中国どうなる!?8 江沢民の時代 ~金貸しと癒着、経済拡大した時代~』 の続きです。
今回は1990年代の江沢民の時代に続き2002年に総書記に着任した胡錦濤の時代、そして現在も続いている習近平の時代を見てみます。
胡錦濤の時代の≒2000年代を、概略年表で追ってみましょう。
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脱グローバリズムの可能性をロシアに探る④~ロシア正教は服属支配のための国家統合観念
前回の記事で見たように、9世紀後半、四方から常に他民族の侵略に脅かされていたスラヴ人は、ヴァイキングのリューリクに統治を依頼しました。その後10世紀のウラジーミルの治世下で、国家統合のために隣国のビザンツを見習ってキリスト教受容へと踏み切ります。今回は、その過程をみていきたいと思います。
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社会主義国家は、市場の限界を感じた金貸しの実験か?
「金貸しが社会主義国家を作り上げた理由は?」では、次のような仮説を提起した。
「私有権は絶対不可侵」というのは騙しであって、支配者の都合によって大衆の私有権などいつでも剥奪できる。例えば、預金封鎖とは私有権の剥奪そのものである。但し、資本主義社会では「私有権は絶対不可侵」が建前上は共認されており、金貸しと云えども、トコトンまで追い詰められるまでは大衆の私有権の剥奪には至らない。
一方、社会主義国家では、少なくとも建前上は、私有財産権は認めておらず、全ての富は国家管理である。つまり、金貸しは国家さえ支配できれば、大衆の富を一括して好き放題に収奪できるのが社会主義国家である。 これが金貸しが革命によって、ソ連を中国をはじめとする社会主義国家を作り上げた理由の一つではないか。
今回は、金貸しが社会主義国家を作り上げた、もう一つの理由を提起する。
社会主義国家とは、市場社会(資本主義国家)の限界を感じ取った金貸しが、市場の限界を乗り越えるための一つの実験だったのではないだろうか?
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脱グローバリズムの可能性をロシアに探る③~アジアの遊牧部族に侵略されノルマンへの服属を選んだスラヴ民族
脱グローバリズムの可能性をロシアに探るシリーズでは、これまで、近代金貸しに翻弄され虐げられてきたロシア、金貸しが社会主義国家を作り上げた理由は?と近代以降のロシアと金貸しの関係について追求してきました。 今回はもっとさかのぼって、ロシア国家、ロシア民族の起源についてみていきたいと思います。ロシアの学校で歴史の教科書として使われている、『ロシアの歴史上古代から19世紀前半まで―ロシア中学校・高校歴史教科書― (世界の教科書シリーズ31)』の該当部分を要約します。
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中国どうなる!?9 ~中国を支える共産党の伝統的「愚民思想」~
習近平は中国共産党胡錦濤の後任として、中華人民共和国の最高指導者の地位にある。
今の習近平政権は共産党幹部の汚職・腐敗追及に熱心である思われるが、国民の強い批判をかわすためのトカゲのしっぽ切りに過ぎないとして国民に見透かされているのが実態だ。
そもそも中国で高級官僚や党幹部に腐敗・汚職が蔓延している元凶が中国共産党による一党独裁体制にある事も・・・。
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中国どうなる!? 8 江沢民の時代 ~金貸しと癒着、経済拡大した時代~
前々回の記事 『中国どうなる!?6 ~鄧小平が市場開放を目論んだ本当の目的とは?~』 の続きです。
今回は1980年代の鄧小平の時代に続いた江沢民の時代を見てみます。
江沢民は、1989年の天安門事件の直後、総書記に着任します。
江沢民時代の≒1990代を、概略年表で追ってみましょう。