中国どうなる!?15 中国共産党と人事~政治腐敗の本質的な誘因は人事システムそのもの~
画像はコチラよりお借りしました。
中国どうなる!?14 中国共産党の支配力に迫る!~では、中国共産党の支配力がマスコミ、法律にまで及び、組織の中枢は全て共産党が支配しているという中国の国家体制が見えてきました。
そこで今回は、全てを支配する中国共産党がどのようにしてその支配力を及ぼしてきたのかを探るべく中国共産党と人事の関係について追求していきたいと思います!
~以下内容は主に『中国共産党』リチャード・マグレガー著からの要約・引用です。~
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脱グローバリズムの可能性をロシアに探る11~ロシア(プーチン)も金主(欧州貴族)の配下?
「秩序崩壊の危機(不整合感)と欧州右翼の社会統合期待」で、述べた論点は、次の通りである。
プーチンを支持している、欧州の右翼勢力の共通点は「国民主権を取り戻す」という点にあり、現在のEUでは「自国の行く末を、自国民では決められない」ことを問題にしている。
金貸しの暴走による秩序崩壊は全世界的な現象であり、秩序崩壊の危機(不整合感)と社会統合期待は、全世界的に高まっている。欧州において、その意識潮流に応えたのが、マスコミによって「極右」と誹謗されている反EU・反グローバリズム政党であり、その現れが欧州議会選挙における彼らの躍進である。同時に、金貸しの暴走による秩序崩壊の危機(不整合感)と社会統合期待こそが、ロシアのプーチンの支持基盤になっていると考えて間違いないだろう。
一方、ロシア(プーチン)は欧州貴族(王族)の指揮下にあるという説がある。今回は、それを紹介する。
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中国どうなる!?14 中国共産党の支配力に迫る!~
ボアオ会議開催の港町
前回記事
『中国どうなる!?13 「中国株式会社」~国営金貸しと化した中国共産党~』
では、共産党自らが金貸しとなり市場を拡大させ、欧米の金貸しに負けない資力を付けてきた構造を見てきました。
今回記事では、中国共産党の支配力とその力の基盤について、追求していきます。
~以下内容は主に『中国共産党』リチャード・マグレガー著からの要約・引用です。~
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脱グローバリズムの可能性をロシアに探る10~ロシアとユダヤ金貸し勢力との闘争の歴史
前回記事http://blog.nihon-syakai.net/blog/2014/10/4157.htmlでは、欧州の極右勢力とプーチンの関係を扱ったが、今回は話しを少し戻し、ロシアとユダヤ金貸しの闘争の歴史について振り返ってみたい。
労働者発と言われるロシア革命であるが、実際その立役者とされたレーニンもトロッキーも、ユダヤロスチャイルドとその子飼いであったロックフェラーから資金援助を得ていたということは「金貸しが社会主義国家を作り上げた理由は?」http://blog.nihon-syakai.net/blog/2014/08/3950.htmlで述べた。そして実際、革命以降のロシアは、主要な官吏をユダヤ人で牛耳られることになる。
かくして「近代金貸しに翻弄され虐げられてきたロシア」http://blog.nihon-syakai.net/blog/2014/08/3744.htmlでも扱ったように、ロシアは近代金貸しに翻弄され続けてきたわけだが、その歴史をさらにさかのぼると、また違った視点も見えてくる。
ロシアとユダヤのかかわりは歴史的にも古く、6世紀ごろハザール王国との戦いにさかのぼる事が出来る。
今回の記事ではこのハザール以降のロシアとユダヤの歴史に焦点を当てる。
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脱グローバリズムの可能性をロシアに探る9~秩序崩壊の危機(不整合感)と欧州右翼の社会統合期待
「2012年、プーチン大統領再選。反米路線の強化」では、再選されたプーチンの外交路線は、ユーラシア連合構想を旗印に、中国との同盟、欧州・インドとの経済的連携を図る一方で、反米路線を強化することを紹介した。
では、プーチンが大衆から支持される基盤は何か?
注目すべきは、欧州の極右がプーチンを支持しているという点である。
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中国どうなる!?13 「中国株式会社」 ~国営金貸しと化した中国共産党~
先回の記事 リンクでは、中国共産党はアメリカ(背後の金貸し)の支援で政権を樹立したこと、しかしその後共産党は、金貸しの意図通りには動かなかったことについて扱いました。
1989年の天安門事件。この事件は、欧米金貸しと国内の危険分子によって共産党と中国がいつ転覆されるかわからない恐怖心を共産党指導部にもたらしました。また世界的な共産党の崩壊のなかで、中国共産党が生き残るためにはどうしたらよいかという強烈な危機感をもたらしたはずです。中国共産党はこの危機にどう対処したのでしょうか?
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脱グローバリズムの可能性をロシアに探る8~2012年、プーチン大統領再選。反米路線の強化。
「2000年代、金貸し支配に反撃を開始したプーチン」で述べた論旨は、次の通りである。
1990年代までロシア社会は金貸しの好き放題に収奪され、ロシア経済はガタガタになった。2000年代に入ってプーチンが登場。KGBの諜報力を背景に、マスコミとエネルギーを国有化によって手中に入れたプーチンは、新興財閥を抑えつけ、国益第一の反金貸し政策に転換する。2008年、2期の任期で大統領を退いたものの、2012年には再び返り咲いたプーチンは、金貸しとの対決色を強めてゆくことになる。
今回、2012年、大統領に再選したプーチンの発言から、再選後のロシアの外交路線を占う。
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中国どうなる!? 12 中華人民共和国建国の背後にアメリカ 金貸しの誘導には乗らない中国
中国どうなる!? 12 中国の社会福祉政策の歴史と今後の展望
中国どうなる!?シリーズ12回目では、「中華人民共和国建国の謎」について、共産国成立の裏側を見ていきたいと思います。
今後の中国と支配勢力の関係における追求の土台になる認識です。
続きを行く前に応援よろしくお願いします。
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脱グローバリズムの可能性をロシアに探る7~2000年代、金貸し支配に反撃を開始したプーチン
「ソ連を崩壊させ、国営企業を乗っ取った金貸し」で述べた論旨は次の通りである。
世界最大の「未開市場」はソ連=ロシアを市場化させるために、ロックフェラーはゴルバチョフを担ぎ出し、市場開放政策を取らせることで、ロシアを国際市場に取り込んでいった。 IMFは借金の見返りにロシアの国営企業の民営化を勧告する。IMFの狙いはロシアの市場化をより進めていくことであり、これはロシアへの参入を企てようとするロスチャイルド財閥の狙いがあった。
ロシア市場化のために、国有財産を国民に平等に分配するという建前でつくられた債権バウチャーを買い占めることで、ロシア新興財閥は国有財産を手に入れた。そして、ロシア経済が悪化すればするほど、多くのエネルギー会社が新興財閥の手に渡り、新興財閥はさらに勢力を拡大することになった。
その後も原油価格は下落し続け、ロシア政府は新興財閥から借りていた借金を返済できなくなった。そしてついに、1998年ロシア政府とロシア中央銀行は対外債務を 90日間支払い停止すると発表することになる。
つまり、1990年代までは一貫して、ロシアは金貸し勢力から収奪され続けていた。
それに対して、国家を揺るがすオリガルヒから企業を奪い返し(国有化)、その後は輸出全体の6割を占めるエネルギー資源を貿易の基軸にすえることで、国家経済の立て直しを図ったのが、プーチンである。
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脱グローバリズムの可能性をロシアに探る⑥~ソ連を崩壊させ、国営企業を乗っ取った金貸し
「ソ連を崩壊させた金貸し(ロスチャイルド)」の論旨は次の通りである。
冷戦構造によって、莫大な利益を獲得したロックフェラーに対して、ロスチャイルドは冷戦終結→ソ連崩壊(その後のEU→ユーロ設立)を仕掛けて対抗。ゴルバチョフ、エリツィンがその実動部隊として動き出す。
ソ連崩壊後のロシアは、市場経済化に失敗し、経済危機に直面。その傍らでは、金融で財を成した新興財閥オリガルヒが登場。マスコミや資源企業を買収し、政治とも癒着した。
ソ連崩壊後、ロシアはどうなったか?