2012年10月19日
企業の浮沈を握る認識(4)共同体の実現を妨げる最大の障碍が、民主主義という自己正当化観念
みなさん、こんにちは。
前回は、311大震災による根源回帰(本能回帰・共認回帰)が引き金となり、すでに芽生えていた共認収束が顕在化してくることを見てゆきました。
その結果起こっているのが『独学の気運』の生起であり、それに応えるのが『概念装置』でしたね。
今回は、共同体の実現を妨げる最大の障碍とは何なのかを追究していきましょう。
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ルネサンスの科学(魔術)9 ~資力支配という統合様式が工業生産⇒科学技術を必要とした
前回は「ルネサンスの科学(魔術)8 ~人間(金貸し)が支配する現実世界と神(教会)が支配する信仰世界を線引きした、1500年代ルネサンスの自然魔術~」でキリスト教と自然魔術との関係、キリスト教の二重真理説について紹介しました。
今回は、山本義隆著「磁力と重力の発見 2」より要約紹介しながら、その後の自然魔術と数学との関係、当時の社会統合様式と生産様式・観念様式との関係を明確にしていきたいと思います。
業態革命の時代~供給者が新しい業態をつくり上げ、供給する体制をつくりさえすれば、直ちに実現していく<不動産業界編>~
共認収束への大転換⇒実現の時代へ のシリーズでは‘70年貧困の消滅に始まる共認収束の大潮流を謙虚に学び、近50年の状況を歴史段階的に読み解くことで、次代の新たな可能性の提示を試みてきました。そしてシリーズの締めくくりとして農業、教育の業界で起きている「業態革命」について取り上げました。
今回からはその延長として、他の業界ではどの様な変化「業態革命」が起きているかについて仮説も交えながら追求していきたいと思います。
米国の圧力と戦後日本史4 冷戦直前の占領政策。アメリカGHQの内部対立に翻弄される日本
(写真はコチラ)
米国の圧力と戦後日本史シリーズ3の前回の記事(「アメリカは占領期であっても、閣僚を完全にコントロールできていた訳ではない」)では、戦後の米国による占領政策においては、米国の完全支配などというものは実現しておらず、むしろ米国の顔色を伺う日本の政治家が(日本の政治家が作り出す圧力が)、「自主独立」を目指す政治家の芽を潰してきたということが明らかになった。
今回は、米国がどのような手法で日本を支配しようとしてきたのかに着目して見ていきたいと思う。
※以下、文章引用元は全て「戦後史の正体」(孫崎亨)
企業の浮沈を握る認識(3)実現期待⇒能力欠乏→独学の気運に応える概念装置
みなさん、こんにちは:D
『企業の浮沈を握る認識』シリーズ、今回は第3回目。
前回は、「相手(顧客)を充足させなければ(勝たせなければ)勝てない」「共認原理への大転換にある中で、競合相手は必ずしも敵とは限らない」この2つの認識転換が重要で、これまでとは違った戦略や「勝ち筋」も見えてくる内容でしたね
今回は、最近の潮流である 『独学の気運』と、それに応える 『概念装置』について見ていきます。
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ルネサンスの科学(魔術)8 ~人間(金貸し)が支配する現実世界と神(教会)が支配する信仰世界を線引きした、1500年代ルネサンスの自然魔術~
前回「ルネサンスの科学(魔術)7~要素限定主義的近代医学の原点~」では、パラケルスス主義と云われる学派について、自然の摂理に反するものであっても如何にして効率的・即効的に病気・戦傷を治すかということが全てとし、それに応える医学として近代的な病気観(要素限定主義)が選択されていったのではないかと考えられる。
引き続き、今回は山本義隆氏の『磁力と重力の発見2』から「第十五章 後期ルネサンスの魔術思想とその変貌」を引用しながら、魔術思想のにおける変遷を見ていきます。
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「市場はもうウンザリ」⇒市場からの脱却が始まった
「私たちは騙され続けてきた。しかし今や、洗脳からの脱却が始まっている」で述べた論点は、次の通りです。
【1】近世以降、金貸しは国家を支配するため大衆の共認支配に力を注いできた。
【2】その結果、大衆は洗脳され続け、金貸しに都合の良い近代社会が作られてきた。
【3】ところが、’70年豊かさの実現以降自我・私権が衰弱し続け、代わって本能回帰・共認回帰の意識潮流が生起した。この本能回帰・共認回帰の潮流は、自我・私権に基づく騙し観念と対立するので、洗脳からの脱却を促してゆく。
【4】’00年以降加速した金貸しと特権階級の暴走を見てきた大衆の間で、’11年原発災害を契機として、ついに、脱洗脳という意識潮流が顕在化した。
本能回帰・共認回帰の潮流が生み出したのは脱洗脳だけではない。
それは市場からの脱却(脱市場)という意識潮流をも生み出している。
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私たちは騙され続けてきた。しかし今や、洗脳からの脱却が始まっている
市場の縮小によって、追い詰められた金貸しと私権エリートの暴走は’00年以降止まる所を知らない。彼らがやっていることは、とことん大衆から搾り取って自分たちの権力の延命を図ることばかりである。消費税増税も、TPPも、何もかもそうである。
そして、国民から収奪し抑圧する法律を、金貸しのために次々と作り出しているのが国会と民主主義である。
金貸し支配に都合よく作り上げられたのが近代市場社会であり、それは民主主義や経済学・近代科学という近代観念による騙しやマスコミによる共認支配によって成り立っている。
つまり、洗脳によって成り立っているが近代市場社会であると云える。
最近まで誰一人として市場社会の騙しに気づかなかったが、’00年以降露骨になった金貸しと私権エリートの暴走によって、市場社会や近代観念全体が騙しであることが明らかになってきた。
そして、いよいよ大衆の間には、脱洗脳という意識潮流が顕在化してきたようである。
いつも応援ありがとうございます。
ルネサンスの科学(魔術)7~要素限定主義的近代医学の原点~
前回「ルネサンスの科学(魔術)6~社会的責任を負わなくなった技術者達の起源~」では、社会的責任を放棄した技術者の意識の起を見てきました。そこから近代科学の暴走ともいえる発展に繋がってゆくわけです。
本ブログでも扱った、医療系の記事、「抗がん剤は、実は増癌剤だった」「ガンになった友達に送る『るいネット』投稿集」にも現れているように、医学の分野でも同じ事が起きているのでしょうか?
引き続き、今回は山本義隆氏の『磁力と重力の発見2』から「第十四章 パラケルススと磁気治療」を引用しながら、近代医学の原点を見ていきます。
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共認収束への大転換⇒実現の時代へ(11)業態革命のまとめ~共認充足需要が業態革命の最大公約数~
人々が社会をどうする?を自ら考え、答えが欲しい、答えを出そうという気運が高まっています。
しかし、この気運はある一つの事象のみによってもたらされたものではありません。人類500万年の歴史の中で、約6000年続いた私権時代が’70年の貧困の消滅をもって終わりを迎えました。
そして今私たちは、その後100年をかけて新たな時代(私権原理→共認原理)に転換していくその大きな流れの中に生きているのです。
このシリーズの狙いは、まさに‘70年貧困の消滅に始まる共認収束の大潮流を謙虚に学び、近50年の状況を歴史段階的に読み解くことで、次代の新たな可能性の提示を試みるところにあります。
今、現実の様々な生産関係の中でどのような変化が起こっているかを見ていくと、そこには「業態革命」とも言えるほどの根底的な転換が生じていることがわかってきました。
おそらく、この「業態革命」の中身とその背景を正確に捉え、それを速やかに事業方針に繋げることなしに、企業としては生き残れない時代に入ったものと思われます。
前々回から2週に渡って、この「業態革命」とは何なのか、どのような要因で起こっているのかについて、まずそれが顕著に現れている「農業」と「教育」の事例から明らかにしてきました。
その上で、今回は「まとめ編」と題して、両者の共通構造を抽出し、今後求められる新しい認識を提起してみたいと思います。