2012年10月24日
市場時代の取引(交換)関係から、共認時代の期待応合関係へ
「本能回帰・共認回帰⇒脱市場・脱洗脳の先に登場した意識潮流【自給期待】」では、次のことを提起した。
潜在思念の本能回帰・共認回帰の先に⇒脱市場・脱洗脳の意識潮流が生起し⇒そのさらに先端に登場した意識潮流が自給期待である。
自給期待の中身は、自分で生きていける能力⇒自分でモノを考えられる能力を身につけたいという期待である。そして、その能力の中身は認識力と充足力、すなわち共認形成力(類的能力)に他ならない。
この共認形成力(類的能力)の育成需要が各企業に対する中心的な期待となる。すなわち、相手(顧客)にどれだけ充足と認識を与えることができるかが、企業間競争の勝敗も決することになる。
当然、各企業においても類的能力を育成できるか否かが企業の勝敗(生き残り)を決するようになる、従って、それは業態革命を促し各企業に類的能力の形成を促してゆく。
この業態革命で求められる共認形成力は、必然的に生産体革命(共同体革命)を実現してゆく。
今や私権社会は終焉し、共認社会へと転換過程にある。共認形成力(類的能力)が全てを決する時代に転換したことを意味する。
このことは同時に、
人間関係の世界が、市場時代の取引関係(交換関係)から共認時代の期待応合関係に転換してゆくことをも意味する。
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本能回帰・共認回帰⇒脱市場・脱洗脳の先に登場した意識潮流【自給期待】
「私たちは騙され続けてきた。しかし今や、洗脳からの脱却が始まっている」
「市場はもうウンザリ」⇒市場からの脱却が始まった」では、
【1】大衆の潜在思念の本能回帰・共認回帰と【2】金貸しと私権エリートの暴走によって、脱市場・脱洗脳の意識潮流が生起したことを提起した。
その先に登場した最先端の意識潮流が自給期待である。
つまり、市場から脱却して自給する、あるいは洗脳から脱却して自分でモノを考える能力を身につけようとする期待である。
例えば、週末農業をやろうといった意識であり、それに応えて貸し農園という事業も登場している。
「農と塾における業態革命~農の経営は、販路の開拓、農家の組織化、技術開発の3点セットの構造が基本」
この底流には、いざとなったら自分で耕して自給するという意識が働いているが、もっと大きく捉えれば、自分で生きていける力を身につけたいという意識の現れである。
つまり、自給期待とは、単に食糧を自給するといった次元を超えて、自分で生きていける能力⇒そのために、自分でモノを考えられる能力を身につけたいという期待である。
例えば、教育業界では通信教育という業態が伸びているが、これは独学の気運の現れである。この独学の気運は、個々の教科を教えてもらうよりも、自習する能力、習慣を身に付けたいという期待である。
この独学の気運の底流にあるのも、自分で生きていける能力⇒自分でモノを考えることのできる能力を身につけたいという期待であり、これも自給期待である。
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