2012年10月20日
米国の圧力と戦後日本史5 米国は占領中期には、半永続的に日本の民主主義を支配しコントロールする力を掌握した
米国の圧力と戦後日本史シリーズ4の前回の記事(「冷戦直前の占領政策。米国GHQの内部対立に翻弄される日本」)では、米国は民主主義のための観念を普及させる『装置』としてキリスト教を利用して支配を進めていたこと、しかしGHQ内も一枚岩ではなく、内部対立が存在し、その対立に翻弄されていた日本の様子が浮かびあがってきた。
今回は、米国による支配体制の確立と、占領政策の転換について見ていく。
※以下、文章引用元は全て「戦後史の正体」(孫崎亨)