2011年10月20日
近代科学の成立過程2~金貸しに都合のよい思想を過去から拝借したパクリ思想がルネサンス
近代科学の成立過程1で述べたように、近代科学とルネサンスの恋愛観や近代思想との関係構造を明らかにするために、まず、山本義隆氏の『十六世紀文化革命』から「第10章の十六世紀文化革命と十七世紀科学革命」を2回に分けて要約投稿します。
十六世紀文化革命は学問の担い手と表現言語の変化として現れます。それまで特権階級がラテン語で独占していた知を、職人や芸術家、商人たちが俗語で表現し始めました。それと同時に、神の言葉(聖書やギリシャ哲学)に学ぶことが知であるという考え方から、自然や世界に向き合う方法が知識の獲得に有効であると言う考え方に、真理観が根本的に転換します。
この画像はこちらからお借りしました
興味を持たれた方は応援もお願いします。