2010年03月23日
私権原理から共認原理への大転換(自分発からみんな発へ)~’95年、私権原理の崩壊と目先の秩序収束
画像はこちらから
2/28(日)のなんでや劇場「私権時代に求められた能力と、共認時代に求められる能力」
(①②③)
を受け、「るいネット」のお題「私権原理から共認原理への大転換(自分発からみんな初へ)」 より、皆の役に立つ投稿を紹介するシリーズの第3回です。(第1回は「潮流1:共認原理と私権原理」第2回は「共認力だけが制覇力と統合力を兼ね備えている」)
今回は、私権時代から共認時代への転換期、’70年、’95年に焦点をあてます。
2010年代はどういう時代か?第6話 ~企業が変われば、社会が変わる!~
写真はリンクより拝借させて頂きました。
前回の記事では、09年意識潮流として顕在化した「遊びの失速」が「秩序不安→探索基調」に拠るものだと述べた。
08年リーマンショックを皮切りに、欧米社会では今、幻想で塗り固められた資本秩序が音を立てて崩れ始めている〔※1〕。
通常、古い秩序が崩壊・消滅しようとする時は、一方で新しい秩序が登場してきた。しかし、現在は、秩序が崩壊・消滅しようとしているにもかかわらず、新しい秩序は登場してきてはいない。
むろん、日本も同じ状況である。
本源性の強い日本では、欧米のような暴動騒ぎは起こってはいないものの、得体の知れない不安とあせりは国民の中で広がりつつあり、「遊びどころではない」という意識潮流が顕在化している。
金融バブル崩壊はその引き金であり、時を同じくして、JALの経営破綻、トヨタの不祥事問題など名だたる大企業が綻びを見せ始めている。
※1『アメリカ、欧州で反金融の階級闘争が勃発か』
『どうする 日本の社会』~現実の圧力を受けた場から社会収束は始まる~
共同体類グループの全社会議の様子
前回の『どうする 日本の社会』 ~活力ある企業が増えている理由~
では、結びに、
可能性は、既に開かれた。まずは生産体(企業)を、『自分たちで動かすことのできる共同体』に変えればいい。企業を権力体から共同体に変えるのは簡単で、企業を全員参加の合議制で運営すれば良いだけである。
とありましたが、今回はその続きです。
「実現論」より
だが、それだけでは不充分である。なぜなら、人類が今ぶつかっているのは、集団を超えた地平にある社会を、どう統合し直すのかという課題だからである。しかし、本源集団の再生と同様に、その実現基盤=私権統合に代わって本源共認によって社会を統合する為の基盤も、既に整っている。
では、その基盤とは一体何なのでしょうか?
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身分制度の根幹は「力の継承」にある
「近代は、封建時代の身分支配から解放され、自由になった」
これは教科書などで一般的に言われていることだ。故にこう認識している人も多いと思う。
ところが、ここには二つの欺瞞が隠されているのだと言う。
今回は、その欺瞞を鋭く指摘している記事を紹介したい。
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世界情勢が読めず、思考停止する外務官僚
2009年10月11日「世界の覇権交代が読めない、日本の特権階級」という記事があるが、田中宇氏も日本の外務官僚の無能さに警鐘を鳴らしている。『田中 宇の国際ニュース解説』2007年9月18日「強まるドル崩壊の懸念」によれば、
▼外務省に外交を任せるのは危険
私が知る限りでは、政府内でアメリカの衰退懸念についてほとんど分析がなされていない。
安倍政権の戦略立案には、外務省(谷内正太郎事務次官や、OBの岡崎久彦氏など)が強い影響力を持ち、対米従属を強化することが、国内政策をしのぐ安倍政権の最重要課題だった。だが「隠れ多極主義者」のチェイニーが実権を握る米政府は、日本の対米従属強化を許すはずもなく、今や安倍は辞任を決め、外務省の謀略は失敗した。
これから潰れそうなアメリカに従属するのは大変な愚策だが、私が接する範囲では、外務省の人々はOBから若手まで、これを愚策だと思っておらず、いまだにアメリカの覇権はあと20年は続くと考えている。外交官たちは、難関の試験を通った頭の良い人々なのだろうが、集団心理によって、現実が見えなくなっている。外務省に外交戦略を任せておくのは、日本にとって危険なことになっている。
このように、日本の外務官僚たちは「対米従属していれば安泰」といった誤った状況認識のまま思考停止しているわけだが、これも今に始まったことではない。「幕末の志士亡き後、戦前の試験エリートは失策に失策を重ねた」わけだが、日本の外交官僚も戦前から世界情勢が読みきれず失策と迷走を繰り返している。
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私権原理から共認原理への大転換~共認力だけが制覇力と統合力を兼ね備えている
最高神祇官のローブをまとったローマ皇帝アウグストゥス
(画像はWikipedia よりお借りしました)
最高神祇官は、全ての神官の長であり、アウグストゥスは皇帝と最高神祇官を兼任することで絶大な権力を有していた。
2/28(日)のなんでや劇場「私権時代に求められた能力と、共認時代に求められる能力」(①②③)
を受け、「るいネット」のお題「私権原理から共認原理への大転換(自分発からみんな初へ)」 より、皆の役に立つ投稿を紹介するシリーズの第2回です。(第1回は「潮流1:共認原理と私権原理」)
2010年代はどういう時代か?第5話~もはや遊びどころではない!?~
①2010年代はどういう時代か?第1話 ~イントロダクション~
②2010年代はどういう時代か?第2話~市場は絶体絶命の限界を向かえた
③2010年代はどういう時代か?第3話 ~ミスが多発する原因~
④2010年代はどういう時代か?第4話~いかに成員の活力を上げられるか~
シリーズ投稿で第4話まで取り上げてきましたが、
第5話では、視点を切り替えて、もう一段掘り下げながら、再整理していきたいと思います。
若者は、授業に真面目に参加し、毎週のスケジュールは、びっしり埋まるようにしている。
「クリスマスイブに一人でいるのは情けない・・・」「週末は街に繰り出さなくちゃ! 」というような、
私権時代特有の原動力(=遊び)は、今や終息の時代に入った。
▲1980年代後半~1990年代初頭の【バブル経済時の若者の遊び】・・・By ジュリアナ東京
本文に入る前に、ポちっと宜しくお願いします。 😀
いよいよロックフェラー家にも世代交代の時が訪れ始めた!?
デヴィッド・ロックフェラー(世界皇帝と呼ばれる男 現在95歳)
ジョン・デイヴィソン “ジェイ” ロックフェラー4世(通称:ジェイ・ロックフェラー 現在74歳)
ロックフェラー家では、デヴィッド・ロックフェラーとその甥のジョン・デイヴィソン “ジェイ” ロックフェラー4世との間で、世代交代の争いが行われています。
そのデヴィッド・ロックフェラーも現在95歳。
「世界皇帝」と呼ばれたデビットもさすがに肉体的な衰えは隠しきれない年になってきました。
もともとデヴィッドは、ジョン・ロックフェラー二世の5人の息子のうち五男の末っ子で普通なら、ロックフェラー家の莫大な資産を受け継ぐ可能性は極めて低いものでした。しかし実際は、ロックフェラー家の家督を受け継いだジェイの父(ロックフェラー三世)は、78年に交通事故死、次男ネルソン元副大統領は、79年愛人宅腹上死、クリントン元大統領の実父・三男ウィンスロップは73年ガン死、四男ローランス(2004年死亡)はお人好しで権力欲なし、そして奇跡的(?)に五男のデイヴィッドに莫大なロックフェラー家資産が転がり込むのです。デイヴィッドの番頭キッシンジャーやラムズフェルドの活躍が伺われます。
この歴史を振り返ってみると、ロックフェラー三世本家の長男ジェイ(ロックフェラー四世)が分家のデヴィッドからロックフェラー家資産を取り戻そうと考えるのは当然です。
また2008年の経済危機でデイヴィッドが所有者として支配してきたシティ・グループは、大きな打撃を受け、その系列のメリルリンチ、リーマン・ブラザーズは経営破綻しました。
一方、ジェイが所有者であるゴールドマン・サックス(以下GS)は、サブプライムローン危機でほとんど損害を受けず、逆に勢力を増しました。 ブッシュ子政権の財務長官となったポールソンはGS出身らしく、シティ・グループよりGS)に有利な政策を決定したのでしょうか。GS)が政治に影響力を強めていることは、デヴィッドからジェイへと、ロックフェラー家の実権の移動がうかがわれます。また既にそのことを示す様々な現象が現れ始めています。
いよいよロックフェラー家にも世代交代の時期が訪れ始めたようです。
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『どうする 日本の社会』 ~活力ある企業が増えている理由~
かつて、みんなの憧れだったJALのスチュワーデス(「スチュワーデス物語」より)
JALやトヨタの例を持ち出すまでもなく、かつて栄華を誇った私権体企業の多くが、いまや凋落しています。
個人も企業も国家も、全ての存在が目標を失い、フラフラと迷走し始めた。これは3千年に亙って社会を統合してきた私権原理が、終焉の時を迎えたことを意味する。(「実現論 ホ.私権闘争の終焉から本源集団の再生へ」より)
にある通り、私権体企業である限り、こうなってしまうのは必然といえるでしょう。
しかし、その一方で、活力ある企業も確実に増えています。
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自我原理に支配され、隠蔽・言い訳・誤魔化しの巣窟だった旧軍部
「2/28なんでや劇場レポート(2) 隠蔽・言い訳・誤魔化しの横行によって崩壊する私権体制」では、
隠蔽・言い訳・誤魔化しが顕著になったのは’90年バブル崩壊以降であるとされたが、
それより50年以上前の戦前・戦中から、軍部においては不都合な情報の隠蔽が横行していた。
「大本営発表」とは隠蔽や誤魔化しの最たるものである。
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