2011年09月17日

共同体社会の実現に向けて-2 ~実現論 序1. 近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機(その2) ~

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前回の記事では、「実現論」を通じて、東北大震災を契機に顕在化した社会閉塞、そしてこの状況を突破していくための新たな運動論の必要性を紹介しました
今回はその続きとして、現在の全面閉塞状況と、そこに至った最も基底的な原因構造を明らかにしていきたいと思います

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  投稿者 mizuguti | 2011-09-17 | Posted in 06.経済破局の行方7 Comments » 

野田氏は、なぜ首相になれたのか? 「総理になること」が目的化し、その先のことは何も考えていない政治家が総理になる時代

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■野田氏は、なぜ首相になれたのか?
野田氏はその政治家人生の中でも、明確に政策を打ち出したことはほとんどない。政治家の中でも街頭演説に立つ回数が多かったことでも知られているが、挨拶と名前を繰り返すばかりで、政治的な主張をほとんどすることは無かった。
つまり、「首相になったら、どういう政策を推進するか」ということについては、ほとんど考えた事が無いことが分かる。逆に、「そのような政治家でなければ、総理になることはできない」ことを示唆している。明確な政策方針を言う政治家は、他の勢力に潰されて、票を集めることができないからだ。「脱官僚」など言おうものなら官僚からの、「脱米」を言えばアメリカからの、「反マスコミ」を言えばマスコミからの、強力なバッシングを受け潰されることになる。
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  投稿者 tnaito | 2011-09-13 | Posted in 10.日本の時事問題30 Comments » 

近代科学の史的総括2~金貸し主導の戦争→国家プロジェクトの手先となり、アホ化した科学者たち

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画像はこちらからお借りしました。
前稿「近代科学の史的総括1」では、近代科学が市場拡大とともに肥大した自我を原動力として、神に取って代わった人間による自然支配(地球支配)を目的として発達してきたことを明らかにしました。
その後、近代科学は自我⇒私権闘争の極致である戦争によって更に発達してゆくことになります。
そして、科学者たちはどうなったのか?
物理学・科学史の研究者である山本義隆氏は、その著『福島の原発事故をめぐって-いくつか学び考えたこと』(みすず書房刊)「科学技術幻想の肥大化とその行く末」「国家主導科学の誕生」の中で、科学者たちが、原爆製造計画(米マンハッタン計画)をはじめとする国家プロジェクトに組み込まれ、指示された課題をひたすらこなすだけの存在に堕してきたことを指摘しています。
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  投稿者 staff | 2011-09-12 | Posted in 14.その他3 Comments » 

近代科学の史的総括1~市場拡大とともに自我肥大し、自然を支配(破壊)してきた近代科学

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「原発問題から見える特権階級・近代科学の問題性11 ~近代科学に対する誤った認識~」
「同12 ~”学び”を忘れた学者達~」
「同13 ~近代科学の源流はキリスト教(=現実否定)にある~」で、原発危機を引き起こした近代科学の問題性を総括してきました。
物理学・科学史の研究者である山本義隆氏も、その著『福島の原発事故をめぐって-いくつか学び考えたこと』(みすず書房刊)「三.科学技術幻想とその破綻」の中で、「何故、こんなことになってしまったのか?」近代科学技術の歴史的総括をしています。
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  投稿者 staff | 2011-09-11 | Posted in 14.その他3 Comments » 

共同体社会の実現に向けて-1 ~実現論 序1. 近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機~

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311大震災と原発事故以降、人々の意識は大きく変化してきています。
マスコミをはじめ、官僚や学者たちに対する無能視、不可能視が顕在化し、またアメリカの経済破綻とその世界的な波及が、現実の目の前に迫っている今、先行きが全く見えてこない将来に対する不安は、みなの心の底に潜む、最大の不安要素になっています。
しかしその不安に対して、我々は誰かが答えを出してくれることを、座して待つしかないのでしょうか???

・・・そのような状況では、根源からの活力は湧いてこないのでは???・・・

そこで新シリーズでは、るいネットで新たに提起された『実現論 序:共同体社会の実現に向けて』を紹介していきます。
この新理論には、現在の状況を精確に認識したうえで、この不全状況を乗り越え、みんなが充足する新しい社会を実現していく道筋が記されています。必ず何らかの気づきが得られ、この閉塞感からの突破可能性を感じてもらえるハズです!
なお『実現論 序』は、以下のような目次で構成されています。
     序1. 近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
     序2. 私権時代から共認時代への大転換
     序3. 市民運動という騙し。民主主義という騙し
     序4. 統合階級の暴走で失われた40年
     序5. 破局後の経済は?その時、秩序は維持できるのか?
     序6. 新時代を開くのは、共同体企業のネットワーク
     序7. 企業を共同体化し、統合機関を交代担当制にする
     序8. 新理論の構築をどう進めていくか

是非、心ある多くの方々に継続して読んでいただき、そして実現に向けた活動に繋げていただければ幸いです。

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  投稿者 daian | 2011-09-10 | Posted in 06.経済破局の行方, 07.新政治勢力の結集に向けて, 14.その他4 Comments » 

民主主義の全否定3~民主主義とファシズムは同じ穴のムジナである

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2011年9月9日の記事「民主主義の全否定2~この国は電力会社に丸ごと買収されていた」は、次のように結んでいる。

金貸し(東電のような大企業)→官僚・学者に金が流れ、世論が原子力推進一色に染まり、学校では子供たちが原発のすばらしさを教え込まれ、『何故原発を批判する人がいるのか信じられません』と作文に書くほどになる。そして、政治家は右も左も原発推進一色になり、電源三法などの様々な原発推進法案が議会で可決されていく。
まさしく原発は、金貸しが官僚と学者を使って国民を洗脳し、議会は金貸しの暴走行為にお墨付きを与えてきただけという典型的な事例と言える。これが民主主義国家日本の実態であり、民主主義を全否定する必要性を明確に示している。

物理学・科学史の研究者である山本義隆氏はその著『福島の原発事故をめぐって~いくつか学び考えたこと~』(みすず書房)において、この状況を「原発ファシズム」と断罪している。

税金をもちいた多額の交付金によって地方議会を切り崩し、地方自治体を財政的に原発に反対できない状態に追いやり、優遇されている電力会社は、他の企業では考えられないような潤沢な宣伝費用を投入することで大マスコミを抱き込み、頻繁に生じている小規模な事故や不具合の発覚を隠蔽して安全宣言を繰りかえし、寄付講座という形でのボス教授の支配の続く大学研究室をまるごと買収し、こうして、地元やマスコミや学界から批判者を排除し翼賛体制を作りあげていったやり方は、原発ファシズムともいうべき様相を呈している。

民主国家日本において、民主主義制度に基づいて原発ファシズムが出来上がったわけである。
「民主主義(善)VSとファシズム(悪)」という図式で、両者は対立するものであるかのように喧伝されるが、それは本当なのだろうか?
いつも応援ありがとうございます。

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  投稿者 staff | 2011-09-08 | Posted in 04.日本の政治構造3 Comments » 

企業を共同体に変えるには?6~「本源集団の再生」~

 前回は、現代の企業活動におけるトラブルの原因が指揮系統にあることを見てきました。しかし、指揮系統を廃止し、全てを社内ネットに委ねると言っても、現実的に可能なのか?と思われるでしょう。
 今回は、実際に指揮系統廃止し、社内ネットによる統合を実践している企業の文章です。キーワードは今回シリーズのテーマである「共同体化」です。
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画像は 金貸しは、国家を相手に金を貸す  さんからお借りしました。
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  投稿者 hihi | 2011-09-07 | Posted in 07.新政治勢力の結集に向けて1 Comment » 

民主主義の全否定2~この国は電力会社に丸ごと買収されていた

「民主主義の全否定1~日本の政治を動かしているのは政治家ではなく官僚」では、日本の政治構造において、政治家=議会はお飾りに過ぎ無いことをみてきましたが、今回は、原子力発電所がどのように推進されてきたかをみていくことで、近代市場社会の社会統合と大衆支配の仕組みがどのように機能しているか具体的にみていきたいと思います。
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この画像はこちらからお借りしました。
【参考】
この国は電力会社に丸ごと買収されていた。原発マネーに群がった政治家・学者・マスコミ①
この国は電力会社に丸ごと買収されていた。原発マネーに群がった政治家・学者・マスコミ②
この国は電力会社に丸ごと買収されていた。原発マネーに群がった政治家・学者・マスコミ③
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  投稿者 nodayuji | 2011-09-06 | Posted in 04.日本の政治構造2 Comments » 

野田新首相誕生 小沢の連敗と民主派の挫折

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今回の民主党総裁選は野田氏に決まり、総理大臣となりました。
民主党の総裁選は、1回目の選挙は小沢派が推す海江田氏がリードしており、そのまま総理大臣になるかと思われていましたが、2回目の決戦選挙では野田氏が逆転する、というなかなかお目にかかれない形で決まりました。

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  投稿者 tnaito | 2011-09-04 | Posted in 10.日本の時事問題3 Comments » 

民主主義の全否定1~日本の政治を動かしているのは政治家ではなく官僚だ!

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写真はこちらからお借りしました。
  
 この間、【『民主主義』『市民運動』という騙しとその犯罪性】シリーズと、【民主主義の欠陥】シリーズをお届けしてきましたが、これからは【民主主義の全否定】シリーズとして統合していきます。
よろしくお願いします。
  
  
 前回は、現実に社会を動かしてきた中核勢力とはなにか?と言う記事をお届けしました。
 その中で、近代において現実に社会を動かしているのは議会ではなく、金貸しに支配された官僚と学者・マスコミである、と言う論点が提示されました。
  

それに対して、市場社会では、金貸しが、官僚を支配し、教団に変わって登場した学者とマスコミを支配し、そして官僚機構が大衆を法制支配し、教宣機関(大学・マスコミ)が大衆を共認支配している。
こうして見ると、古代と近代では、社会統合と大衆支配の仕組みは、基本的にはまったく同じであり、ただ統合力=制覇力が、武力から資力に変わっただけである。
では、学者やマスコミが近代民主社会の象徴or要として称揚して止まない議会というものは、社会統合の仕組み上、どこに位置しているのか?
二つの時代の統合=支配の仕組みを図解化してみれば分かるが、驚くべきことに、議会は王侯・貴族と、まったく同じ位置にくる。
しかし、改めて考えてみれば、近代でも実権は官僚機構と教宣機関が握っており、議会は、王と同じく、名前だけのお飾りになっていることは周知の事実である。
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るいネット「現実に、社会を動かしてきた中核勢力とは?」より

  
  
 今回は、政治における官僚支配の実態を具体的で分かりやすく紹介した記事を紹介したいと思います。
  
中村敦夫氏の著作『この国の八百長を見つけたり』を紹介したるいネットの記事、「日本の政治を動かしているのは政治家ではなく官僚だ!~中村敦夫氏が「霞ヶ関」の実態を暴露」からの引用です。
  
    
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  投稿者 sinkawa | 2011-09-03 | Posted in 04.日本の政治構造2 Comments »