2011年09月12日
近代科学の史的総括2~金貸し主導の戦争→国家プロジェクトの手先となり、アホ化した科学者たち
画像はこちらからお借りしました。
前稿「近代科学の史的総括1」では、近代科学が市場拡大とともに肥大した自我を原動力として、神に取って代わった人間による自然支配(地球支配)を目的として発達してきたことを明らかにしました。
その後、近代科学は自我⇒私権闘争の極致である戦争によって更に発達してゆくことになります。
そして、科学者たちはどうなったのか?
物理学・科学史の研究者である山本義隆氏は、その著『福島の原発事故をめぐって-いくつか学び考えたこと』(みすず書房刊)「科学技術幻想の肥大化とその行く末」「国家主導科学の誕生」の中で、科学者たちが、原爆製造計画(米マンハッタン計画)をはじめとする国家プロジェクトに組み込まれ、指示された課題をひたすらこなすだけの存在に堕してきたことを指摘しています。
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