2010年04月17日
理論体系を構築するには?
社会統合組織を作るには?-2つの条件が必要
からのバトンを受けて、今回は最終回:「理論体系を構築するには?」に迫っていきます
これまで、学校で当たり前に教えられたきた自由、個人、権利、市場原理などを改めて考えてみると・・・・
本当は心(人とのつながり)の豊かさを求めているはずなのに「(個人の)自由」という言葉が邪魔して、人間関係はどんどん疎遠になってしまっているし・・・
「権利」を主張すればするほどたくさんの法律が生まれ、返って生きにくくさせられているし・・・
「市場原理(市場拡大絶対)」はいずれバブル(→バブルは必ず崩壊する)に陥り、残るのは空しさだけだし・・・
現代はみんなが本当に納得できる理論はないと云えます 😥
そもそも、みんなが納得できる理論体系ならば、現実の中で使えなくては意味がありませんよね。では、どうすればそのみんなが納得できる理論体系は構築されるのでしょうか?
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潮流4:輸血経済(自由市場の終焉)
今回のエントリーでは、データを通じて戦後経済の推移を追いながら、その変化の根本にある社会構造の変化や意識潮流の変化について見てゆきたい。
戦後、50年代の朝鮮特需→神武景気、60年代前半の岩戸景気、60年代後半のいざなぎ景気と、敗戦の瓦礫から高度経済成長の中、毎年10%を越える二桁成長率を維持してきた。
これは、毎年所得が10%上昇し、それにあわせて消費も10%以上上昇していたことを意味する。貧困から脱出する力強い活力が存在し、物的豊かさに対する可能性を目に見えて感じ取ることが可能な時代であった。
参考資料 借金増加グラフ「国の借金残高・実質GDPグラフ」
「写真はコチラからお借りしました。」
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統合気運の基盤⇒儒教(部族間闘争の秩序化期待⇒序列規範)
「闘争能力の基盤は、みんな発の充足性と肯定視」から引用する。
10年後に求められる力を先回りして予測すると、
社会の全面的行き詰まり⇒新理論が求められるはずだが、そのためには、認識収束の潮流が顕在化し、理論追求に真正面から取り組む人が少数でも出てくる必要がある。そして、そのような理論家が登場する前提条件がある。
2600年前、同時期に仏教・儒教・ユダヤ教という古代宗教が登場した。その共通基盤がある。それまでの部族連合国家から武力による統一国家の成立である。部族連合国家では守護神信仰や神話の共認によって統合されていたが、守護神や神話はその部族の中でしか通用しない。統一国家を統合するには普遍性が不可欠になる。そうした社会統合気運をキャッチして、守護神や神話を超えた、より普遍的な観念(古代宗教)を作り出したのが、釈迦や孔子やモーゼである。
それと照らし合わせて近未来を予測すると、
今後、私権体制の崩壊がますます進行し、一方で、特権階級が暴走し、その無能ぶりがますます明らかになってゆく。いずれ社会統合気運(庶民が自分たちで社会をなんとかしなければ)が顕在化し、社会を統合するために新理論を自分たちで作り出そうとする気運が10年後には登場するはずである。
では、社会統合気運を生み出す基盤は何なのか?「社会統合気運の上昇を媒介するものは何か?」「社会統合観念は、どのような形で必要とされるようになるのか?」といった課題を今後は追求してゆきたい。
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2010年代はどういう時代か?最終話~日本の将来は、この10年間で企業が変れるかにかかっている。~
「遊びの失速⇒私権体制の崩壊⇒共同体の時代へ」という大きな流れ
を過去ブログで取り扱ってきました。
これまでの話の流れは、以下内容(リンク先)をご参照下さい。
《1》第一話~第八話の重要エッセンスまとめ。
第1話 ~2010年代はどういう時代か?~イントロダクション~
第2話~市場は絶体絶命の限界を向かえた
第3話~ミスが多発する原因~
第4話~いかに成員の活力を上げられるか~
第5話~もはや遊びどころではない!?~
第6話~企業が変われば、社会が変わる!~
第7話~企業の体制改革の真髄~
第8話~企業運営を共認に委ねたほうがうまく行くのは、なんで?
本最終話では、
私権体制崩壊以後の【企業の共同体的な取り組み方】について、
取り上げたいと思います。
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社会統合組織を作るには?-2つの条件が必要
こんにちは 😀
日一日と暖かく春らしい日が続きますね
桜の花を見ながら、ホッと四季の変化を感じます
前回新たな社会秩序の構築とは・・・?1では、
■政治家、官僚、学者、マスコミの一部の人達によって社会統合の役割が担われている
■一部の人々によって統合されている社会は現在末期状態
■単一集団ゆえに、自集団の利益優先していることが問題
と挙げられていました。
社会統合は「単一集団」ではなく、「みんな」でしなければ上手くいかない。
今日は、みんなで社会統合する組織に欠かせない条件を2つご紹介したいと思います。
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衆議院予算委員会議事録 ~アメリカが日本の財産(生産基盤)を奪う金は、日本が出した!~
国会といえば、野次の飛ばしあい やかみ合わない議論
見るのも聞くのも疲れて 、期待も関心も薄れていく
そんなイメージしかありませんが、マスコミからはぜ~~~っったい放映されない 、と~~~っても大事な議論 が、実はされていたんです
これほどの内容が国会で扱われているにも関わらず、マスコミ(テレビ・新聞)でちゃんと扱われないなんて、マスコミは本当に社会を閉塞させている張本人 ですね
今日は、阿修羅さんより、2010年2月9日の衆議院予算委員会における民主党・小泉俊明議員の質疑の議事録の引用記事をご紹介します 😉
一緒にネットで勉強しましょう~
ありがとうございます
潮流3:’70年、豊かさの実現と充足志向
前回までのエントリーでは、人類社会の統合原理として、共認原理と序列原理が存在し、明治から戦後までは民主主義と言われながらも、武力支配時代(封建時代)と同じ統合原理である序列原理(力の原理)で統合されてきたことを明らかにした。 「潮流2:戦後日本の意識潮流」
今回のエントリーは、引き続いて、1970年以降の意識潮流について、歴史的にマクロな視点で捉えなおしてゆきたい。
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「特権階級は無能」のまとめ⇒社会統合気運はどのようにして登場するか?
統合階級の無能視が大衆的に普遍化するかどうか?
それが、今後の社会再生のカギを握る。
無能視が普遍化すれば、人々は「自分たちが社会を何とかしなければ」と意識転換するだろう。
「試験エリートは無能⇒10年後には社会統合気運」
こういう問題意識で継続してきた「試験エリート⇒特権階級は無能」シリーズだが、当ブログ及び『るいネット』にたくさんの事例が寄せられた。
これらの事例を集約し一覧化することで、一旦のまとめとしたい。
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私権原理から共認原理への大転換~中高年層、さあどうする!
頭の中にあるのは何?
画像はこちらからお借りしました
2/28(日)のなんでや劇場「私権時代に求められた能力と、共認時代に求められる能力」(①②③)
を受け、「るいネット」のお題「私権原理から共認原理への大転換(自分発からみんな初へ)」 より、皆の役に立つ投稿を紹介するシリーズの第5回です。
○第1回:「潮流1:共認原理と私権原理」)
○第2回:「共認力だけが制覇力と統合力を兼ね備えている」
○第3回:「’95年、私権原理の崩壊と目先の秩序収束」
○第4回:「社会貢献が売れるわけ」
前回は、「消費」と「仕事」における「自分発からみんな発へ」の意識潮流変化の最新事例についてみてきました。
しかし、現在大半の企業は、人々の意識が共認収束しつつあるにも関わらず、生存圧力⇒私権圧力を前提に作られた「力の序列原理」のままであり、そこで長年過ごす中で身に染み付いた「自分発」の仕事スタイルから脱却できないでいる中高年層も多いと思われます。
そこで、どうしたらそこから脱却⇒「みんな発」の新たな活力を創出していけるか?の可能性を与えてくれる投稿を紹介したいと思います。
いつもクリックありがとうございます
2010年代はどういう時代か?第8話 ~企業運営を共認に委ねたほうがうまく行くのは、なんで?~
第8話では、企業運営を「共認原理で委ねたほうがうまく行く」 それはなぜなのか?をお話しします。
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