2010年04月23日
潮流5:失われた40年
前回のエントリーでは、70年をもって市場拡大はすでに停止しており、GDPの増加から借金(国債)の増加を差し引けば、実は実質マイナス成長に陥っていること。つまり現在の市場は、実は国家による資金注入という輸血装置によって見せかけの成長をしてきた人工市場に過ぎないこと。そして国債900兆という巨額なマネーを投入したことがバブルを生んだこと。
以上を明らかにした。
今回は、バブルとその崩壊、そして止めどない社会活力の衰弱に陥った‘70年以降の40年間を総括した、るいネット投稿「潮流5:失われた40年」を紹介する。
少し前には、バブル崩壊後の15年間を「失われた15年」と呼ぶことが評論家たちの間で流行していた。しかし失われたのはバブル崩壊の15年だけだったのか?そもそもバブルを生んだ過程それ自体が「巨大なる喪失」の本質的な問題ではなかったのか?
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