学者・官僚・マスコミは、かくして骨の髄まで金貸しの手先に成り果てた3 ~民主主義の近代史 「暴民支配」から戦勝国の大義名分へ~
民主党の小沢幹事長に対する検察・マスコミの追撃は激しさを増しているようです。彼らの言い分を要約すると、「国民には知る権利がある」、にもかかわらず、与党の幹事長たるものが「説明責任を果たしていない」。知る権利と説明責任、そして言論の自由。そこに通底するものは、一言で言うと「民主主義」。
そこで、今回は、「民主主義とは何か?」を近代史とともに読み解いた記事を紹介しつつ、まさに今、目前で繰り広げられている「民主主義を大義名分とした戦い」にメスを入れていきたいと思います。
引用記事は「民主主義の近代史(「暴民支配」から戦勝国の大義名分へ)」
まずは、ご声援よろしくお願いします。
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金貸し主権の法制度1~国家VS教会の対立が秩序不安定化の原点
2010年01月05日の記事「近代市場は近世欧州社会の特殊事情の中から生まれた」には、次のようにある。
「200年以上に亘る十字軍遠征により、富の大半を領有する貴族や騎士の大半が交易に関わり、商人(投機)貴族化した。その商業(私益収束)の拠点として、ベネチアetc.商業国家で金貸しに都合の良い法制・芸術・思想が生み出された」。これによって欧州では持続的な市場拡大が実現し、自我・私権収束のパラダイムが確立した。
これが、市場の力>国家の力に転換させた力の正体である。
とすれば、現在の法制度全体が金貸しに都合良く作られたものではないか、という疑いが出てくる。
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社会可能性の直感・・・我々は認識を武器として生きてゆけるか!シリーズ-7~現実課題1 仲間世界をどう生きるか
前回のシリーズ6では、社会あるいは人々の意識を対象化する必要即ち認識の必要に気付けば、対象世界が拡がり、それが自身の思考の引力となっていくことの効果について紹介しました。
今回のシリーズ7からは、現実の諸課題を例に挙げつつ、【認識の必要性】について見ていきたいと思います。
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裁判官はなぜ誤るのか
当シリーズでは、ここまで検察に焦点を当ててきたが、今日は司法の中核にあり、最終的に裁きを下す裁判所(裁判官)の問題について考えていきたい
参考文献 「裁判官はなぜ誤るのか」 著:秋山賢三
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暴走する特権階級の力の源泉「特別会計」
国家財政を巡って、いよいよ特別会計にスポットが当たり始めた。
亀井静香金融大臣のなどの発言
「財源をどうやって作るかについては、前から総理にも言っているが、特別会計に思い切って切り込んでいくべきだ。20兆、30兆はすぐ出る。今の特別会計は役人が抱え込んで、彼らの小遣いになっている。ただ、各省の大臣にやれといってもダメだから、仙石(行政刷新担当相)あたりにやらせろと言っている」
また、高橋洋一氏による以下の発言。
「民主党が独立行政法人・特殊法人を全廃すれば国の借金は300か400兆円減る」
国家財政、国家予算を巡って、これほど議論の的になる「特別会計」。これは一体何なのか?何が問題なのか?
検察vs権力者
今、新聞紙上で「検察vs小沢民主党幹事長」の戦いがクローズupされている。結論は、
【杉並からの情報発信です】さんの記事にある様に
「ここに来て東京地検特捜部の全面敗北は決定的です」の可能性が高いと思いますね。
しかし普通人の感覚からいえば、「巨悪は眠らさない」と言う検察は、「大衆の味方で緻密な正義の行使者」と思っていましたが、最近のネット情報を読むと、検察は、大衆の味方でもなく、ズサンでプチ権力者そのものです。これには、非常に危機意識を覚えます。
時の権力者?検事総長樋渡利秋氏と“赤レンガ派”エリート~佐久間達哉東京地検特捜部長
「検察とは時の権力者にとって・・・・・」の検察の本質を突いたリンクがありました。
学者・官僚・マスコミは、かくして骨の髄まで金貸しの手先に成り果てた2 ~法律家こそ現代の神官・「権利」は自己正当化のために捏造された架空観念~
シリーズ第二弾として、私達を守る為にある法律。その世界=法曹界に踏み込んで行きたいと思います
(写真はコチラからお借りしました)
法律家こそ現代の神官
現代の法曹界は、その起源を中世のヨーロッパに遡ります。
国王と教皇の権力闘争の中から、それぞれが理論武装の必要に迫られ、専門家を養成し始めました。大学の起源がボローニャの法律学校と神学のパリ大学、及び医学のサレルノ大学です。現在でも欧米では法学・神学・医学の専門家のみを三大プロフェッションと呼ぶほどの特権意識があるようです。
当初は国王や封建領主の立法権(権力の正当化)を専任してたのですが、法律家も聖職者も常に国王や教皇等のどちらか一方についているわけでもなく、利害関係によって立場を変えながら、自らの身分化、権力化を強めていったようです。大学が帝王権、教権と並ぶ中世の三大勢力となり、やがて教皇の力が落ちはじると、国王の主権を民衆との契約関係と捉え王権神授説を否定する法律家(F・オトマン)が登場し、後のホッブズ等による社会契約説の基盤を築きました。
神学者たちとの観念闘争に打ち勝ち、さらに富裕化した商工者たちの力を背景に国王及び国家に対しても私権要求を続けた哲学者や法律家こそ
>観念を武器に、私権秩序の根幹にある身分序列の闘いで勝ち進んできた階級であり、彼らの並外れた職能意識自体が、私権共認に基く階級意識そのもの(「プロフェッションたちの職能意識の正体」土山氏)
だと言えます。
元来、私権闘争の仲裁者として登場し、従って私権を否定することなど一度もなく、今や世界人権宣言に至るまでに架空観念(実態は私権の正当化)を絶対化させた法律家たちは、現代の神官(参考968)にまで登り詰めたと言えるでしょう
弁護士・裁判官・検察などの法律家は、こうして今の特権階級たる確固たる地位を築き上げていたんですね
では、この法曹界を支えているものとは何なのでしょうか
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思考パラダイムの逆転 まとめ2
今回は「構造認識の現況」「思考次元」「観念パラダイム」のシリーズ全体のまとめ2として、各時代の認識パラダイムの成立構造を図解化してみた。
「思想史年表」
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社会可能性の直感・・・我々は認識を武器として生きてゆけるか!シリーズ-6~新パラダイムの点検4 物を考えない状態と物を識った状態(思考の源泉)
こちらから拝借しました。
前回、社会可能性の直感・・・我々は認識を武器として生きてゆけるか!シリーズ-5~新パラダイムの点検3 可能性or不全の源を対象化し続ける源泉では、可能性や不全の源を対象化し続ける源泉は、実は同じで、共認機能や観念機能が持つ充足機能にあり、人々は開かれた可能性や立ち塞がる不全を潜在思念の直感によって捉え、それらを実現or突破していくという必然構造を明らかにしてきました。
今回は、点検シリーズの最後:『新パラダイムの点検4 物を考えない状態と物を識った状態(思考の源泉)』 を紹介し、まだ残る課題に対する答えを検証していきたいと思います。
いつもありがとうございます 応援 よろしくお願いします
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法制度をどう改造するか?~暴走する検察:国策捜査を助長する刑事司法の実態とメディア~
国策捜査 著:青木理
国策捜査と思われる検察の捜査により、餌食にされた人たちへのインタビューを通じて、実際の捜査がどのように行われていたかを実証している著書「国策捜査」(青木理)に、検察の特徴が端的に表されているのでそれを元に考えてみたい。
この著書は、司法の問題性に注目した「日本の司法を考える会(亀井静香氏等々)」を中心に、現状の刑事司法の問題点を再考しようという試みの中で、国策捜査の標的にされた人たちのインタビューを中心にまとめられている。したがって、餌食にされた側からの視点が中心であり、検察側の分析もあるものの、内部事情に迫るものとはなっていないが、国策捜査の状況を把握するには十分な著書である。