『どうする 日本の社会』 ~私権闘争の終焉~
前回、『どうする 日本の社会』~社会の最基底部にある婚姻制~ では、
『父系制によって、生まれた私有意識が、蓄財意識へと変化し、終には略奪闘争によって、本源集団=母系集団を解体し、私有権を共認した私権統合社会=国家を築いた。』構造を明らかにしました。
今回は、豊かさの実現によって、この私権統合が終焉を迎えていることを示します。
画像はこちらからお借りしました。
応援のクリックをお願いします。
続きを読む "『どうする 日本の社会』 ~私権闘争の終焉~"
2/28なんでや劇場レポート(3) 下からの共認圧力を形成するには?
なんでや劇場「私権時代に求められた能力と、共認時代に求められる能力」レポート第3回(最終)です。
レポート(2)では、隠蔽・言い訳・誤魔化しの横行によって私権体制は崩壊していくこと、そして、共認社会に転換する過渡期の現在においてもこの問題は避けては通れない課題となっていること、答えとなる突破口は「言い訳・誤魔化しを許さない」という下からの共認圧力を形成すること、が提起されました。
では、その「下からの共認圧力」はどうすれば形成できるか?
応援ありがとう御座います
続きを読む "2/28なんでや劇場レポート(3) 下からの共認圧力を形成するには?"
2/28なんでや劇場レポート(2) 隠蔽・言い訳・誤魔化しの横行によって崩壊する私権体制
1回目では、みんな発の共認形成力への転換がカギであることが解明されました。
では、このような能力はどうやれば身に付くのでしょうか?
続きを読む "2/28なんでや劇場レポート(2) 隠蔽・言い訳・誤魔化しの横行によって崩壊する私権体制"
2/28なんでや劇場レポート(1) 私権時代に求められた能力と、共認時代に求められる能力
2月28日になんでや劇場が行われました。これから3回に分けて紹介します。
テーマは「私権時代に求められた能力と、共認時代に求められる能力」です。
昨今、かつては信頼を得ていた大企業の問題が次々に浮き彫りになってきています。
これらの出来事は何を意味しているのでしょうか?
そしてこれからの時代に本当に求められる企業そして力とはどのようなものなのでしょうか?
私権時代と共認時代に求められる力を対比して明らかにしていこうと思います!
いつも応援ありがとうございます。
続きを読む "2/28なんでや劇場レポート(1) 私権時代に求められた能力と、共認時代に求められる能力"
アメリカ農業を真似した、戦後農政の決定的誤り
『るいネット』に「日本の官僚は優秀でなく運が良かっただけ」「高度経済成長期は、目標が明らかな時代なので優秀でなくても務まった」という投稿があるが、 その高度経済成長の最中1961年、農業生産性の引き上げと農家所得の増大を謳った「農業基本法」が制定された。この法律によって農業の構造改善政策や大型農機具の投入による日本農業の近代化が進められた。ここで言う農業の近代化とは、アメリカの機械化された大規模農業を目指すことだった。
しかし、農業の大規模化・機械化という農水省官僚の打ち出した方針は本当に正しかったのか?
その後衰退の一途を辿る日本の農業の姿を見る限り、何か根本的な誤りがあったと考えるべきだろう。
いつも応援ありがとうございます。
続きを読む "アメリカ農業を真似した、戦後農政の決定的誤り"
2010年代はどういう時代か?第3話 ~ミスが多発する原因~
(画像はコチラからお借りしました)
トヨタのリコール問題が世間を賑わしているように、近年、ミスが大爆発している。ミス大爆発の走りとなったのは05年の福知山線脱線事故、そこから05年の耐震偽装など、社会の至る所で勃発している。またこうしたミスは、老若問わず発生している。それにしても、ミスが多発するようになったのはなぜだろうか?
では、ミスが少なかった時代の意識潮流は、どのようなモノだったのか?そして、意識潮流がどのように転換したことで、ミスが大爆発するようになったのか、を明らかにしたい。
続きを読む "2010年代はどういう時代か?第3話 ~ミスが多発する原因~"
激化する米中対立 キャスティングボードを握っているのは日本
日本の米国債保有残高が、中国を追い抜き世界第一位となった。
(画像:WSJ)
日本が保有する米国債は、2001年までは3000億ドル(約30兆円)を上限としてきたが、小泉首相就任以降(2001年~)急速に保有高を増やし、2004年には約7000億ドル(約70兆円)もの米国債を保有していた。中国は貿易黒字の蓄積とITバブル崩壊によるドル安人民元高の流れを抑えるため、ドル買い(人民元売り)を続けてきた。
日本の財政基盤の弱体化及び中国の為替介入の必要から、2008年以降は中国が米国債の最大保有国となっていた。それが、2009年11月以降、米国債を売り始め、12月には保有高で日本がトップに立った。
続きを読む "激化する米中対立 キャスティングボードを握っているのは日本"
学者・官僚・マスコミは、かくして骨の髄まで金貸しの手先に成り果てた8 ~「アメリカに食い尽くされる日本」を読んで②~
●敗戦から60余年、焦土と化した日本に進駐した米国支配勢力は、日本人の戦争責任を自虐感として全日本人に刷り込んだ。徹底したマインドコントロールを最重要占領政策とし、世界史にも稀な戦勝国支配に成功していった。戦争指導者は戦犯として巣鴨拘置所に収監し、筋金入りの戦中世代は公職追放とし、戦後世代・学歴エリートは米国に連れ込んでは洗脳して帰国させた。
反米闘争を主導した全学連指導者・東大生までも触手を広げて、次世代の支配階級を担う学歴エリート達を発掘しては米国に留学させた。日本人学者や官僚やマスコミまで、インドコントロールを深く浸透させて、その後の日本国冨の収奪に成功することとなった。
現在でも米国が世界に展開する軍事機能の3割を日本におき、海外で展開する米国軍事費の5割を日本の税金で賄わせている。これが横田(基地)幕府による日本支配の実態だ。
敗戦国日本の知識階級を背骨どころか小骨までも悉く骨抜きにした米国金貸し勢力はその後、あからさまな傀儡である竹中/小泉政権下では200兆円を越える国富の収奪に成功することとなる。
【マッカーサー横田基地に降り立つ】写真はコチラからお借りしました。
【宮沢喜一 日米学生会議】写真はコチラからお借りしました。
【60年安保】写真はコチラからお借りしました。
【岸信介】写真はコチラからお借りしました。
【小泉プレスリー】写真はコチラからお借りしました。
【鳩山・小沢】写真はコチラからお借りしました。
手痛い敗戦から15年、60年日米安保条約改定阻止に立ち上がった全学連を主導したのが、共産主義者同盟(ブント)だった。その創立メンバーが後の著名な経済学者・青木昌彦氏(スタンフォード大名誉教授)であった。60年日米安の保条約調印のため密かに米国に向かう岸伸介の訪米を阻止すべく羽田に篭城し、天晴れ豚箱に放り込まれた男だ。
既に60年安保闘争の頃は既に、追放された戦中派の後釜となって米国留学組が東大の研究室では幅を利かせ始めていた様だ。反米・反安保闘争とは縁を切った彼は、豚箱から東大に復学した。ハーバードやスタンフォードから帰国したばかりの日本人教員や、客員教授として着任した米国人教員の推薦を受け、ライシャワー駐日大使の取り計らいでハーバードからスタンフォード大へと留学、その後米国での大学教授職へと歩んだ。
総評などの既成左翼は、60年安保をますます米国に従属させる日本支配の動きと捉えたのに対して、全学連(青木)は日本の帝国主義的野心を復活させる軍事同盟だと総括している。彼は歴史的認識としては自身の見方が正しかったと云うが、米国の金貸し勢力に日本の支配階級が従属し、日本世論を支配して日本国富の収奪に成功したその後の事実と違うではないか。米国支配層の庇護の下で、身を処す生き様から見るに自己正当化の詭弁と言われても仕方がないのではなかろうか。
敗戦後の日本人学歴エリート層がなぜかくも易々と洗脳されたのか、(米国→官邸→マスコミによる)米国金貸し勢力に都合の良い世論支配に加担したのか、その様にして米国金貸し勢力が「日本食い尽くし」に成功してきた事実を、興味深い投稿から引用します。
続きを読む前に応援宜しくお願いします。
続きを読む "学者・官僚・マスコミは、かくして骨の髄まで金貸しの手先に成り果てた8 ~「アメリカに食い尽くされる日本」を読んで②~"
『どうする 日本の社会』 ~社会の最基底部にある婚姻制~
『どうする 日本の社会』 ~日本人の可能性=本源性~
に引き続いて、日本人のもつ可能性=本源性について考えて行く前に、何故人類は本源集団を解体してしまったか考えてみたいと思います。
その要因は、母系集団から父系集団へ移行したことにあるようです。今回は、婚姻制について切開してゆきます。
その前に応援お願いします。
続きを読む "『どうする 日本の社会』 ~社会の最基底部にある婚姻制~"
日本の生産力を支えてきたのは、エリートではなく大衆だった
2010年02月21日「戦前から顕在化していた、詰め込み教育の弊害」から続く。
『るいネット』に「官僚は優秀ではなく、運が良かっただけ その1」「同 その2」という投稿がある。
日本の高度経済成長期には目標が明確だったので、無能でも官僚は務まったということだ。それは事実だろう。
では、高度経済成長を実現させたのは誰なのか?
いつも応援ありがとうございます。