2010年07月21日

民主党内『小沢vs反小沢』勢力図予測(第三弾):参議院“非改選議員”編

%E5%9B%BD%E4%BC%9A%E8%AD%B0%E4%BA%8B%E5%A0%82.png
 

2010年参院選が終わりました。
今後、ねじれ国会で益々混沌とした政局になりそうです。

数字的には、民主党の敗北、自民の揺り戻し、みんなの党の浮上という結果ですが、何だか、どこも“勝った”ところがなく、選挙前からみんなが口々に言っていた、「どこもダメ」「入れるところがない」「今回の選挙ほどどこに入れても同じ」を反映したバランスの結果という印象です。

つまり、「生活も切迫しているし、これからの日本の先行きも見えない」→「はやく何とかしてほしいが、どこもスッキリせず答を示してくれない」→「判断を保留にせざるをえず、とりあえず政党のバランスをとった」という人々の意識が顕れた結果ではないでしょうか。

%E6%94%AF%E6%8C%81%E6%94%BF%E5%85%9A.jpg 

それにしても、「今回の選挙ほどどこの政党に入れていいかわからない。どこに入れても同じ」という意識にさせられた選挙はありません。
このことを通じ、人々は“政党”ではなく、“人”で判断せざるをえないという意識が強くなったようにも思います。
これは、明治31年の隈板内閣(大隈首相・板垣内相)以来の日本の政党政治、つまり近代日本の政治体制に対し、人々は無意識にも疑問を持つようになったかもしれません。

そうなると、人々が「もう既存の政治体制、そしてさらに既存の政治家には期待できない」と見切るのは、もしかしたらもう時間の問題かも。。。。

新しい政治体制に向けて、現状では、昨年の衆議院選での民主党の大勝利、そして今回の参院選でみんなの党が増えたことからも、少なくとも“脱官僚”を期待する人々の意識は現われています。
そのため、「アメリカ→官僚支配の日本の政治」を改革し日本の国益を守ろうとしている、と思われる既存政治家の見極めが重要になります。

そこで、
民主党内『小沢vs反小沢』勢力図予測:2010参院選候補者編

民主党内『小沢vs反小沢』勢力図予測(第二弾):2010参院選“比例区”候補者編

に引き続き、今回は、参議院“非改選議員”の誰が小沢系(→脱官僚系)か反小沢系か色分けしてみます。

にほんブログ村 政治ブログへ

続きを読む "民主党内『小沢vs反小沢』勢力図予測(第三弾):参議院“非改選議員”編"

List    投稿者 kirin | 2010-07-21 | Posted in 未分類 | 2 Comments » 
2010年07月20日

もう、プロには期待できない~大衆による直接社会統合の可能性 8 共認形成をみんなの手に取り戻す~

参院選はブレまくりの菅首相とともに民主党大敗退。
去年の熱は一気に冷めてしまいました。
何がこのような雪崩を起こしたのか?
小沢氏のダーティーさか?鳩山氏の優柔不断さか?
民主党新政権(小沢-鳩山)の新機軸はいくつかありましたが、その中でも事業仕分けは官僚機構の中に巣食う利権集団の既得権益破壊でした。
私権時代なら、自民党と官僚が仕切っていた密室での権利配分がそれなりに社会統合として機能していました。
しかし、共認の時代になれば、分捕り合戦では統合できません。万人が納得する判断軸が必要です。
untitled.bmp
よろしければ励みになりますので↓クリックお願いします

にほんブログ村 政治ブログへ

続きを読む "もう、プロには期待できない~大衆による直接社会統合の可能性 8 共認形成をみんなの手に取り戻す~"

List    投稿者 hihi | 2010-07-20 | Posted in 07.新政治勢力の結集に向けて2 Comments » 
2010年07月19日

庶民による社会統合気運の高まり その最先端の潮流を探る5 ~名古屋市・地域委員会の可能性とは?~

chiiki%20pict1.jpg
画像はこちらからお借りしました。
 
’10年参院選の投開票7月11日に行われ、民主も自民も’07年参院選より得票数を減らした。
今回の結果から見える民意は、「脱民主・脱自民→官僚主導型政治へのNo」であったとも言える。
 
’10年参院選 民主も自民も票を減らした/結果を大きく左右する10%の浮動層
 
ただ、国政において、“選挙”だけでなく“政策”に民意を反映していくには、まだまだ道のりは遠い。
しかし、地方においてはその試みが始まっている。
 
今回は、民意を政策に反映していく試みとして設立された名古屋市の「地域委員会」についてみていく。
 

にほんブログ村 政治ブログへ

続きを読む "庶民による社会統合気運の高まり その最先端の潮流を探る5 ~名古屋市・地域委員会の可能性とは?~"

List    投稿者 lived104 | 2010-07-19 | Posted in 12.現代意識潮流7 Comments » 
2010年07月16日

メキシコ湾原油流出事故に見る【マスコミと金貸し支配】

burning-oil-rig-explosion-fire-photo11.jpg
画像はこちらからお借りしました
皆さんこの事故をご存知でしょうか?4月末に起きたです。
メキシコ湾原油流出事故このセンセーショナルな事故は、始めこそ特番が組まれたりしてテレビで報道されることも多かったものの、しかしその後、日を追う毎にこの報道は減ってきており、今では日本のテレビ報道からは現状がどうなっているのか、これからどうなっているのかを窺い知ることは難しくなっています。
一方、アメリカでは連日のようにトップ記事でこの事故を扱っていると聞きます。
またアメリカ・ヨーロッパでの報道内容は【悲惨な現状】と【今後どうする?】の話ばかりです。
皆さんはこの各国の報道姿勢に妙な違和感を感じませんか?
実は今回の各国の報道姿勢の裏側には、決して表舞台には出てこない支配構造があるんです。
続きが気になる方は・・・ポチっと押した後に続きをご覧下さい☆

にほんブログ村 政治ブログへ

続きを読む "メキシコ湾原油流出事故に見る【マスコミと金貸し支配】"

List    投稿者 tibatosi | 2010-07-16 | Posted in 03.アメリカの支配勢力と支配構造3 Comments » 
2010年07月15日

CIAは実は無能なダメ機関⇒支配の中核を成す騙し「エリートは超優秀」の崩壊

08760510.jpg
ブログ『杉並からの情報発信です』が、『雁屋哲の美味しんぼ日記』2010年7月11日「鳩山由紀夫氏から菅直人氏へ(2)」を紹介している。
それによると、CIAというのは実は無能極まりないダメ機関らしい。そのダメ機関CIAが唯一成功したのが日本支配らしい。 一部引用する。
いつも応援ありがとうございます。

にほんブログ村 政治ブログへ

続きを読む "CIAは実は無能なダメ機関⇒支配の中核を成す騙し「エリートは超優秀」の崩壊"

List    投稿者 staff | 2010-07-15 | Posted in 03.アメリカの支配勢力と支配構造No Comments » 
2010年07月14日

参院選でのマスコミ報道の迷走⇒もはや大衆を騙せなくなったマスコミ

2010年07月11日の記事「参院選後の政治状況(民主・自民の従米連合?)」で、「代表選に向けて小沢派に対するマスコミ・官僚の攻撃は必至だ」と書いたが、既に、民主党大敗北を小沢派へ責任転嫁する報道が始まっている。
いつも応援ありがとうございます。

にほんブログ村 政治ブログへ

続きを読む "参院選でのマスコミ報道の迷走⇒もはや大衆を騙せなくなったマスコミ"

List    投稿者 staff | 2010-07-14 | Posted in 01.どうする?マスコミ支配16 Comments » 
2010年07月13日

もう、プロには期待できない~大衆による直接社会統合の可能性 7 認識欠乏が顕在化し、多くの人々が「認識形成の場」に集結するのは、もはや時間の問題~

DSC_0173.jpg
%E3%81%AAG%E3%80%81~1.JPG
前回、投票率は一気に下がるであろうと予測しましたが、結果は選挙区・比例代表とも57.92%。前回参議院選挙投票率が選挙区58.64%・比例代表58.63%であったので、選挙区で0.72%の減、比例代表で0.71%の減となり、結果的には大差はありませんでした。しかし今回の選挙で最も気になったことは、去年の衆議院選挙に比べて国民の盛り上がりがあまりにも低調であったことです。
それでは、なんで去年の衆議院選挙に比べて、今回の参議院選挙では、盛り上がりに欠けたのかを見ていきたいと思います。
前回の衆議院選挙を主導した小沢氏、鳩山氏、亀井氏の民族派は、下記の日本が受けている外圧に対して、真正面から問題に取り組む姿勢を示し、国民の共感を得ました。
・60年間に及ぶGHQ体制の米国支配からの脱却:普天間基地の海外移転問題に切り込む
・米国に支配されている官僚の排除:政策に関しては、官僚に任せるのではなく政府内で作成する
・米国に支配されているマスコミに対する挑戦:記者クラブの廃止
・金貸しからの脱却:米国に略奪されかかった郵便貯金を取り戻す
それに対して今回の参議院選挙を主導した菅首相を代表とする社会派は、日本が受けている外圧を捨象し、普天間問題のような根幹に関わるものは、全く避けていたし、また税制の問題にしても根幹の議論は捨象して、枝葉の議論に終始した。消費税に関しても使い道と控除のことしか議論の対象になっていない、言わば税の制度設計に関する議論が全く見られなかった。
すなわち空疎な要求主義の社会運動家(人権運動、消費者運動、フェミニズム運動等)の言論、またチンケな運動(環境運動)をやってきた社会派の言論は、全く国民の心に響かなかったということだと思います。
続きを読む前に応援お願いします。

にほんブログ村 政治ブログへ

続きを読む "もう、プロには期待できない~大衆による直接社会統合の可能性 7 認識欠乏が顕在化し、多くの人々が「認識形成の場」に集結するのは、もはや時間の問題~"

List    投稿者 toshi | 2010-07-13 | Posted in 07.新政治勢力の結集に向けて3 Comments » 
2010年07月11日

参院選後の政治状況(民主・自民の従米連合?)⇒力の原理の崩壊はいつどのようにして起こるのか?

参院選の開票が進んでいる。
それによると、連立与党の過半数割れは確実となっており、民主党は改選50議席を割る可能性も出ている。
それを前提に、今後の政局を占ってみる。
いつも応援ありがとうございます。

にほんブログ村 政治ブログへ

続きを読む "参院選後の政治状況(民主・自民の従米連合?)⇒力の原理の崩壊はいつどのようにして起こるのか?"

List    投稿者 staff | 2010-07-11 | Posted in 04.日本の政治構造1 Comment » 
2010年07月10日

民主党内『小沢vs反小沢』勢力図予測(第二弾):2010参院選“比例区”候補者編

2010.7.10%E5%85%9A%E9%A6%96%E4%B8%80%E5%90%8C.jpg

皆さん、いよいよ明日は参院選の投票日ですね。
ギリギリですが (期日前投票をされた方にはもう手遅れですが )、

前回の記事~民主党内『小沢vs反小沢』勢力図予測:2010参院選候補者編~の選挙区編に引き続き、比例区候補者の誰が小沢派か反小沢派か色分けしてみます

 

にほんブログ村 政治ブログへ

続きを読む "民主党内『小沢vs反小沢』勢力図予測(第二弾):2010参院選“比例区”候補者編"

List    投稿者 kirin | 2010-07-10 | Posted in 未分類 | 2 Comments » 
2010年07月09日

庶民による社会統合気運の高まり その最先端の潮流を探る4 ~庶民の社会に対する当事者意識の萌芽~

今回も引き続き、「高まる当事者意識の顕在化」について、最先端の意識潮流を追求していきます 🙄
前回は、鹿児島県阿久根市を事例に取り上げました

阿久根市の竹原市長は、その大胆な行動や過激な発言によって、マスコミや一部の人達から「独裁者」と呼ばれています。ただ、その中身を見てみると、むしろ特権階級化し、既得権益維持のみが目的になっている議会や、公務員の暴走に対して、市長がブレーキをかけようとしているのが実態でした
%E7%AB%B9%E5%8E%9F%E5%B8%82%E9%95%B7.jpg
(阿久根市竹原市長)
また、この阿久根市の事例は特権階級の暴走に対する歯止めという一面も確かにありますが、実はそれ以上に庶民の意識に新しい可能性の萌芽が感じ取れます

今回は、庶民の意識という視点で、阿久根市の事例を看ていきたいと想います。

続きに行く前にポチっと応援お願いします

にほんブログ村 政治ブログへ

続きを読む "庶民による社会統合気運の高まり その最先端の潮流を探る4 ~庶民の社会に対する当事者意識の萌芽~"

List    投稿者 tyani | 2010-07-09 | Posted in 12.現代意識潮流6 Comments »