原発問題から見える特権階級・近代科学の問題性6 ~福島の原子力発電所の危機は官僚政治による人災である~
(経団連:画像はhttp://www.nttud.co.jp/business/office/detail/id/68よりお借りしました。)
3.11の震災を機に起こっている『福島原子力発電所の危機』は、収束の目処が立たず現在も悪化の一途をたどり続けています。地震・津波といった天災が引き起こした危機であるかのようにマスコミ報道では扱われています。しかし福島原発は、これまでに何度も国会で危機警告が出されて来たにも関わらず、それを無視し何の対策も講じてこなかった結果引き起こされたという実態を見ると、 『人災』と言えるでしょう。
本日の記事では
①今回の原発事故は『人災』である。それはなぜか?
②なぜ、このような『人災』が引き起こされたのか?~日本における官僚政治の弊害~という2つの視点から、「官僚政治を撃て:福島の原子力発電所の危機は官僚政治による人災である」
のブログ記事を紹介していきます。
続きを読む "原発問題から見える特権階級・近代科学の問題性6 ~福島の原子力発電所の危機は官僚政治による人災である~"
地震・原発を契機に人々の意識はどう変わるか?【5】:充足基調(女原理)から実現思考(肯定発の男原理)へ
『希望』・・・津波による壊滅的な被害を受けた南三陸町にて、復興に向け開催されている「福興市」
画像はこちらからお借りしました。
【1】:原発問題の本質は特権階級の無能と暴走
【2】:次々と明るみに出る特権階級の暴走ぶり
【3】:試験エリートの無能とえげつなさ
【4】:特権階級の暴走は今後も続くか否か?(マスコミ支配との綱引き)
の第5回です。
前回は、地震・原発事故を契機に、我々一般庶民の意識はどうなっているか?について考えてみました。
簡単にまとめると・・・
・原発問題は観念でしか捉えられない→考えても答えがみつからない→考えると暗くなる→意識的に捨象・拒絶(思考停止)
・しかし、地震も原発事故も本能を直撃する(生存に関わる)ゆえ、心の奥底でモヤモヤ蓄積→事実が知りたい(事実収束)
ここで、事実収束の潮流顕在化の大きな壁となっているのが、マスコミら特権階級による共認支配(情報操作・隠蔽)であり、その突破口は、我々庶民が「事実を発信・追求していく場、答えを考える場」の構築です。
これを受け、今回は、大きな不全を感じながらも問題を捨象・拒絶する人々の意識構造や、地震や原発事故を契機に事実を追求し答えを皆で考える・・・認識収束していく基盤は芽生えたのか?を、過去から現在の意識潮流の変化を振り返りつつ考えみたいと思います。
応援よろしくお願いします。
続きを読む "地震・原発を契機に人々の意識はどう変わるか?【5】:充足基調(女原理)から実現思考(肯定発の男原理)へ"
国際金融資本家の支配構造【農業編】~相手の弱みにつけ込むだけではない。弱みそのものを生み出すことから支配は始まっている!!~
前回は、国際金融資本家の理解を深めるため、ロックフェラー、ロスチャイルド(と、その背後にいる欧州貴族)の歴史を、企業の設立年に焦点をあてた年表を作成し、そこから「国際金融資本家は戦争によって勢力を拡大してきた」という一般構造を見いだしました。
今回は、農業(とりわけ緑の革命)に焦点を当て農業を通して彼らの支配構造を探っていきます。
応援よろしくお願いします。
続きを読む "国際金融資本家の支配構造【農業編】~相手の弱みにつけ込むだけではない。弱みそのものを生み出すことから支配は始まっている!!~"
集団を超えた社会をどう統合し直すか?まとめ2~私たち素人の事実の追及こそが新たな社会統合の核~
集団を超えた社会をどう統合し直すか?まとめ1~市場原理から脱却することが社会統合のスタートライン~では、新たな社会統合を実現する為には
①市場場原理から脱却すること。
②「事実は何なのか」を市場抜きに考えられる私たち素人の追及が必要
という2つの必要条件を提示しました。今回のまとめ2では、この必要条件を実現する為の可能性の萌芽に迫っていきます。
続きを読む前に是非応援クリックをお願いします。
続きを読む "集団を超えた社会をどう統合し直すか?まとめ2~私たち素人の事実の追及こそが新たな社会統合の核~"
次代の社会統合の場を考える2~国家と(力の序列共認)とその統合限界~
本シリーズは、国家も市場も限界を迎え行き詰った今、今後どのような場が必要になるのか?どのような統合の仕組みが必要になってくるのか?という問題意識から、次代の社会統合のあり方について考えていくものです。
前回の記事「次代の社会統合の場を考える①~国家はどう統合されているのか?~」
では、国家(超肥大集団)とは、力の序列を背景につくられた、身分という評価指標(観念化された肩書き)を万人が共認することで、統合されてきたことが明らかになりました。
しかしながら、歴史を振り返っても、現在進行形で見ても、力の序列共認により統合されてきた国家というものは、戦乱による支配や転覆などを繰り返している(=秩序が維持されない)という現実があります。
今回は、力の序列共認による統合様式がもつ、特徴、問題点、矛盾について、るいネットの秀作投稿「超国家・超市場論8」を紹介しながら、明らかにしていきたいと思います。
応援宜しくお願いします。
続きを読む "次代の社会統合の場を考える2~国家と(力の序列共認)とその統合限界~"
『今こそパラダイム転換が求められる時』シリーズ-6~現実否定の倒錯思考~
このシリーズも中間地点ということで、これまでの流れを一旦整理しておきます。
シリーズ-1では、
社会不全→思考停止のループを打ち破り、観念パラダイム転換への意識潮流が巻き起こる予感について扱いました。
シリーズ-2では、
その意識潮流を若者を、中心とした様々な事象から探っていきました。特に、今回の大震災や原発事故によって、その潮流は大きくなっていることが分かりました。
シリーズ-3では、
この本能を直撃する不全によって、嘗て原始人類が抱いた“祈り”にも似た思念から、現実直視の萌芽が見られ、事実追究への欠乏が数段高まっていることを見ていきました。
シリーズ-4では、
原発関連の報道から、政治家・マスコミなどの特権階級への不信感からの高まりから、素人達による事実追究が、ツィッターなどのネットを軸として、繋がり、拡がっているということを取り上げました。
シリーズ-5では、
マスコミに登場する学者が「ウソをつく!」ということから、旧観念に対する不信が顕在化し、それは、観念パラダイムの転換の好機と捉えました。また、原発事故という未曽有の不全から、その不全をみんなで共有して初めて、課題化され得ることが分かってきました。
これまでの展開から、今回の大震災、原発事故を受けて、人々の意識のレベルでは、観念パラダイムの転換の可能性が大きく高まってきたことがわかります。
そして今回は、それでも特権階級に根強い「現実否定の倒錯思考」とその背景にある支配構造という、観念パラダイムの転換の前に立ち塞がる壁について見ていきたいと想います。
いつも応援 ありがとうございます
続きを読む "『今こそパラダイム転換が求められる時』シリーズ-6~現実否定の倒錯思考~"
原発問題から見える特権階級・近代科学の問題性5 ~法律や基準は誰を守るためものか~
画像は放射線医学総合研究所資料よりお借りしました。
福島原発での事故によって、大量の放射性物質が大気・土壌・海中へと放出されています。
このような状況で、人々が最も懸念することのひとつが健康への影響であり、健康への影響を判断する上で決定的に重要となるのが被曝する放射線量(累積値)です。
しかし、今回の事故後における東電・政府・学者・マスコミからの発信は、その情報を受け取った人たちが正確に状況を認識して判断することを妨げる極めて犯罪的なものであったと言えます。
続きを読む "原発問題から見える特権階級・近代科学の問題性5 ~法律や基準は誰を守るためものか~"
地震・原発を契機に人々の意識はどう変わるか?【4】特権階級の暴走は今後も続くか否か?(マスコミ支配との綱引き?)
(左)3月31日東電抗議デモ(右)4月10日高円寺1万5千の反原発行動
リンクよりお借りしました
【1】:原発問題の本質は特権階級の無能と暴走
【2】:次々と明るみに出る特権階級の暴走ぶり
【3】:試験エリートの無能とえげつなさ
の4回目です。
前回は試験エリート(東大関係者)の無能ぶり、無能にいたる過程・構造について紹介しました。
今回は、全く違った環境でいきる有能な人々の意識はこれからどこにむかっていくのか?を考えます。
振り返ると、3/11の原発事故(事件)以降、人々の意識はネットを中心に、事実収束にむかいました(事実系関連サイトのるいネットの検索数は、一週間で200万アクセスに急上昇等・・・)
一方日本のマスコミ報道姿勢は、海外マスコミと比較し、隠蔽・ごまかしによる報道姿勢(原発は必要)を変えていませんが、浜岡原発停止以降、突如に報道姿勢を変えています(特に、最近の週刊誌は暴露記事が多く、事実とは全く違う位相にいるはずの週刊誌がなぜでしょうか?)
以下の記事でも一部紹介しますが、最近は綱引きどころか、ますます反原発の潮流、事実収束が高まっているのではないでしょうか。
続きをごらんください。
続きを読む "地震・原発を契機に人々の意識はどう変わるか?【4】特権階級の暴走は今後も続くか否か?(マスコミ支配との綱引き?)"
国際金融資本家の支配構造~国際金融資本家は戦争によって勢力を拡大してきた
浜岡原発の停止要請、オサマ・ビンラディンの“殺害”、民主党・自由党有志による地下式原発の推進など、311以降、日本を取り巻く情勢は目まぐるしく動いています。世界規模で“国際金融資本家”の意思が錯綜し混乱を極めており、状況の整理と構造化が急がれている状況です。
今回はその手始めとして、国際金融資本家の理解を深めるために、その代表であるロックフェラー、ロスチャイルド(と、その背後にいる欧州貴族)の歴史を、企業の設立年に焦点をあてた年表 をもとに、追ってみました。
ワーテルローの戦い
画像はこちらから
続きを読む "国際金融資本家の支配構造~国際金融資本家は戦争によって勢力を拡大してきた"
次代の社会統合の場を考える①~国家はどう統合されているのか?~
<菅首相と東電社長>
福島原発の事故では原発の危険性が明らかになりました。同時に、これほど危険な原発をここまで推進してきた市場、それを止める事無く、事態を収拾する事もままならない政治家や官僚と、市場と国家それぞれの統合限界も露わになりました。
また、今回の原発事故は、「今後どうする?」という問題意識を作り出し、普通の人たちのネット等での事実探索や発信が増えています。今後、利便性を追求するばかりの市場、政局や利権に囚われ現実に答えが出せない国家には、社会統合を任せられないという意識が強まっていくはずです。
国家も市場も限界を迎え行き詰った今、今後どのような場が必要になるのか?るいネットの秀作投稿を紹介しながら、歴史を遡って市場と国家の成立構造を押え、今後どの様な社会統合の場が必要なのかを明らかにしていきます。
応援よろしくお願いします!