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集団を超えた社会をどう統合し直すか?まとめ2~私たち素人の事実の追及こそが新たな社会統合の核~

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集団を超えた社会をどう統合し直すか?まとめ1~市場原理から脱却することが社会統合のスタートライン~ [1]では、新たな社会統合を実現する為には


①市場場原理から脱却すること。
②「事実は何なのか」を市場抜きに考えられる私たち素人の追及が必要

という2つの必要条件を提示しました。今回のまとめ2では、この必要条件を実現する為の可能性の萌芽に迫っていきます。
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市場原理の弱点(市場原理から脱却するための可能性)

「金」がものを云わない時代
先進国では1970年に物的な豊かさを実現した。それまでは、人々は飢えの圧力(=生存圧力)に晒され、飢えから逃れるために、必死になって私権(地位、金etc.)を獲得するために必死に働いてきた。そこでは、いい生活をするためのたくさんのお金、たくさんのお金を稼ぐための出世、出世するための学歴というように、誰もがより多くの私権を獲得するのが目標だった。したがって、飢えの圧力が働いていた時代では、私権を一番多く持っている物=金貸し=市場原理の親玉が圧倒的な力を持つ。
しかし、1970年に貧困が消滅すると同時に生存圧力も消滅し、大衆は私権の獲得には収束しきれなくなった。そうなると、「金」がこれまでのように力の基盤足りえなくなり、市場原理の親玉である金貸しの圧倒的な力も衰弱する 8) 09年のリーマンショックは、「金」が力の基盤足り得ないことを象徴する事件だった。みんなが「金」に収束しきれないからこそ、金融不安=「金」という力の基盤の綻びが表に出てきた。
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豊かさの実現によりもたらされた力の基盤の変化
豊かさの実現により、大衆はそれまでの私権の獲得という目標に収束しきれなくなり、欠乏の中身が「物から心の豊かさへ」と転換していく。心の豊かさは決して一人では得られないため、「自分からみんなへ」と意識の対象を外に広げていくこととなる。そして、より多くの人に評価さているモノサシとして機能するのが、「人数」であり、これこそが力の基盤となる
(Ex.視聴率(=人数)が取れない番組が打ち切りとなったり、ブログランキングやハテナなどのサイトのように「人数」そのものが、一番人を引き付ける指標となっている。)
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インターネットの普及(素人による事実の追求の可能性)

インターネットの普及に伴い、これまでは特権階級だけが把握していた裏の事実が明るみになってきている。たとえば、集団を超えた社会をどう統合し直すか?まとめ1~市場原理から脱却することが社会統合のスタートライン~ [1]で紹介した、金貸しと政治のつながりなどはインターネットの普及によって明るみになった情報を、専門家でもなんでもない素人がみんなで整理した事実だ。つまり、インターネットの普及は、私たち素人がより深い移送での事実追求が可能になったともいえるし、私たち素人が社会の当事者となるツールを手に入れたともいえる 😀
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集団を超えた社会をどう統合し直すか?(大衆の力の可能性)
力の基盤が「人数」となったということは、私たち大衆が本当の力を手にしたことを意味する そして力=「人数」を獲得するためには、より多くの人にとって「確かに!」「スッキリした!」「役に立つ」と共認してもらう必要があるが、それをしていくためのツールはインターネットという媒体がある。つまり、私たち素人が当事者として社会統合していく必要条件は整っている。あとは、みんなを惹きつける認識⇒事実の追求が十分条件として必要となる。
幸いなことに、これまでの特権階級の発信源であるマスコミからでは、そんな有用な発信が出てこないことは多くの人が気づいている。
だからこそ、今、より多くの人が可能性だと感じてもらえる認識を発信できるがどうかが、私たちの属する社会を私たち自身の手で統合していく鍵となる。
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