特権階級の世界と大衆の世界を繋いでいたもの(4) 豊かさ期待に代わる新しい期待感「参画期待」
「武力支配時代の秩序期待」、「近代~’70年までの豊かさ期待」で述べてきた論点は、次の通りである。
【1】武力支配の時代は秩序化期待、近代では豊かさ期待が全社会的に充満しており、そこでは国民の為に働くのが為政者の条件であるという共認が働いており、特権階級は中立性・公平性を投げ捨てて暴走することはなかった。つまり、全社会的な期待感こそが、支配階級・特権階級の世界と大衆共認の世界の紐帯であった。
【2】ところが、’70年頃豊かさの実現によって、社会全体から沸き起こる豊かさ期待は衰弱し、とりわけ’90年バブル崩壊以降は、物的な豊かさという軸上では誰もが暗い見通ししか持てなくなり、豊かさ期待は喪失した。この「期待感の不在」こそ、現在、どれほど特権階級が暴走を続けても、あるいは無能さをさらけ出しても、大衆的な運動がどこからも起こってこない根本的な原因である。
【3】そして、全社会的な期待感こそ、その時代を動かす中心軸=時代のパラダイムであり、その期待が無いということは、中心軸を喪失しているということと同義であり、社会活力を衰弱する一方で統合されることはない。社会を再生するためには、豊かさ期待に代わる新しい期待像を作り出す必要がある。
では、豊かさ期待に代わる新しい期待感とは何か?
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「特権階級の空中浮遊とは、どういうことなのか?(3)~小泉・中曽根元首相の共通点と電通によるメディア支配」
画像はこちらから
「特権階級の空中浮遊」とはどういうことなのか?その本質は何か?を紹介するシリーズの第3回です。
第1回は「特権階級の空中浮遊とは、どういうことなのか?(1)~特権階級の世界と大衆の世界の断絶と接点」
第2回は「特権階級の空中浮遊とは、どういうことなのか?(2)~戦後日本の意識潮流とマスコミの第一権力化」
でした。
第3回は、「小泉・中曽根元首相の共通点と電通によるメディア支配」です。
まずは、こちらの投稿を御紹介します。
小泉首相と中曽根元首相に見る奇妙な共通点
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学生でもわかる『闇の支配勢力の抗争史』~第4話~ 近代、ロスチャイルドの台頭
http://www.geocities.jp/untilled/ep20.htm
こんにちは!前回のYU君と同じく大学生のkayamaです!よろしくお願いします!
前回のあらすじ
近世ヨーロッパの200年にわたる十字軍遠征の中で、貴族が商人化した。商人貴族と呼ばれる彼らは、王族らのお抱えとして仕えながらウソの情報を流して,巧みに王族同士を戦争に誘導し、借金漬けにすることで、自らの利益を貪り続けた。
今回は、上記の手法を発展させたロスチャイルドが、いかにして力を付けてきたのか?を見ていきます。
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人々の意識⇔国家(制度)(4) ~ 私権文明を問い直す(東洋と西洋) ~
メソポタミアにあるバビロン遺跡(画像はこちらからお借りしました)
かつてわたしたちは、人類文明の発祥を輝かしいものとして学びました。文明こそが、人類を人類たらしめている最も本質的なものであり、今後ともその発展に貢献し続けることが、その果実を享受するために必要なのだと教えられてきたのです。
しかし、その結果が環境破壊、精神破壊であり、その先に滅亡があるならば、果たして文明とは今後とも賞賛され、維持されるべきものなのでしょうか?文明の進展が人類滅亡に繋がっているなら、文明の発祥そのものに滅亡の構造が内在していたのではないでしょうか?
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小沢派が民主離党し、日本の政界がロスチャイルド派VSロックフェラー派に割れる?
画像はこちらからお借りしました。
民主党の代表選は菅首相の勝利で終わった。
それを踏まえて、今後の政局を占ってみたい。
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特権階級の世界と大衆共認の世界を繋いでいたもの(3) 近代~’70年までの豊かさ期待
1963年新政策発表演説で所得倍増論を述べる池田勇人首相
画像はこちらからお借りしました。
「特権階級の世界と大衆共認の世界を繋いでいたもの(1)~武力支配時代の秩序期待」では、武力支配の時代においては、全社会的な秩序期待こそが、支配階級・特権階級と大衆の世界を繋ぐ紐帯だったことを述べた。
では、近代における全社会的な期待は何だったのか?
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特権階級の空中浮遊とは、どういうことなのか?(2)~戦後日本の意識潮流とマスコミの第一権力化
ザ・力道山より画像をお借りしました。
先日8/10のなんでや劇場「金貸しとその手先(特権階級)の思惑は?」では、「特権階級の空中浮遊」という新たな捉え方が提起されました。
そこで、「特権階級の空中浮遊」とはどういうことなのか?その本質は何か?を紹介するシリーズの第2回です。
第1回は「特権階級の空中浮遊とは、どういうことなのか?(1)~特権階級の世界と大衆の世界の断絶と接点」というテーマで紹介しました。
今回の第2回は、特権階級の空中浮遊とは、どういうことなのか?(2)~戦後日本の意識潮流とマスコミの第一権力化について紹介したいと思います。
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学生でもわかる『闇の支配勢力の抗争史』~第3話~ 商人貴族の登場
http://community.platinumserai.jp/event/article/4b0e75c3c9c3
こんにちは!!シリーズ第3話を担当させてもらいますYUです。理系の大学3回生です!わかりやすく伝えていきたいと思います!
前回の話から明らかなように、一部の商人は国王や貴族に大きな影響を与えるほどに力をつけてきました。今回は商人化した貴族を紹介します!
今回の内容はロスチャイルドの登場と関わっています!楽しんで読んでください。
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特権階級の世界と大衆共認の世界を繋いでいたもの(2)~金貸し支配⇒三権分立が特権階級の暴走を可能にした
「特権階級の世界と大衆共認の世界を繋いでいたもの(1)~武力支配時代の秩序期待」では、武力支配の時代においては、全社会的な秩序期待こそが、支配階級・特権階級と大衆の世界を繋ぐ紐帯だったことを述べた。
では、近代はどうなったか?
その前提として、近代になって制度がどう変わったのかを明らかにしておく必要があるだろう。
立正大学阪口大和氏の論稿「現代社会の権力構造(6)立正経営論集(2005年12月)」から引用する。
この論稿の趣旨は、三権分立制度の建前は、それによって権力集中の弊害を除けると仮定しているが、現実には、主権在民の幻想のもとにある立法府の弱体化と行政府(含む軍部) の制度的暴走が止められない。金貸し支配にとって都合の良い制度、それが三権分立をはじめとする民主制度だということだ。
阪口大和氏
画像はこちらからお借りしました。
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人々の意識⇔国家(制度)③~略奪闘争と国家成立の起源~
●パンドラの箱→こちらより画像をお借りしました
国家誕生の歴史を紐解き、人々の意識と国家(制度)の構造に迫る、「人々の意識⇔国家(制度)」シリーズ第三弾です 😀
前回の記事(人々の意識⇔国家(制度)②~人類最初の略奪闘争(戦争の起源)~)では、人類最初の同類闘争=略奪闘争について扱いました。
今回は、国家の成立と略奪闘争の起点となった性的自我について遡っていきたいと思います。