裏天皇の正体5 南朝後醍醐の皇子護良親王が市場ネットワークの裏首領になった?
前稿「裏天皇の正体4 南朝を支持したのは市場勢力。それを統括していたのは秦氏」で紹介した論点は、次の通りである。
【1】南朝(後醍醐天皇)の支持勢力は、散所、つまり非農業民の市場勢力(非人経済)であり、北朝の支持勢力は、武力支配による農民からの収奪に立脚した勢力、つまり、貴族をはじめとする荘園領主であったこと。
【2】日本における市場勢力の源流は2つある。一つは百済の滅亡後~鎖国まで続いた大陸・朝鮮からの流入民であり、彼ら流入民が散所(市場)の住人となっていった。もう一つは、百済系の北朝の収奪と寒冷化によって農業で喰えなくなった農民たちが逃散し、都市の市場に流入した。
【3】彼ら市場の住人となった非農業民たちは、非人・河原者と呼ばれ、差別の対象となっていったが、そのまとめ役を担ったのが秦氏であり、秦氏が支配する市場勢力こそ南朝の支持勢力である。
【4】そして、この南北朝の秘密統合(強制統合)と市場(散所・非人)経済を拡大するために、後醍醐天皇と律僧文観がたてた政略が「大塔政略」である。
大塔とは、後醍醐の第三皇子大塔宮護良親王を指す。
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「社会は暗いが自分自身の内面は明るい」という若者たちの可能性
●「マスコミの嘘を切り、新認識で時代を開く」シリーズをはじめます。
ブログ「日本を守るのに右も左もない」をいつもお読み頂きありがとうございます。当ブログでは「人類を破滅に導くマスコミ・官僚・学者たち。マスコミさえ倒せば、支配勢力は瓦解する」とのサブタイトルにあるように「打倒マスコミ支配。自分の頭で考えはじめた人たちのネットワークによる新しい媒体のさきがけ」を目指して、様々な問題に切り込んでいます。
支配階級の歴史、マスコミによる共認支配の仕組み、そして最先端の新潮流などなど。他方、政治ブログとしては時事問題が少ないのでは?といった意見もあり、今回から新シリーズに挑戦してみることにしました。仮題「マスコミの嘘を切り、新認識で時代を開く」シリーズ。
従来の記事ががどちらかというと原理論や歴史探求に重きをおいていたのに対して、このシリーズでは、「普通の人々の潜在意識に照らしてみて感じるマスコミ報道に対する違和感や怒り、憤り」も大切にして、「時事問題を、るいネットで培ってきた新認識群を武器に切り込んでいく」読み切り型のコラムを展開していく予定です。「打倒マスコミ支配」の機運がますますたかまることを大いに期待して、このシリーズを始めていきたいと思います。
●「日本の未来明るい」若者19% 6割は今の生活に満足:朝日新聞9月11日
さて、第1回は9月11日の朝日新聞の記事
“「日本の未来明るい」若者19%6割は今の生活に満足”
という記事に切り込んでみたいと思います。
まず、このタイトルを読んで、みなさん、どう思われるでしょうか?
やっぱり、今時の若いもんは現状に満足していてハングリーさが足らない。こんあんじゃ未来はくらい・・・・
と、思われた方もいるでしょうし
原発に、就職難。こんな時代のどうして満足できるというんだ。マスコミのでったげにもほどがある!
と、思った方もいるかもしれません。
しかし、前者のように、若者を否定するだけでは、世代断絶が進むだけで日本の再生はありえませんし、かといって後者のように、マスコミを否定しても、やはり展望を描けない限り、意味がありません。結局、金貸しの手先となって日本経済を壊滅に追い込むマスコミの思うままです。
私たちは、マスコミの嘘を暴きつつ、つまり、マスコミの嘘を否定しつつ、その先に可能性を見出していかなくては、マスコミに代わる新媒体をつくりだしていくことはかないません。
そこで、もう少し、丁寧に記事を読んでみましょう。
グラフは若者たちの満足度をあらわしたもの。橘玲氏のブログより。
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裏天皇の正体4 南朝を支持したのは市場勢力。それを統括していたのは秦氏
前稿「裏天皇の正体4~裏天皇は南朝発。孝明天皇は偽装崩御して、裏天皇になった」で発掘された論点は次の通りである。
【1】明治天皇が長州奇兵隊の大室寅之祐(南朝の末裔?)にすりかえられたのは事実であるが、孝明天皇と陸仁親王が殺されたというのは嘘である。孝明と陸仁は生きており、そのまま堀川御所で裏天皇となった。
【2】天皇のスリカエは明治天皇だけではない。南北朝時代にスリカエられている。北朝に統合されたことになっているが、北朝とされている崇光天皇は実は南朝の後醍醐天皇の皇子護良親王の息子である。つまり、北朝とされている皇統は実は南朝にすりかわっていたのである。
【3】その崇光天皇から枝分かれした伏見殿(伏見宮家)が裏天皇であり、表の皇統が絶えた時に天皇を出せるバックアップシステムとなった。と同時に、表の皇室と国事分担して海外活動を専管し、国内でも諜報機関と測量機関を配下においていた。
【4】幕末の伏見殿が朝彦親王であり、朝彦親王が作り上げた京都学習所は尊王攘夷論の拠点となった。
南朝・北朝それぞれの支持勢力がいて、両者は対立していた。それが南北朝の対立である。南朝・北朝の支持勢力は何だったのか?
南北朝の背後にはそれぞれの対立する勢力がいたということであり、
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裏天皇の正体3~裏天皇は南朝発、孝明天皇は偽装崩御して裏天皇となった。
※前回までは、古代の日本の勢力を扱ってきましたが、いよいよ本題のウラ天皇の正体に迫ります。
明治天皇がすり替えられていたことはよく言われますが、天皇のすり替えはこれが初めてではありません。
この説とセットになっている、「孝明天皇・睦仁親王暗殺説」は実はカモフラージュであり、殺されたと見せかけてそのまま堀川御所に入りウラ天皇となったのです。
書籍『国際ウラ天皇と数理系シャーマン(落合莞爾著)』より要約します。
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立て直せ!!狂った医と食 9.真の健康は集団づくりから
ようやく猛暑も和らぎだし、秋の陽気にうたた寝もしたくなりますが、皆さんちゃんと仕事してますか?
『立て直せ!! 狂った医と食』シリーズも、ついに9回目を迎え、次回の総集編を残すのみのところまでやってきました。
前回は人間が本来持っている、自然治癒力のすばらしさを実感頂いただけたと思いますが、今回は最後のテーマに相応しい「真の健康」について扱っていきたいと思います:D
どのへんが最後に相応しいかは、読んでいただければわかります(笑)
では早速中身に入っていきましょう
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新概念を学ぶ16 共認回路と自我回路-共認こそ原点であり意識の統合者である-
これまで「新概念を学ぶシリーズ」では16回をにわたって、生物の進化過程において生命の誕生から哺乳類、猿への進化をたどってきました。
その過程で生命は外圧適応態として、可能性に収束し、逆境を迎えるごとにそれを乗越えて進化を続けてきました。中でも私達人類に通じる種の進化として、弱者ゆえに性闘争を極端に強化した哺乳類が登場し、その中でも齧歯類との生存競争に敗れた原モグラから原猿が登場しました。そして、原猿は本能を超えた不全という逆境の中で、新たな進化機能である共認機能を獲得し真猿へと進化したのです。
いよいよ、これからは、共認機能を獲得した真猿から、人類の誕生へと進みます。今回はまず、近代社会にまで続く共認機能のしくみやその影に潜む重要な概念、「自我」の誕生について明らかにしていきます。
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裏天皇の正体2~日本の支配構造は倭人勢力VS百済勢力+キャスティングボードを握る秦氏?
前稿「倭人(弥生人)の葛城ネットワークと秦人(韓人)の秦氏ネットワーク」では、
大和朝廷成立前には、2つの勢力があったことを明らかにした。
【1】倭人(弥生人)の葛城勢力
呉越楚の滅亡によって亡流してきたのが倭人であり、倭人と縄文人との混血が弥生人。
その中心となったのが、秦始皇帝を騙して日本列島に脱出した徐福一派である。彼らは葛城と改称し伊豆を本拠として全国的なネットワークを築く。
【2】秦人(韓人)を秦氏勢力
同じく秦始皇帝の支配から逃れて朝鮮半島に脱出した、中央アジア発の秦人。彼らは伽耶で交易を業としていたが、ツングース系の扶余族(→後の高句麗・百済)の南下を恐れて、日本列島に脱出を始める。大分の宇佐に拠点を置いた彼らは、弥生人と混血し、宇佐を拠点に秦氏ネットワークを築く。
葛城と秦氏の二大ネットワークが、並存していた。これが大和朝廷成立前夜の政治状況である。
そこに、朝鮮半島からツングース系の扶余族が逃げ延びてきて、大和朝廷が成立する。
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【情報戦】1.動物にとっての情報の意味、サルにとっての情報の意味とは?
様々な疑問を包摂して「情報(戦)とはなにか?」を、「歴史を遡って」追及する本シリーズ(【情報戦】0.情報戦のこれまでとこれからを考える ~“情報”のパラダイム転換~)、第一回は、原モグラから枝分かれした哺乳類(=動物)から始まります。
哺乳類(=動物)はその後、樹上に生活の場を移した原猿(=サル)に進化し、更に闘争共認集団を形成することで真猿へと進化していきます。
彼らがこのような時代を生き抜くには、一体どのような情報が必要だったのでしょうか?
今回は、原モグラから枝分かれした哺乳類=動物、そこから進化した原猿そして真猿=サルにとっての情報の意味を読み解くことを通して、現代にも通ずる情報(戦)の原点を探っていきます。
原モグラから原猿・真猿へ
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裏天皇の正体1~大和朝廷成立前夜、倭人の葛城ネットワークと韓人の秦氏ネットワークが並存
(画像はリンクよりお借りしました)
「天皇制国家の源流」「暴走の源流=平安貴族」に続き、「裏天皇の正体」というシリーズを始めます。
『るいネット』
「日航事故① ’85年、御巣鷹山上空で何が起こったのか?」
「日航事故② 御巣鷹山上空での日米ソ入り乱れた空中戦の真相」
「日航事故③ 御巣鷹山事変を引き起こした旧陸軍勢力」によると、’85年日航機墜落事故は、日航機事故は金属疲労によって墜落したのではなく撃墜されたらしい。
ミサイル攻撃を受け損傷した日航機が超低空飛行で群馬県の御巣鷹山上空にたどり着いた所で、日米ソの最先端戦闘機が入り乱れて空中戦が繰り広げられ、最先端のステルス戦闘機をはじめミグ25など5種類の戦闘機が全機撃墜された。しかも、日航機の積荷が原爆材料で、その上ミサイルの一部は核弾頭ミサイルだったので、御巣鷹山の墜落現場に放射能が撒き散らされたというという、俄かには信じられない話である。
そして、こんなことを仕出かしたのは旧陸軍勢力であり、その頂点は「裏天皇」だということである。
では、裏天皇とは一体、何者か?
今シリーズでは、その正体に迫りたいと思います。
いつも応援ありがとうございます。
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【情報戦】0 情報戦のこれまでとこれからを考える ~“情報”のパラダイム転換~
在日米軍問題や日本の軍事力が議論の遡上に乗ることも増えてきましたが、その度に日本の「諜報機関の必要」や「情報戦にとことん弱い日本人」が言われます。近代化(明治維新)以降、一貫して叫ばれてきた命題の一つだとも言えます。
歴史をさらに遡って、縄文人と渡来人との衝突を考えてみても、(国際)情報に疎い日本人(縄文人)の姿が浮かび上がってきます。
◇果たして、日本人(縄文人)は歴史的にも、諜報戦・情報戦に弱い民族なのでしょうか?
◇日本人(縄文人)が諜報戦・情報戦に強くなる可能性と基盤は、あるのでしょうか?
諜報力・情報力は、歴史的にも一貫して重要なものとして扱われてきました。しかし、戦争時代以前(1万年前以上)の極限時代にまで遡って考えれば、諜報の必要は登場しません。つまり、極限時代の共認原理の社会では、情報戦はなかったし、諜報も必要なかったことになります。
◇今後、共認原理への転換が進むにつれて、情報戦・諜報の必要は残るのでしょうか?
◇仮に、情報戦が残るとしたら、どのような形に変化していくのでしょうか?
日本や共同体における情報戦や諜報戦のことを考えると、すぐに上記のような疑問が出てきます。
これらの疑問、すなわち『共認時代の情報戦は、どうなるのか?』を解明するのが、今回の【情報戦】シリーズです。