2011年12月12日

共同体社会の実現に向けて-12 ~実現論序4.統合階級の暴走で失われた40年(その1) ~ 市場主義の暴走と市場崩壊の危機

みなさん、おはようございます。
今日からは、新章『統合階級の暴走で失われた40年』です。
よく耳にする“失われた10年”というのは、日本においてバブル景気崩壊後の1990年代前半から2000年代前半にわたる不況の時代を指す語です。平成不況や複合不況とも呼ばれています。しかしその『不況』は今現在も継続しており、それどころかリーマンショック・EU危機などが発生、事態はさらに悪化しています。そして、これらを回避するための決定打はいまだ見出せていないのです。
本章のテーマ“失われた40年”は、上記のような未だ解決していない課題について、既存の思考にとらわれない踏み込んだ調査と分析により、根本原因を明らかにし今後の見通しを探っていこうとするものです。
1970年から現在までの40年間、統合階級は縮小してゆこうとする市場を無理矢理延命させてきました。その反動が、現在の問題につながっている可能性は極めて高いと予想されます。
まず今回は、この40年間に何が起き、何を失ったのかを押さえてみたいと思います。

(さらに…)

  投稿者 ohmori | 2011-12-12 | Posted in 04.日本の政治構造2 Comments »