2011年12月03日
サウジアラビアのアメリカ支配に対する包囲網が確立しつつある
(左がアブドラ国王、右がオバマ大統領)(画像はコチラから1 2)
アラブ諸国における親米大国として、真っ先に挙げられてきたサウジアラビア。9.11同時多発テロ以降、アメリカとの関係は冷え込んでいると言われているものの、政治的、経済的、軍事的なつながりは今なお強い。一方、世界的な金融不安が広がりをみせる現在、欧・露・中・印によるアメリカに対する包囲網は完成しつつあり、アメリカ覇権にかげりが見え始めている。この様な世界情勢の中、中東の親米大国、サウジアラビアはどの様な動きを見せるのか。サウジアラビアの過去と現在(金融経済、民主化運動)、近年の中東情勢を把握した上で、今後の動きについて推論したいと思う。