2011年12月06日
近代科学の成立過程9~商業簿記と利息計算から発展した代数学~
前回(近代科学の成立過程8~近代の教育制度は西洋の商人がつくった算数教室から始まった)は、山本義隆氏の『十六世紀文化革命』から「第5章の商業数学と16世紀数学革命」の要約を引用しながら、この近代~現代の学校制度の原点は、特権階級の養成機関である大学が教会支配から金貸し支配に変わったことと、商業階級が建てた都市住民向けの算数教室であるということを見てきました。
【16世紀の代数学の発展に貢献したパチョリの算術大全】
引き続き山本義隆氏の『十六世紀文化革命』から「第5章の商業数学と16世紀数学革命」中段部分の要約を引用しながら、数学の発展過程を見て行きたいと思います。
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