『今こそパラダイム転換が求められる時』シリーズ-11~新しい認識だけが、現実を変えてゆく~
このシリーズも、今回が最終回となりました。
過去のシリーズはこちら
シリーズ-1~「必要意識⇒課題意識には、不全発と可能性発の二通りある!」~
シリーズ-2~不全発の『変革の必要』から、実現発の『認識の必要』への大転換」~
シリーズ-3~社会運動の総括1 現実否定の自己欺瞞」~
シリーズ-4~社会運動の総括2 社会運動の自己欺瞞~
シリーズ-5~現実捨象の倒錯観念から、観念捨象の現実直視へ~
シリーズ-6~現実否定の倒錯思考~
シリーズ-7~現実とは、人々の意識である~
シリーズ-8~実現基盤を摘出できない、現実否定の「構造認識」~
シリーズ-9-①~現実、その下部意識と上部意識~
シリーズ-9-②~現実、その下部意識と上部意識~
シリーズ10 残る観念は、頭で塗り替えたら終い
このシリーズを通じて、今回の大震災、原発事故を受けて、人々の意識のレベルでは、観念パラダイムの転換の可能性が大きく高まってきたことがわかりました。
そして、マスコミに登場する学者が「ウソをつく!」ということから、旧観念に対する不信が顕在化し、それを、観念パラダイムの転換の好機と捉えました。また、原発事故という未曽有の不全から、その不全をみんなで共有して初めて、課題化され得ることが分かってきました。
その課題を突破するために必要なのは「現実を直視する」ということであり、そこから目を背けた現実否定の意識では、何も実現しないし、社会は変わっていかないことを、明らかにしてきました。
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原発問題から見える特権階級・近代科学の問題性10~狂気の近代科学技術~
3.11の東日本大震災に端を発した、人災「福島第一原発事故」は発生から4ヶ月が経ったものの、未だに収束の様相をみせません
一方で、時間の経過とともに、様々な問題が浮き彫りになってきたように思います。
例えば、原発の安全管理の拙さ。
あるいは、政府が設定してきた安全基準値の不正確さ。
そしてなにより、このような事故が起った時の対策が何一つ確立されていなかったこと。
原子力発電は一度事故が起きれば、甚大な被害が発生することは予見されていたにも関わらず、まともな安全対策が欠落したまま、根拠なき安全神話によって推進されてきたのです。
なぜ、このような未熟な技術であるにも関わらず原発は推進されてきたのか?
それには、エネルギー利権構造が1つあげられます。しかし、それ以外に狂気とも呼べる近代の科学技術への妄信があったことが、今回のような未曾有の事故へと繋がったのではないでしょうか?
そのことを、わかりやすく提示してくれている記事を紹介します。
いつも応援ありがとうございます。
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地震・原発を契機に人々の意識はどう変わるか?【10】:特権階級の世界と大衆の世界の断絶と接点⇒新政治勢力の台頭
「twitter」は共認社会を導く事実伝達媒体となるか?
画像はこちらからお借りしました。
地震・原発を契機に人々の意識はどう変わるか?シリーズも、いよいよ10回目です。
これまでの記事は・・・
【1】:原発問題の本質は特権階級の無能と暴走
【2】:次々と明るみに出る特権階級の暴走ぶり
【3】:試験エリートの無能とえげつなさ
【4】:特権階級の暴走は今後も続くか否か?(マスコミ支配との綱引き
【5】:充足基調(女原理)から実現思考(肯定発の男原理)へ
【6】:脱自由市場化が進む?
【7】:遊びの失速は何を意味しているのか?
【8】:人々はいつものを考え始めるのか?
【9】:人々はいつものを考え始めるのか?認識収束の入口にたった!!
前々回の記事では、今回の震災・津波~原発事故に際し明らかになった政治家・官僚等日本の統合階級の無策、無能により“既にこの国は国民の生命の安全を保持できていない”ことを誰もが実感し、その突破口として“役に立たない政治家を一掃し、新しい政治勢力を作る”必要が提起されました。
また、前回記事では、そんな中、主婦層などを中心に原発や放射能について既存マスコミに頼らず勉強しはじめる層が登場・・・こうした現実問題発の勉強収束は、やがて本格的な認識収束へと上昇する可能性を秘めており(但しそのためには一定の“答え”の提示が必要)、今やその入口に立ったことが明らかになってきました。
そこで、今回は、これらを受け、この間の人々の意識の変化を“特権階級の世界と大衆の世界の断絶と接点”という切り口から考えみたいと思います。
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エネルギー問題、東北復興、景気回復を巡る国際金融資本家たちの暗躍
東北震災・福島原発以降の、日本政治や日本経済はどうなるのか?
国際金融資本の対立(ロックフェラーvsロスチャイルド)を前提に考えてみる。
●エネルギー問題を巡る国際金融資本の暗躍
福島原発事故以降、日本は原発を推進し続けるのか、脱原発に舵を切るのか大きな岐路に立っている。
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6/5なんでや劇場(11)~(12) 支配階級の属国根性と、「お上」のことなどどうでもよい庶民の感覚
画像は「※参考、伊都など各国の位置は諸説あり」からお借りしました。
前回に引き続き、6/5なんでや劇場『日本の闇勢力、御巣鷹山事変と原爆と原発』のレポートを掲載します。
今回は、以下の内容についてレポートします。
6/5なんでや劇場(11) 支配階級の骨身に染み付いた属国根性
6/5なんでや劇場(12) 庶民にとって「お上」のことなど、どうでもよかった
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次代の社会統合の場を考える7~人類の新たな活力源とは?~
物的豊かさを実現した1970年以降、貧困の圧力を下敷きにした人々の私権追求は勢いを失い、元々私権闘争の止揚・統合体として存在している国家も、現在に至るまで迷走を重ねています。
社会的には私権収束力の低下⇒新たな統合軸の提示が求められているにも関わらず、その現実が見えていないが故に、未だに国債を乱発しては何とか市場を延命させようとして、盲目的且つ超目先の対策に終始しているという始末です。
エコポイントに見る欺瞞性、むやみな福祉費の増大、そして積もり積もった国債900兆の見通し立たず。
混迷した社会状況において実現基盤を見つけるためには、まず人々の意識はどこに向かっているのか?を明らかにする必要があります。
それは、豊かさ実現以前の私権闘争に代わる、新たな活力源とは何か?という問いに対する答えとも言えます。
そこで今回は、今後の人類の新たな活力源について述べられている記事「超国家・超市場論13」を紹介してその答えに迫っていきたいと思います。
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『今こそパラダイム転換が求められる時』シリーズ10 残る観念は、頭で塗り替えたら終い
今こそパラダイム転換が求められる時シリーズも今回で10回目。残すところあとわずかです。
前回の投稿
テレビ離れが進んだとはいえ、元々、モノを考えない日本人は、まだ、マスコミの影響を強く受けています。最後に残された壁は、この手負いの金貸し→マスコミ支配の壁となります。
ということで今回は、残る壁マスコミの共認支配をどうするか?がテーマです。
リンク
既に、最も重要な下部意識は、私権収束から本源収束へと転換した。従って、今後(30年間)は、上部意識=観念に焦点が移る。社会の最先端では、旧来の私権闘争に代わって、観念闘争が、最もホットな場となるだろう。
(中略)
既に述べた様に、旧パラダイムと既成観念は、本源収束の出口を塞ぎ、社会を八方塞がりの状態に陥らせている。もしこのまま、旧パラダイムから脱却できなければ、人類は滅亡する。
(中略)
数億年・数百万年の塗り重ねによって形成された下部意識を、頭で都合良く変えることなど出来ないが、観念は頭で塗り替えたら終いだからである。
確かに残る観念は頭で塗り替えるだけなのですが、現実は未だ多くの人がテレビを中心としたマスコミの影響を強く受けています。
例えば今でも原発が安全だという報道をそのまま信じている人がいますし、少し前のブタインルエンザの時は、実際には効果のない無いのマスクをした人が街中に溢れかえりました。
既にテレビの視聴率は年々さがり、新聞の購読数もジリ貧の状態にありますが、それでも何故人々がこうも簡単にマスコミの共認支配に絡め取られてしまうのでしょうか?
マスコミというのは大きな共認形成機関ですが、そもそも有名である(知名度が高い)こと自体が、皆の評価を得ている事の証と受け止められています。従って知名度のあるマスコミが発信することに対して、普通の人は中身はどうあれ、皆の評価を得ているものという前提で無自覚に捉えてしまうという構造にあるのです。
このように観念を塗り替える前に乗り越えなければならないマスコミ支配の壁がありますが、どうすればこの壁を突破できるか?その可能性を考えてみます。
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原発問題から見える特権階級・近代科学の問題性9 ~原発が必要なウソ~
楽しく遊ぶ福島の小学生(2010/11/29)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/feature/fukushim1290968326472_02/news/20101129-OYT8T00103.htm
●尿から微量の放射性物質 福島市の子供10人から
●東京江戸川、葛飾、台東区などのゴミを焼却している江戸川清掃工場のばいじんから、9740ベクレルの放射性セシウムを検出
●放射性物質、韓国・中国・イギリス到着
日本の原発問題は、日本全土を越えた世界全体の被爆問題になってしまいました。
こうした中、日本を始め世界中で原発デモが行われ、多くの世論の批判があっても、株主総会での反原発否決、原発再開への意思など推進派が依然としてなくなりません。
福島原発事故の収束の見通し、他の原発の安全性検証も不十分なままにも関わらず、原発推進路線から転換しないのは、日本のエネルギー事情を考慮すると、“原発は必要不可欠”だからであるといわれています。果たして、その前提は正しいのでしょうか。
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■地震・原発を契機に人々の意識はどう変わるか?【9】:日本人はいつ物を考え始めるのか?認識収束の入口にたった!!
原発に反対してきた島「祝島」の画像です。
地震・原発を契機に人々の意識はどう変わるか?シリーズ第9弾です。
これまでの記事は・・・
地震・原発を契機に人々の意識はどう変わるか?【1】:原発問題の本質は特権階級の無能と暴走
地震・原発を契機に人々の意識はどう変わるか?【2】:次々と明るみに出る特権階級の暴走ぶり
地震・原発を契機に人々の意識はどう変わるか?【3】:試験エリートの無能とえげつなさ
地震・原発を契機に人々の意識はどう変わるか?【4】:特権階級の暴走は今後も続くか否か?(マスコミ支配との綱引き
地震・原発を契機に人々の意識はどう変わるか?【4】:特権階級の暴走は今後も続くか否か?(マスコミ支配との綱引き
地震・原発を契機に人々の意識はどう変わるか?【6】:脱自由市場化が進む?
地震・原発を契機に人々の意識はどう変わるか?【7】:遊びの失速は何を意味しているのか?
地震・原発を契機に人々の意識はどう変わるか?【8】:人々はいつものを考え始めるのか?
前回の記事は、我々普通の人々の突破口は、役に立たない政治家を一掃し、新しい政治勢力を作ることに可能性があるといった内容でした。我々の意識下には、政治に対する不可能視もあり、課題意識を政治に向ける必要があるのではないのかという提起でした。
それでは今回の記事です。地震・原発を契機に人々は物を考え始めたのでしょうか?
テーマごとに紹介します。
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国家とは何なのか?市場とは何なのか?
こちらからお借りしました。
3.11に端を発する福島第一原子力発電所の問題を契機に、社会全体で「事実はどうなっているのか、今後の日本をどうしていくのか」を自分達で考えていこうとしている人たちが増えている。
普段参加している勉強会(なんで屋サロン)においても、参加している学生達の意欲には目を見張るばかり。
今回の「日本を守るには右も左もない」では社会がどうなっているのか、国がどうなっていくのか、を考えるにあたって出てきた「そもそも国家とは何なのか。市場とは何なのか」を今回改めてみんなで追求したので是非読んで頂きたいと思う。
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