2012年07月20日

なんでや劇場「力の原理から共認原理への大転換」その6 ~市場拡大や恋愛、自由、個人という正当化観念が市場を拡大させた~




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小沢一郎が新党『国民の生活が第一』を立ち上げましたね。
・・・それにしてもこの党名ってどうなんでしょうか?
今の政治は「国民よりも優先する第一価値」が他にある。ということを明言、白状しているようなものですよね。或いは、あえてその事を顕在化するための、したたかな命名戦略なのでしょうか???
さて、今年2月に理論勉強会として開催された第133回なんでや劇場『力の原理から共認原理への大転換』のレポートも今日が最後です。
これまでの記事では、『力の原理』で運営されていた私権時代に市場拡大を牽引してきたのは「恋愛」や「自由」「個人」といった『観念』であることを解明しました。
ではこの「恋愛」や「自由」「個人」と『市場拡大』はどのように関連するのでしょうか?私たちが実感しやすい「恋愛」に引きつけながら復習しましょう。
続きを読む前に、いつものように、クリック応援お願いします。

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  投稿者 daian | 2012-07-20 | Posted in 12.現代意識潮流77 Comments » 

ルネサンスの科学(魔術)1 キリスト教を市場拡大の守護神に転換したニコラウス・クザーヌス

これまでは、ギリシャローマ時代から中世キリスト教社会の科学技術の流れを見てきました(科学技術の源流1)。ここからは、科学技術が本格的に発展を始める、ルネサンス時代に入ります。新しいシリーズの「ルネサンスの科学(魔術)」第1回目はニコラウス・クザーヌスです。
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「ニコラス・クザーヌス」この画像はこちらからお借りしました

あまり知られていませんが、ルネッサンスへの扉を開いた先駆者の1人がクザーヌスなのです。十字軍の開始以降、貿易が活発になり市場が拡大していくと、人々は自我私権の拡大可能性に目覚め、禁欲を旨とするカトリック教会は崩壊の危機を迎えます。彼は、新たな世界観を提示しキリスト教を、市場拡大=自我私権の追究を積極的に肯定する宗教に転換します。彼はどのような理屈を使って、この大転換を実現したのでしょうか。
山本義隆氏の『磁力と重力の発見』から「第9章 ニコラウス・クザーヌスと磁力の量化」の要約を引用しながら、ニコラウス・クザーヌスの問題意識とその論理構造を解明していきます。興味を持たれた方は応援もお願いします。

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  投稿者 nodayuji | 2012-07-19 | Posted in 13.認識論・科学論9 Comments » 

幕末の思想2 下級武士が尊王攘夷に収束したのはなぜか?

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(画像はコチラからいただきました)
前稿「幕末の思想1 下級武士が西洋思想に収束したのはなぜか?」では、下級武士が西洋思想や近代化に収束していった構造を明らかにしました。
一方、幕末期には『西洋思想(近代化)』と同時に『尊王攘夷論』も下級武士を中心に盛り上がりをみせます。
  
西洋を受け入れる近代化と夷狄(異国民)を排斥する尊王攘夷論。
全く反対の思想なのですが、共に下級武士達が収束し、2つの思想が相まって倒幕運動につながっていきます。
両者には共通する構造があるはずです。それは何か?
 
今回は尊王攘夷論の元となった水戸学を学びながらその共通構造に迫っていきます。

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  投稿者 MASAMUNE | 2012-07-18 | Posted in 04.日本の政治構造9 Comments » 

共認収束への大転換⇒実現の時代へ(3)~‘02年収束不全によって生まれた当事者意識の高まり~

JAPAN.jpg画像はコチラより
’12年以降、いよいよ実現の時代に入りました。
現在を称して巷では、「激動の時代」とか、「100年に一度の危機」と表現されることがありますが、そこには一つ大事な視点が抜け落ちているように思います。
大きな時代潮流(人類史、あるいは生物史)から現代(今置かれている状況)を捉えなおすという視点です。これがなければ、今という時代の本質に迫ることは難しいでしょう。
歴史を通して、謙虚に「学ぶ」という姿勢は、自らの「主張」を第一とする民主主義とは異なるものです。

このシリーズの狙いは、まさに‘70年貧困の消滅に始まる共認収束の大潮流を謙虚に学び、近50年の状況認識を基に、次代の新たな可能性の提示を試みるところにあります。
第一弾「起点となった’70年の大転換」では、’70年が生物史上の大転換期であったことに触れ、現在の経済不況や、「実現の時代」幕開けの起点となった時代であることを提起しました。
以降の記事では、’70年の転換期を境に意識潮流や社会構造がどう変化していくのかを段階的におさえ、そこから今後10~20年がどのような時代になっていくのか(=新たな可能性の実現基盤)を提起していきます。
今回注目したのは‘02年。
今週から2回に渡って、‘02年はどんな意識潮流の変化が起こり、そして現代にどのように繋がっているのか?を考えていきたいと思います。

続きはこちらです。

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  投稿者 hiromi | 2012-07-17 | Posted in 12.現代意識潮流11 Comments » 

近代科学の源流5 侵略⇒富国強兵のためにギリシア哲学と魔術を取り込んだキリスト教(→近代科学の源流の合流)

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「近代科学の源流【1】潜在思念(本能・共認)を退化させ架空観念に収束したギリシア哲学~素粒子論(ヒッグス粒子)」
「近代科学の源流【2】ギリシア哲学から近代科学を貫く架空観念への短絡思考→カルト化した素粒子論と地球破壊」
「近代科学の源流【3】魔術によって神になろうとした古代~近世の西欧人」
「近代科学の源流【4】共同体を破壊した西欧人の死生観に基づいて、宇宙の循環を無視した終末論的宇宙観」
今回は「魔術から近代科学へ」シリーズ【まとめ】その5です。
「12.十字軍侵略とアリストテレス翻訳を先導した主勢力(ノルマン人+クリュニー修道会+イタリア商業都市)」
「13.私権追求のために自然科学研究の扉を開いたのがトマス・アクィナス」
「経済学の騙しの起点、スコラ哲学(トマス・アクィナス)」
「14.西欧にとって魔術は科学発展・侵略拡大に必要な観念だった」
「17.生産効率絶対という短絡思考が、西欧のエネルギー使用と専門分化を加速させた」
山本義隆氏著『磁力と重力の発見』「1.古代・中世」(みすず書房刊)を参考にさせていただきました。
中世キリスト教の欲望否定(封鎖)から近代観念の欲望肯定(刺激)にどのように変わっていったのか?
十字軍による略奪した財を原資として市場拡大→私権の拡大可能性が開かれた結果、欲望否定(封鎖)から欲望肯定(刺激)へとパラダイムが転換する。
そして、十字軍遠征開始直後の12世紀には、ギリシアの文献、とりわけアリストテレス自然哲学の翻訳運動がものすごい勢いで始まるが、これも欲望肯定の正当化の根拠を欲望肯定時代(ギリシア時代)に求めたからだと考えられる。

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  投稿者 staff | 2012-07-16 | Posted in 13.認識論・科学論4 Comments » 

世界の運命は中央アジアが握る! ロシア編⑤~ロシア最強のリーダー” ウラジーミル = プーチン “とは何者か!?

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著者:北野幸伯
 前回の記事「世界の運命は中央アジアが握る! ロシア編④~ソ連を崩壊させ、ロシア新興財閥を育てたロスチャイルド~」では、ソビエト連邦崩壊過程における国際金融資本家の存在とその戦略、ロシア人の金貸しに対する「恨み」の意識について言及し、ロシア人=プーチン、ロスチャイルド財閥、ロックフェラー財閥の三つ巴の争いに突入すると結論づけた
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 今回の記事「世界の運命は中央アジアが握る! ロシア編⑤~ロシア最強のリーダー ” ウラジーミル=プーチン ” とは何者か!?~」では、プーチンが今後展開しようと画策しているシナリオの追求に進む前段として、プーチン本人について着目し、プーチンが絶対的権力を獲得するに至るまでの経緯を明らかにしてゆく。
(なお、今回の記事は、冒頭に紹介した書籍「プーチン 最後の聖戦」を参考図書とし、各所抜粋している。)

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  投稿者 yagu70 | 2012-07-14 | Posted in 09.国際政治情勢の分析8 Comments » 

近代科学の源流4 共同体を破壊した西欧人の死生観に基づいて、宇宙の循環を無視した終末論的宇宙観

「魔術から近代科学へ」シリーズの【まとめ】その4です。
「11.キリスト教→近代科学の時空認識および終末論的熱力学の陥穽」
キリスト教支配下でも残存した魔術的自然観は、ルネサンス期に一気に再浮上し、ニュートンの遠隔作用説→万有引力へと繋がってゆく。
では、キリスト教が近代科学の及ぼした影響は何だったのか?
キリスト教が近代科学に及ぼした影響は、その特異な時空認識と宇宙論である。

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  投稿者 staff | 2012-07-11 | Posted in 13.認識論・科学論11 Comments » 

近代科学の源流3 魔術によって神になろうとした古代~近世の西欧人

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「魔術から近代科学へ」シリーズの【まとめ】その3です。
「5.私権統合の確立と共に思考停止したローマ時代」
「6.ローマ貴族や市民の自我肥大⇒快美収束・妄想収束から広まった、ローマの魔術的自然認識」
「7.キリスト教も近代思想も近代科学も、ゾロアスター教が確立した略奪集団の正当化と他者否定のパラダイムにある」
「8.キリスト教の欲望否定(封鎖)から欲望肯定(刺激)へパラダイム転換が近代思想と近代科学を生み出した」
「9.キリスト教の現実否定の自己欺瞞(自然認識を御都合主義で魔術から借用)」
山本義隆氏著『磁力と重力の発見』「1.古代・中世」(みすず書房刊)を参考にさせていただきました。
共同体を破壊して自我収束したギリシア人は、潜在思念(本能・共認機能)を退化させ、架空観念によってしか自然を対象化できなくなる。その最先端が要素還元主義(原子論・機械論)であるが、それは古代ギリシアの終焉とともに消えてゆく。
ギリシア時代は私権拡大=自我充足の可能性が開かれていたため、自我を原動力とする要素還元主義が広がったが、ローマ帝国以降では私権統合体制が確立し、私権拡大=自我充足の可能性が閉ざされたので要素還元主義は見失われた。
その後、近代になって市場拡大によって私権拡大=自我充足の可能性が開かれると、ガリレイやデカルトらによって要素還元主義は復活することになる。
一方、守護神信仰由来の万物は霊魂を有する生命的存在であるとする物活論→有機体的全体論は自然支配のための魔術となり、ローマ時代~中世を通じて根強く残り続ける。 

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  投稿者 staff | 2012-07-10 | Posted in 13.認識論・科学論11 Comments » 

世界の運命は中央アジアが握る! ロシア編④~ソ連を崩壊させ、ロシア新興財閥を育てたロスチャイルド~

世界の運命は中央アジアが握る ロシア編①~領土拡大の歴史~
世界の運命は中央アジアが握る! ロシア編②~ユーラシアを貫く交易路として、国際金融資本家の思惑が渦巻くロシア
世界の運命は中央アジアが握る! ロシア編③~ソ連を誕生させたロスチャイルド、そこに食い込み実権を握ったロックフェラー
  
これまで見てきたように、ロシア帝国→ソビエト連邦の歴史とは、欧州貴族や国際金融資本家の主導権争いの歴史だったと言うことができる。しかし、ソビエト連邦崩壊過程でも国際金融資本家の意図が大きく働いていた。今回は、そのソビエト連邦崩壊と国際金融資本家との関係を明らかにすると共に、その後のプーチン大統領登場の背景を探っていく。
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  投稿者 staff | 2012-07-07 | Posted in 08.近現代史と金貸し10 Comments » 

近代科学の源流2 ギリシア哲学から近代科学を貫く架空観念への短絡思考→カルト化した素粒子論と地球破壊

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「魔術から近代科学へ」シリーズの【まとめ】その2です。
「3.略奪による共認破壊→恐怖と暗黒⇒自我収束をエネルギー源として架空観念を追求したギリシアの要素還元主義者」
「4.物活論(有機論的全体論)→魔術→ニュートンへ」
「16.近代科学は短絡思考の産物である」
略奪闘争の結果、共同体と共認充足を破壊し自我収束したギリシア人は、潜在思念(本能・共認機能)による直感性能を著しく退化させた結果、人工的な観念によってしか自然を対象化することができなくなった。それが、相対主義や要素還元主義(原子論・機械論)である。
一方で、万物に生命が宿るとする守護神信仰由来の物活論→有機体的全体論は根強く残存し、機械論・原子論にもとづく要素還元主義と、物活論(生命体的自然観→有機体的全体論)は、ヘレニズムの時代に対立が先鋭化してゆく。さらに、近代になって、力についての両者の対立が、重力をめぐってデカルト機械論とニュートン主義者のあいだで再現されることになる。

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  投稿者 staff | 2012-07-06 | Posted in 13.認識論・科学論No Comments »