2012年01月12日

近代科学の成立過程14 ~国家ぐるみの海賊行為のために天文学・地理学は発展した

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 前回(近代科学の成立過程13~自然を機械に過ぎないと看做す機械論的自然観によって自然支配が正当化された
)に引き続き今回は山本義隆氏の『十六世紀文化革命』から「第七章天文学・地理学と研究の組織化」を要約投稿します。
 15世紀になると、西欧の天文学・地理学はアフリカ西岸探検航海と共に大きく発展していきます。「地理上の発見」、「大発見時代」と西欧の視点では言われていますが、発見される土地にはすでに原住民がいて、そちらの立場からは植民地主義的な略奪の始まりとも言えそうです。
 
 まずは、天文学・地理学がどのように発展していったか、その歴史から入っていきたいと思います。
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  投稿者 ginyu | 2012-01-12 | Posted in 13.認識論・科学論2 Comments »