2011年06月07日

次代の社会統合の場を考える③~私権闘争の抜け道が、交換取引の場=市場である~

5%E2%86%90%E3%81%93%E3%82%8C%E3%81%A7%E6%B1%BA%E5%AE%9A.jpg 前回の記事『次代の社会統合の場を考える②~国家と(力の序列共認)とその統合限界~』では、私権獲得を最大の活力源にしながら、固定的な身分制度に基づく収奪よって下層階級の私権拡大の可能性閉ざされるという、武力統合国家の統合限界を扱いました。
 武力支配国家で身分制度が固定されると、税などによって上位者に富が集積し、時間の経過とともに生産財である土地が押さえられていきます。さらに世襲制でその財が親から子に受け継がれれば、上位と下位力の格差広がる一方です。その結果下層階級の私権拡大の可能性は徐々に閉ざされていきます。
今回は、この「上位への富の集中」という結果に応じた可能性収束先として登場した「私権闘争からの抜け道=市場」に焦点を当てていきます。
画像はこちらからお借りしました。
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  投稿者 taka | 2011-06-07 | Posted in 11.世論形成の場、ネットの可能性No Comments »