2010年08月09日
庶民による社会統合気運の高まり その最先端の潮流を探る8 ~公務員制度の問題~
画像はこちらからお借りしました。
国も地方も財政難や全面的な行き詰まりに陥り、多くの人々は先の見えない不安を抱え活力も衰弱しています。(そのような社会にならない為にも)国や地方を統合する役割を担っているはずの公務員は今や特権階級化して自己保身に向かう一方です。むしろ最近の官僚の暴走にみられるように、社会状況を悪化させている張本人とも言えます。
もう一つの問題として、「公務員は手を抜いたらどこまででも手を抜ける」ということが言われますが、これが意味するのは、「監視圧力が働かない、評価圧力が働かない」といった一般社会では当たり前な、真っ当な外圧が働かない特殊な空間に居るということです。
このような自分達の縄張を作り上げて不透明にし、大衆が介入できないシステムが強く形成されたために、全面的に公務員が特権化し、暴走まで許してしまっている状況です。しかし、本来、社会を統合していく課題は、みんなが必要としている(=みんなの役に立つ)最も充足できる課題です。この課題が活力源となるように制度を組み替えていくことは、閉塞を突破するために不可欠です。
そこで本記事では現在の公務員制度の問題を見ていきながら、次回記事と併せて今後どのような制度改革が必要かを追求していきたいと思います。
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