2012年07月25日

共認収束への大転換⇒実現の時代へ(4)~’02年、自我の終焉→加速する同類探索が課題収束を顕在化させた~

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12年以降、いよいよ実現の時代に入りました。人々が社会をどうする?を自ら考え、答えが欲しい、答えを出そうという気運が高まっています。
しかし、この気運はある一つの事象のみによってもたらされたものではありません。’70年の貧困消滅に始まりその後100年をかけて転換(私権原理→共認原理)していくの大きな流れの一部なのです。
 
このシリーズの狙いは、まさに‘70年貧困の消滅に始まる共認収束の大潮流を謙虚に学び、近50年の状況を歴史段階的に読み解くことで、次代の新たな可能性の提示を試みるところにあります
 
今回も前回に引き続き、大きな画期的な年であった’02年を取り上げます。
‘02年、私権拡大の終焉は、収束不全を顕在化させ、私権によって統合された集団を尽く統合不全へと陥らせました。
’02年 私権拡大の終焉
    ↓
①収束不全(集団の統合不全) ⇒ ②脱集団  → 「社会の当事者」になろうとする意識が発現

 
この事象が現在の潮流にどの様に繋がっていくのか、今回の記事では触れてみたいと思います。
 

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<旧い価値意識からの脱却>

しかし’02年、私権拡大の可能性が閉ざされたことによって、ついに自我肥大=自我中毒も自らの誘引先を失い、出口を塞がれて終息する。
従って、’02年の私権の終焉とは、正しくは自我の終息(=自我中毒からの脱却)である
自我は他者否定と自己正当化の塊であり、従ってまた身勝手な要求の源泉である。心底の自我が(否定意識や要求意識もろとも)終息すると、心底が収束不全に陥り、すぐさま共認収束を加速させて次の収束先=仕事課題に収束する。こうして課題収束の潮流が生起した。
                          <5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全

‘90年のバブル崩壊以降、人々の私権への期待は低下の一途を辿りましたが、一方で私権拡大の可能性(これまでの価値意識)を捨てられない人々(自我中毒者)も少なくはありませんでした。しかし、そんな人々の想いも’02年の私権拡大の終焉をもって完全に終息します。これはこれまでの価値意識から脱却したことで’70年から始まっていた根源回帰の潮流、真っすぐ充足できる課題に向かえるようになったことを意味します。
 
<課題収束への流れを確かなものにした同類探索の引力>

この同類探索の引力が、全てに優先する外圧探索の本能に発していることは間違いない。ところが、’70年以降、人類が私権収束から共認収束へと大転換した結果、人類の主要な外圧は、自然圧力から同類圧力(期待や評価あるいは同類闘争の圧力)に転換している
加えて、危機発にせよ、可能性(共認収束)発にせよ、羅針盤となるのは常に同類である。従って、心底に収束不全を孕んだ人々は収束先が見えるまで、同類探索を続けるしかない。
いまや、人々は答え探索⇒同類探索以外に(自由時間に)することはない。それほどに、同類探索は全てに優先する最先端課題になっており、その引力は絶大である。だから、いじめられても同類から離脱できないのは当然だったし、マスコミが第一権力になったのも当然だったのである。
この同類探索こそ、共認収束の先鋒である。そして、この同類探索こそ、絶えず充足できる課題を探索し、原点たる期応充足を課題収束へと上昇させた力の源である
この同類探索の中心的な対象は、同類の期待や考えや評価であり、従って、同類探索とは、本質的には共認探索であるともいえる。そしてその引力は永久に持続するものであって、決して何か一つの課題に収束して終わるわけではなく、絶えず今以上に充足できる課題を探索させ続けている
                    <6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた

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‘70年のパラダイム転換(私権収束→共認収束)によって生起した同類探索は、’02年の収束不全の顕在化を受け、絶大なものとなりました。この現象は、SNSやtwitterの普及率、さらにはマスコミの偏向報道が明らかになってきた近年、より確かな情報を求めて人々がネットに収束していることからも見て取ることが出来ます
参考記事:全てに優先する外圧探索の本能
 
<課題収束する世代の登場>
’70年以降時代を経るごとに高まっていった同類探索の引力、それに加え自我が終焉したことによってみんなで充足できる課題に真っすぐに向かっていきました。このようにして課題収束が顕在化したのが’02年だったのです
同類探索に導かれ、’02年を境に時と共に高まっていく課題収束。その最先端にいるのは、かつてのような強い私権圧力に晒されていない若い世代であり、社会の当事者としてより対象の広い課題へと向かおうとしています
 
参考記事:「役に立ちたい」欠乏の転換
参考記事:仕事の種類は二の次
 
今回の内容を図解にまとめたものが以下になります。
 
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次回はその同類探索によって増大する情報量とそれが引き起こす情報中毒について扱っていきます。ご期待下さい。
 

List    投稿者 yankaz | 2012-07-25 | Posted in 未分類 | 9 Comments » 

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コメント9件

 自立を望む一人 | 2013.10.26 4:59

知らず知らずに、
何かに依存しなくてはいけない生き方に、
飼いならされてしまいました。
依存するから、その弱みに付け込まれます。
自立とは、極力他者に依存しない生き方。
だけど、それは孤立して生きるということではなく。
本当の共生とは、信頼で結ばれた仲間と
末永く生きてゆく方法を、
積み上げてゆくことだと思います。
心の中の権力者への不信感を取り除くには、
その権力に依存しない生き方が、
どうしても必要になるでしょう。
それは、具体的に言えば不買ということです。
言い方を変えれば、『あてにしない』生き方。
大手企業から食料品を含む商品やサービスを購入すれば、
それは、彼らの思う壺。
そして、彼らを太らせます。
御用学者たちに読まれない行動、
それを私たちが実行できれば、
この戦争に、無血で勝利することが出来ます。
おそらく。

 通りがけ | 2013.10.26 9:46

「日本国聖徳憲法」
日本では公務員に信教や政治信条にもとずいて社会的活動する自由はありません。公務員は全体日本国民全員)への奉仕者であり個(教祖)への奉仕は憲法が認めないのです。すなわち公務員であれば憲法の命ずるところに必ず従わねばならぬ職務上の義務があり、自分の心の命じる所に従って「社会的に行動する」自由はないのです。憲法が最高法規第99条によって憲法を擁護し遵守する義務を定めており、この義務に違反すれば刑法で裁きます。
ゆえに公務員身分となれば全身全霊日本国憲法に忠誠を誓い、最高法規99条に従ってつねに唯一絶対の金科玉条として神仏の教え以上にこれを鉄壁に守り抜かねばなりません。
これが第99条に定める「天皇、摂政、国務大臣、国会議員、裁判官、公務員」に課される「ノブレスオブリージェ」であり、日本国憲法へささげたこの誓いをもし破れば日本人なら武士の作法に従い切腹してお詫び申し上げるべきところです。
第9条とともにこの第99条があることで、日本国憲法は人間世界不世出の不滅の至高の平和実現を誓う「和を以って貴しとなす」聖徳憲法となりました。
よって日本では公務員の活動すなわち公務執行においては、信教の自由も政治信条の自由も集会・結社の自由も言論思想芸術活動の自由も衣食住の自由も職業の自由も商売の自由もすべて日本国憲法99条によって厳しく制限されています。公務員は常に個ではなく全体(主権者国民)への奉仕者ですから。
公務員でありなおかつ暴力団構成員であることは許されざる憲法違反内乱罪現行犯です。おなじように右翼左翼政治団体やカルト宗教政治団体の構成員が公務員職に就くことは日本国憲法第99条違反内乱罪です。
カルト宗教政治団体は政治と宗教の分離を定めた憲法の規定にも違反しています。カルト宗教政治団体は存在そのものが日本国憲法99条違反内乱罪で厳しく断罪されなければならない。日本国全体への奉仕者武士道公務員の手によって。

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