2012年07月04日
共認収束への大転換⇒実現の時代へ(2)~’90バブル崩壊→豊かさ期待の消滅~
共認収束への大転換⇒実現の時代へ(1) ~起点となった’70年の大転換~
前回みてきたように、日本人の意識潮流が私権収束から共認収束へと大転換した起点が、ほぼ豊かさが実現された’70年であった。今回はそれから約20年を経た’90年代とは、どういう時代だったのか振り返ってみたいと思います。
戦後40数年を経て高度経済成長を謳歌してきた昭和から後に失われた20年と揶揄される平成に代わった時代が当に‘90年代であった。経済面ではバブルの崩壊から数年のタイムラグを経て、拓銀や長銀、日債銀、山一證券や三洋証券、そごうや第一ホテルなどの大企業が次々に倒産に追い込まれていった。企業の新規採用も大幅に減少し、リストラによる失業者も街に溢れはじめていた。世相面でもオウムサリン事件や酒鬼薔薇事件などの妄想犯罪が頻発し得体の知れない不気味な時代の幕開けも’90年代であった。このように’90年代はバブル崩壊から豊かさ期待消滅の時代でもあった。
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1989年の改元「平成」
オウムサリン事件
では何故バブルが起こったのか?また、何故崩壊したのか?に焦点を絞って振り返ってみたいと思います。
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