2012年07月18日

幕末の思想2 下級武士が尊王攘夷に収束したのはなぜか?

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(画像はコチラからいただきました)
前稿「幕末の思想1 下級武士が西洋思想に収束したのはなぜか?」では、下級武士が西洋思想や近代化に収束していった構造を明らかにしました。
一方、幕末期には『西洋思想(近代化)』と同時に『尊王攘夷論』も下級武士を中心に盛り上がりをみせます。
  
西洋を受け入れる近代化と夷狄(異国民)を排斥する尊王攘夷論。
全く反対の思想なのですが、共に下級武士達が収束し、2つの思想が相まって倒幕運動につながっていきます。
両者には共通する構造があるはずです。それは何か?
 
今回は尊王攘夷論の元となった水戸学を学びながらその共通構造に迫っていきます。

(さらに…)

  投稿者 MASAMUNE | 2012-07-18 | Posted in 04.日本の政治構造9 Comments »