2012年06月26日
江戸時代の思想【まとめ4】 日本の支配体制は天皇制と律令制度or近代制度の接ぎ木?/武家政権は庶民政権?
画像はこちらとこちらからお借りしました。
「江戸時代の思想」シリーズ【まとめ】その4です。
前稿「江戸時代の思想【まとめ3】 試験制度(科挙)の有無が、中国・朝鮮と日本の運命を分けた」から、次のような問題が浮かび上がる。
【1】古代の律令国家も近代の明治国家も、天皇制と律令制度や近代制度の接ぎ木されている。この天皇制と輸入制度の接ぎ木が、日本の支配体制の基本構造ではないか?
【2】鎌倉~江戸時代の武家政権は有能で敵国の戦力を見抜いて策を講じている。かつ民の生活に対する配慮が非常に高いのが武家政権である。このことから考えて、700年に亙る武家政権は、朝鮮出自の支配階級ではなく、庶民政権だったのではないか?
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江戸時代の思想【まとめ3】 試験制度(科挙)の有無が、中国・朝鮮と日本の運命を分けた
「江戸時代の思想」シリーズ【まとめ】その3です。
今回は、日本と中国・朝鮮との違いに焦点を当てる。
まとめると、次の3点になる。
【1】朝鮮出自の日本の支配階級には敗北思考(体裁思考)が刻印されている。
【2】日本では、中国に対する属国意識が幕末には完全に捨て去られた。
【3】中国・朝鮮の科挙官僚は無能で西洋列強の侵略に成す術もなかったが、日本の徳川政権は有能で植民地化だけは回避することができた。
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