2012年04月26日

魔術から近代科学へ9~キリスト教の現実否定の自己欺瞞(自然認識を御都合主義で魔術から借用)~

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ところが、キリスト教の徹底した現実否定は、深刻な自己矛盾を孕んでいました。
キリスト教は徹底して現実を否定した結果、自前の自然認識を持たなかったのです。
しかし、現実には自然認識がなければ生きてゆくことはできません。
例えば、病気になった時には医療が不可欠です。
それに対して、キリスト教はどう対応したのでしょうか?
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  投稿者 staff | 2012-04-26 | Posted in 13.認識論・科学論8 Comments » 

魔術から近代科学へ8~キリスト教の欲望否定(封鎖)から欲望肯定(刺激)へパラダイム転換が近代思想と近代科学を生み出した~

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前回(近代科学の成立過程20~~に引き続き今回は山本義隆氏の『十六世紀文化革命』から「第4章 中世キリスト教世界」の部分を要約投稿します。
ローマ社会において、その語のキリスト教における磁石と磁力に対する姿勢、ひいては、自然力一般の理解の原型がほぼすべて形成されることになった。
第一に、磁石の働きを生物になぞらえて見る生物態的視点、第二に、磁石には物理的な作用があるだけでなく生理的な作用さらには超自然的な能力が備わっているという想念の普及、そして、第三に、自然万有のあいだの共感と反感の網の目でもって自然の働きが成り立っているという自然観の形成である。
そのローマ社会で形成された理解の原型がキリスト教世界ではどのように扱われたのかを見ていきたいと思います。
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  投稿者 KAWA | 2012-04-26 | Posted in 13.認識論・科学論4 Comments »