2012年04月23日

魔術から近代科学へ7 キリスト教も近代思想も近代科学も、ゾロアスター教が確立した略奪集団の正当化と他者否定のパラダイムにある

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「ゾロアスター教寺院の屋根に描かれた善神アフラ=マズダ」
画像はこちらからお借りしました。
前回の記事「ローマ貴族や市民の自我肥大⇒快美収束・妄想収束から広まった、ローマの魔術的自然認識」において、次のことを明らかにした。

ローマ時代に、その後のキリスト教中世における自然力、とりわけ磁石と磁力の理解の原型がほぼすべて形成されることになった。それは、
第1に、磁石の働きを生物になぞらえてみる生物態的視点の浸透
第2に、磁石には物理的な作用があるだけではなく、生理的な作用さらには超自然的な
    能力「魔力」が備わっているという想念の普及
第3に、自然万有のあいだの共感と反感の網の目でもって自然の働きがなりたっている
    という自然観の形成

では、この「魔力」、あるいは「共感と反感」とは、どのようなものだったのだろうか?
今回は、それを追求します。
いつも応援ありがとうございます。

(さらに…)

  投稿者 staff | 2012-04-23 | Posted in 13.認識論・科学論16 Comments »