2010年09月12日
特権階級の世界と大衆共認の世界を繋いでいたもの(3) 近代~’70年までの豊かさ期待
1963年新政策発表演説で所得倍増論を述べる池田勇人首相
画像はこちらからお借りしました。
「特権階級の世界と大衆共認の世界を繋いでいたもの(1)~武力支配時代の秩序期待」では、武力支配の時代においては、全社会的な秩序期待こそが、支配階級・特権階級と大衆の世界を繋ぐ紐帯だったことを述べた。
では、近代における全社会的な期待は何だったのか?
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特権階級の空中浮遊とは、どういうことなのか?(2)~戦後日本の意識潮流とマスコミの第一権力化
ザ・力道山より画像をお借りしました。
先日8/10のなんでや劇場「金貸しとその手先(特権階級)の思惑は?」では、「特権階級の空中浮遊」という新たな捉え方が提起されました。
そこで、「特権階級の空中浮遊」とはどういうことなのか?その本質は何か?を紹介するシリーズの第2回です。
第1回は「特権階級の空中浮遊とは、どういうことなのか?(1)~特権階級の世界と大衆の世界の断絶と接点」というテーマで紹介しました。
今回の第2回は、特権階級の空中浮遊とは、どういうことなのか?(2)~戦後日本の意識潮流とマスコミの第一権力化について紹介したいと思います。
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学生でもわかる『闇の支配勢力の抗争史』~第3話~ 商人貴族の登場
http://community.platinumserai.jp/event/article/4b0e75c3c9c3
こんにちは!!シリーズ第3話を担当させてもらいますYUです。理系の大学3回生です!わかりやすく伝えていきたいと思います!
前回の話から明らかなように、一部の商人は国王や貴族に大きな影響を与えるほどに力をつけてきました。今回は商人化した貴族を紹介します!
今回の内容はロスチャイルドの登場と関わっています!楽しんで読んでください。
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特権階級の世界と大衆共認の世界を繋いでいたもの(2)~金貸し支配⇒三権分立が特権階級の暴走を可能にした
「特権階級の世界と大衆共認の世界を繋いでいたもの(1)~武力支配時代の秩序期待」では、武力支配の時代においては、全社会的な秩序期待こそが、支配階級・特権階級と大衆の世界を繋ぐ紐帯だったことを述べた。
では、近代はどうなったか?
その前提として、近代になって制度がどう変わったのかを明らかにしておく必要があるだろう。
立正大学阪口大和氏の論稿「現代社会の権力構造(6)立正経営論集(2005年12月)」から引用する。
この論稿の趣旨は、三権分立制度の建前は、それによって権力集中の弊害を除けると仮定しているが、現実には、主権在民の幻想のもとにある立法府の弱体化と行政府(含む軍部) の制度的暴走が止められない。金貸し支配にとって都合の良い制度、それが三権分立をはじめとする民主制度だということだ。
阪口大和氏
画像はこちらからお借りしました。
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人々の意識⇔国家(制度)③~略奪闘争と国家成立の起源~
●パンドラの箱→こちらより画像をお借りしました
国家誕生の歴史を紐解き、人々の意識と国家(制度)の構造に迫る、「人々の意識⇔国家(制度)」シリーズ第三弾です 😀
前回の記事(人々の意識⇔国家(制度)②~人類最初の略奪闘争(戦争の起源)~)では、人類最初の同類闘争=略奪闘争について扱いました。
今回は、国家の成立と略奪闘争の起点となった性的自我について遡っていきたいと思います。
特権階級の空中浮遊とは、どういうことなのか?(1)~特権階級の世界と大衆の世界の断絶と接点
映画「激突!」より
暴走するタンクローリー車・・・暴走する特権階級の末路も、この映画のようにラストシーンのようになるのでしょうか?(画像はこちらからお借りしました)
先日8/10のなんでや劇場 「金貸しとその手先(特権階級)の思惑は?」では、 「特権階級の空中浮遊」という新たな捉え方が提起されました。
「空中浮遊」・・・その先に待っているのは、奈落の底への転落であり、制度上彼らが社会統合を担っている以上、このままでは社会秩序の崩壊に向かって我々大衆も巻き込まれ、一直線に転落していくしかありません。
そこで、本シリーズでは、今後12回に渡って、この「特権階級の空中浮遊」とはどういうことなのか?その本質は何か?を考えてみたいと思います。
学生でもわかる『闇の支配勢力の抗争史』~第二話~
こんにちは。
第二話は大学三回生である僕(SIMO)が担当します 🙂
僕はほんの最近まで中学・高校で学校教育の歴史を学んできましたが
先日のなんでや劇場で新たに知った歴史事実は
聞いたこともない新しいものでいっぱいでした。
ぜひこのシリーズ投稿を通じて、より広くこの事実を読者のみなさんに知ってもらえたらと考えています。
第二話では前回の投稿を受けて、「闇の支配勢力の起源」を扱います。
せっかくなので、今回は学生の視点で、
『学校の教科書で習う(表の)歴史』と『その裏側の歴史』
を対比させながら追及していきたいと思います。
国の借金900兆円どうなる!?~番外編~利息をとる行為は脱法の歴史?
「国の借金900兆円どうなる!?」シリーズ
【シリーズの題名と主な項目】
シリーズ1.日本財政の現状は?
1.日本財政の現状
2.日本財政の今後
3.日本が潰れないのはなんで?~国債引受先とその本質~
シリーズ2.家計が国債を引受けられるのはあと何年?その先はどうなる?
シリーズ3.日本国債=日本財政の命運を握るのは?
○では、さらなる新規国債を「誰が」買うのか?
○海外の金融機関が日本国債保有を増やしていった時、為替レートが円安に反転すれば、
どうなるか?
○こうなると、政府すら救済しようのない危機局面に入っていく。
○国家財政を市場が監視する構造
国の借金900兆円どうなる!?~番外編「Q&A」集~
Q.借金し始めたのは、いつから?なぜか?
Q.これ以上、政府が借金しないようにするには、どうすればいいの?
Q.国民は国の借金の事をどう思っている?
Q.国の借金900兆円が大丈夫と言われているのはなんで?
Q.直近の経済政策はどうなっている?→結局、補助金で「無理やり消費」
Q.製造業の生産量を減らせられないのはなぜか?⇒どうする?
国の借金900兆円どうなる!?~番外編~「紙幣」は利息が付かない借用証書
前回の番外編
「紙幣」は利息が付かない借用証書より
「政府にとっての国債」と「中央銀行にとっての紙幣」は、同じ負債性の証券であるにも関わらず、『利子が付くか付かないか』という大きな違いがあります。
銀行から(利子が付く)国債を買い受けた日銀は、小額の利子が付かない紙幣という形にして、銀行に戻しているとも言えます。
一方では利息を払わなければいけない国債を発行する政府と、一方では利息を払わなくてもいい紙幣を発行する中央銀行。70兆円規模で(銀行を介して)政府と日銀でやり取りされている証券で、日銀は一方的に利息を得て、政府は一方的に利息を払わざるを得ないのが現状だということです。
この構造の中で、政府が累積させる債務を、返済することができるのか、非常に疑問です。
というわけで・・・・行き着くところ、「利息」というその仕組みそのものが怪しく、これこそが諸悪の根源とも思えてきました。
そこで利息の歴史を調べてみると結構面白い事実が見つかりしました。
今回は国の借金900兆からは少しそれますが、より根源的な意味で「利子」の歴史を探ってみます。
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特権階級の世界と大衆共認の世界を繋いでいたもの(1)~武力支配時代の秩序期待
8/10なんでや劇場「金貸しとその手先(特権階級)たちの思惑は?」では、「特権階級の世界と大衆共認の世界が断絶し、特権階級は空中浮遊している」という新たな捉え方が提起された。そして、断絶した世界の接点は社会共認の形成であるが、暴走する特権階級が大衆の側に歩み寄る可能性はゼロであって、大衆の側から接点をつくるしかない。つまり、充足共認や企業の共同体化という身近な次元から「日本や世界をどうする?」という社会的な次元にまで大衆共認がジャンプアップできるかどうかが課題となる。
では、特権階級と大衆共認の世界が最近10~20年間で断絶したのは何故なのか?
逆に言うと、それ以前は、特権階級の世界と大衆共認の世界はどのようにして結びついていたのかを考えてみたい。
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人々の意識⇔国家(制度)②~人類最初の略奪闘争(戦争の起源)~
国家誕生の歴史を紐解き、人々の意識と国家(制度)の構造に迫る、「人々の意識⇔国家(制度)」シリーズ第二弾です。
前回の記事(人々の意識⇔国家(制度)①~私有意識の登場~)では、遊牧部族における父系制への転換⇒私有意識の発現を扱いました。
>他集団から移籍してきた女が母親になると、「自分の娘が移籍する際は肩身の狭い思いをさせたくない」「持参財(家畜)は少しでもいいものを」という親心が芽生え、男たちにもっと家畜を増やすように、そしてその為にも縄張りを拡大するように期待するようになっていきました。
この期待は必然的に集団内の蓄財意識を生み出し、各遠征集団の意識は「自集団の利益第一」へと変貌しはじめます。まさに集団の「私有意識の登場です。そうなると、部族内の集団間に利害対立が生じ、集団を統合していくためには「力の原理」で封じ込めて制圧するしかなります。
そして、「自集団の利益第一」へと変貌した遊牧部族間での警戒圧力が高まる中で、ついに人類最初の同類闘争=略奪闘争の幕が切って落とされることになります。
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