2010年05月31日

統合機運の基盤~自由空間(中世都市)の拡大に都合の良い法解釈から始まった大学

「キリスト教(内面と外面の使い分け⇒面従腹背⇒自我の温床空間)」では、ヨーロッパ世界における自我・私権収束⇒近代思想の騙し構造の原点は、キリスト教の内面と外面の使い分け⇒面従腹背⇒騙しの正当化→自我の温床空間の蔓延にあったのではないかと述べたが、11世紀まではこの自我の温床空間は、頭の中だけの自由空間にすぎなかった。
ところが国家権力を凌ぐ共認権力と化した教会を金貸しが買収し(「国家VS教会の対立が秩序不安定化の原点」参照)、次いで、十字軍遠征による掠奪と交易によって商業(投機)貴族化した欧州貴族と金貸したちは、国家(皇帝)権力に対する(自我・私権の)自由空間を現実世界に作り上げることに成功する。それが中世ヨーロッパの都市である。
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イタリア-フィレンツエ
画像はこちらからお借りしました。
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  投稿者 hongou | 2010-05-31 | Posted in 12.現代意識潮流3 Comments »