2010年05月06日
自主管理への招待(3) 生産から離脱させ、消費へと逃避させるだけの近代思想
人々の生活は生産と労働によって支えられています。そして、その生産様式に応じる政治や制度によって規定されます。
したがって、社会を規定する生産の「様式」と、日々の生活を規定する生産の「関係」のあり方を考え、提示していくことこそが、社会ひいては日々の生活をかえていくことになるのです。
と、前回はここまで扱いました。
一方で私たちはどうでしょうか?
「労働はお金を得るための手段である」なんて考えの人はいませんか?
もしそうだとしたら、近代思想にかなり毒されています。
アダムとイブの禁断の果実の話は有名ですが、もともと西洋の近代思想には労働は罰であるという考え方があるようです。
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