2012年04月24日

共同体企業ネットワーク理論勉強会テキスト(8)~大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機 ~

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共同体企業ネットワークの理論勉強会のテキストシリーズも、8回目となりました。
 
初めて本ブログを読まれた方のために、この理論勉強会の趣旨に今一度触れておきたいと思います。
 
 難局を突破していくための状況判断力を上昇させたい方
 次代の組織力となる人材の活性化と育成方法を模索している方
 一企業の枠組みを超えた協業ネットワークを思案している方
 
 
いかなる状況に置かれても答えを出せる思考法“概念装置”を体得することが目的です。
それは社会の様々な事象を取り上げながら、現代に繋がる最先端の意識潮流を体系的に捉えることで可能になります。
 
この概念装置は経営者、若手を問わず体得すべきものです。
 
★過去の記事はこちらです
テキスト1:これから生き残る企業に求められる能力は?
テキスト2:私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
テキスト3:市場の縮小と根源回帰の大潮流
テキスト4:共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
テキスト5:自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
テキスト6:同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
テキスト7:情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
 
 
さて、今回のテーマは“大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機”です。
人類の人類たる最大の所以は、言葉(観念)を使うところにあります。人類史を通じて観念がどのように使われ、その結果、今どういう状況におかれているのかを明らかにしていきます。
 
 

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8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機より
人類が文字を使った観念思考を始めたのは、私権時代以降である。従って、人類がいまだ観念情報を統合する機能を持ち合わせていないのは当然で、これまで人類は、ほとんど観念思考をしたことがない
原始人は、本能と共認機能をもって大自然を対象化しており、彼らが獲得した観念原回路も、本能と共認機能を駆使して形成されたものである。さらに、その観念原回路を使った精霊信仰も、本能と共認機能によって精霊を対象化しており、決して、言葉を使って対象化したわけではない
文字を使った観念思考は私権時代に始まったが、それは、徴税や法律に代表されるように、主要には、国家の統合者が大衆を観念統合するためである。その後、庶民発の救い期待に応える宗教や、解脱欠乏に応える文芸も登場したが、僧侶や学者や文人など観念思考の専門家は、大半が統合階級の一員となってゆき、それら庶民発の解脱観念も、国家が大衆を観念統合するための道具の一つとして組み込まれていった
その次の市場社会では、市場を支配する金貸しによって生み出された近代観念が、学校教育とマスコミを通じて末端にまで浸透する仕組みが出来上がり、一段と観念支配が進行してゆく。もちろん、ここでも、学者や文人やマスコミ人など観念思考の専門家は、大半が統合階級の一員である。
こうしてみれば、原始以来、大衆はほとんど文字を使った観念思考などすることなく、一貫して現実思考(現実を対象とする本能と共認機能を使った直感思考)で生きてきたといえる。他方、私権時代に始まった観念思考の専門家たち(=統合階級)の作った観念は、一貫して大衆を観念支配するための観念であった。とすれば、根本的な疑問が湧いてくる。
すなわち、大衆にとって観念は必要なのか?という疑問が。
生命は、常に最先端の可能性に収束する。サルは本能の限界を突き破った共認機能に先端収束し、人類はその共認機能の限界を突き破った観念機能に先端収束する。そして人類は、その観念内容を組み換えることによって、環境に適応してきた。
従って、観念機能は、人類の最先端機能であり、本能や共認機能が感取した問題情報は、常に観念機能に先端収束する。
加えて、本能情報や共認内容が互いに有機的に繋がりながら刻々と変化するのに対して、観念機能は単純なデジタル構造で、かつ意識的に追加してゆかない限り、それ自体は動かない。
そもそも、言葉や文字は単なる情報媒体なのではない。人類はサル時代から表情や身振りを頼りにしてきたが、それらの情報を含めて全ての情報は、意識や集団を共認統合するためにある。その統合度を上げるためには、刻々と変化する意識を固定・定着させた方がよい。そのために生み出されたのが言葉であり、さらにその先には言葉よりも一段と固定度の高い文字が生み出された。情報伝達の効率化という効用はその副産物に過ぎない。
従って、最先端に位置する観念(言葉や文字)は、その一つ一つが下部意識にとっての羅針盤の役割を果たしており、定着度の高い不動の観念が下部意識を支配する力は極めて強力である
従って、観念内容を誤れば、人類は滅亡する。
とは云え、古代宗教も近代思想も、すべては現実から乖離した架空観念であり、現実は決してその観念の通りには動かなかった。従って、過去5000年間は、たとえ観念内容が間違っていても、それが直ちに滅亡に繋がることはなかった。現実世界は、私権収束(→私権圧力)によって統合されていたからである。
しかし、私権圧力=古い現実の圧力が豊かさの実現によって衰弱したことによって、現実世界は共認収束(→共認圧力)によってのみ統合されることになった。しかも、その共認圧力は、物的制約を脱した全く新しい同類圧力である。つまり、人類は物的制約を超えた新しい同類圧力のみが現実を形成する、全く新しい時代を迎えたのである
それだけではない。原始時代のように、お互いの表情や気配が感じ取れる単一の集団なら、集団は観念がなくても共認統合できる。しかし、遠く離れた無数の集団によって形成されている超集団=社会は、観念の共認によってしか統合できない
従って、現実=同類圧力そのものを対象化した事実認識(の体系)の共認が、現実を導き、動かしてゆくことになる
もともと人類の最先端機能は観念機能であるが、人類は物的制約を脱したことによって、ついに観念共認によって現実が動く、本来の観念統合の時代に入ったのである。
換言すれば、人類は長い前史を終えて、ようやく人類本来の歴史を刻んでゆく夜明けの時代を迎えたといえるだろう。
ただ、観念とは別に現実が動いていた時代なら、たとえ観念内容が間違っていても現実は崩壊しない。しかし、観念によって全てが動く時代になれば、観念内容を誤れば、人類は滅亡する。
近代観念に支配された結果、自我を暴走させ、その果てに地球破壊と経済破綻の瀬戸際に追い詰められた、現代の人類がまさにそれである。
従って、今ほど、近代観念に代わる新理論が求められている時はない。にもかかわらず、観念思考の専門家たちは、誰一人、新理論の構築に取り組もうとしない。そして大衆は、理論を忌避し続けている。これは、まさに滅亡の構造であるが、それは、夜明けを迎えた人類の産みの苦しみなのであろう。

 
 
 
人類は約200万年前、厳しい極限状況に適応するために共認機能の限界を突き破った観念機能を獲得。その観念機能をもって厳しい自然との対話⇒応合(精霊信仰)を重ね、さらには道具(や火etc)を使うことによって極限時代(約499万年)を生き抜いてきました。
(参考:実現論:へ.人類:極限時代の観念機能
 
 
その後の私権時代(約5000年前以降)には、観念は文字化され、私権闘争の武器として使われるようになっていきます。徴税や法律はその最たる例ですが、庶民発の救い期待に応える宗教や、解脱欠乏に応える文芸ですら、国家が大衆を観念統合するための武器として取り込まれていきました。
(参考:『「文字」によって人は何を失ったのか?2―文字の歴史とその役割』
 
 
さらに市場社会になると、市場を支配する金貸しによって市場拡大を絶対とする「近代思想」が(学者やマスコミを通じて)大衆に流布され、浸透していきます。ここでも一貫して観念が私権闘争の武器として使われています。
(参考:2/5なんでや劇場1 経済学者は物欲と市場の無限拡大に対して何の疑問も抱かなかった
 
  
しかし、’70年、豊かさが実現し、観念共認によって現実が動く、本来の観念統合の時代に入ります。換言すれば、観念内容を誤れば、人類は滅亡するという大きな岐路に直面しているとも言えます。
 
昨年の大震災でその欺瞞性が露になった「原発神話」はその最たる例でしょう。
(参考:あと3年・・・日本に住めなくなる日)。
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他方、世界を見渡せば、相変わらず米国は「グローバリズム」「民主主義」を掲げて戦争を仕掛けていますが、その様相を見ればそれら近代思想=正当化観念が人類を滅亡に導く観念であることは明らかです。
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>現実=同類圧力そのものを対象化した事実認識(の体系)の共認が、現実を導き、動かしてゆくことになる。
 
逆に観念内容を塗り替えることができれば、それによって新たな可能性を切り開くことができるのです。
類グループが開催する理論勉強会がまさに、近代観念にかわる新理論を構築するための「概念装置」を体得するための場となります。
 
旧来の考え方(近代観念)を超えて、次代の可能性を模索したい方には、ぜひ一度ご参加いただければと思います。

List    投稿者 nishi | 2012-04-24 | Posted in 未分類 | 8 Comments » 

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コメント8件

 国民の生活が第一は人づくりにあり | 2013.05.28 23:19

株式市場乱高下や(いいね日本)で無能な大臣が国内向け発言、原子力研究開発機構の改革もマスコミ向け

 麻生財務相もギリシャ問題で世界経済が危機的状態に落ちった時には何仰らなかったのに、日本での株価乱高下では自動プログラムで高速売買を繰り返す超高速取引が原…

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